見出し画像

ラジオに救われている

最近、ラジオを聞く時間がグッと増えている。育児に専念していると大人と喋りたくなる、という話は本当だったようで、私はその欲求をラジオを聞くことで満たしている。

我が家に赤ちゃんが来て数ヶ月、夫は2ヶ月ほどの育休を終え、この春から仕事と家事・育児との両立が始まった。私はもう暫く休職し、日中の家事をこなしつつ赤ちゃんと猫と過ごす、人と話さない日々になった。

まだ首も座らない赤ちゃんを抱えていると、遠くても片道15分の病院に行く程度。毎日の行動範囲は、近所の公園へのお散歩や駅前までのちょっとしたお使いといった、狭い世界に留まっている。

子供の成長は目覚ましく、毎日発見がたくさんある。やることも多い。しかし刺激的な毎日かと聞かれると、ちょっと違うと思う。私はどちらかというと活動的で、スケジュール帳が埋まっているほうが安心する性分だから、尚更そう思うのかもしれない。だから夫の帰宅がいつも待ち遠しいし、母に手伝いと称してお喋りに来てもらったりする。隙間時間に本を読むことも増えた。

しかし、それだけでは日中の寂しい感じは拭えない。とにかく外的刺激が足りないのである。そこで、ラジオを流して過ごす。哺乳瓶を洗いながら、授乳しながら、掃除しながら、ラジオをBGMにする。

ニュースや音楽番組よりも、お喋りメインのラジオが気楽で良い。カフェで隣のテーブルの会話を盗み聞きするみたいな感じだ。

特にTBSラジオの「ハライチのターン」は、澤部がフリートークで子供の話をしてくれることもあって面白い。オードリーのオールナイトニッポンも毎週楽しみにしている。芸人さんの話は必ずオチがあって笑えるから、良い気分転換になる。芸人ではないが、星野源のオールナイトニッポンもリスナーとのやり取りが多くて楽しい。

TVと違い、ラジオは視覚を奪わないので、家事・育児との相性が良いと思う。音だけで伝えてくるので番組進行のテンポも良い。パーソナリティの人達も、TVよりのびのびと喋っている感じがしてそれも心地よい。そして何よりも、リスナーからのコメントやツッコミといった掛け合い、お便りから無限に話題が広がっていく様が楽しい。

元々、私はラジオを聞く習慣はほとんどなかった。せいぜい作業BGMとして音楽番組を流す程度だった。それが今では毎日radikoで色んな番組を探して聞きまくっている。子育てをしているお陰で広がり始めた新しい世界である。

#エッセイ #ラジオ #子育て #育児 #育休 #ハライチ #星野源  #オードリー #オールナイトニッポン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?