見出し画像

レジリエンス恋愛塾.6ー意外⁉︎ レジリエンスも「見た目が9割」⁉︎

こんにちは、メンタルケア心理士・恋愛カウンセラーの櫻麻 莉子さくま りこです。
恋愛力を高め、折れない心をつくる『レジリエンス恋愛塾』。
6回目の今回は、心のレジリエンスと実は密接に関係している「見た目」について。ちなみに、今回のお話は外見の良し悪しがどうの、という話ではありません。自分の脳を良い形でダマすためのセルフブランディング、ビジュアルイメージづくりのお話です。

「強い女」イメージの歌姫は本当に強いのか

あなたは、自分の”見た目”が好きですか?

人には、大きく分けてふたつの見た目があると思います。
ひとつは、父母から受け継いだDNAが色濃く現れる、生まれたままの純粋な外見的特徴という意味での見た目。
もうひとつは、ファッションやメイク、髪の色や姿勢など、”自分の手によって”得た後天的な見た目です。

ひとつめの、圧倒的にDNAに支配される先天的な見た目に関しては、これは整形でもしない限り、いかんとも変え難いものです。
ですが後者の見た目は、自らの裁量に委ねられる部分が圧倒的です。

加えて、堂々とした態度、空に向かってピンとまっすぐ伸びた姿勢、ゆったりとした呼吸。
これも後から努力やトレーニングで十分身につけられるものです。

姿勢をよくする。
堂々とふるまう。
腹式呼吸で呼吸を安定させる。

『おぬし、さては……。とんでもなく自分に自信を持っているな……』
そんなふうに感じさせる人たちは、だいたいコレをやっています。

もちろん、持って生まれた気質として、自然にできている方も多いでしょう。

でもこれ、本来はそんな性質ではなかった人の中にも、トレーニングで身につけた方も多いはずです。
特に、芸事の世界でそれなりのメンタル&フィジカルのトレーニングを受けてきた方なら、おわかりになる方も多いかと思います。

いわゆる「強い女」イメージでブランディングしている歌姫、を例に挙げるとわかりやすいでしょうか。

ビヨンセ、安室奈美恵、倖田來未、ジェニファーロペス、レディガガ……etc.

彼女たちが、そういったトレーニングを受けたかはわかりません。
ですが、本当にメンタルが生まれつき圧倒的に強いツワモノ揃いなのかといえば、一概にそんなことは言えないと思います。

実際に、ここに挙げた歌姫の中だけでも、たくさんのつらい想いをしてきた過去があったり、難病を抱えたりしている方もいます。
それでも、わたしたちの前ではしっかりと背筋を伸ばし、どんなことが起きても動じないパフォーマンスでブレない芯の強さを感じさせてくれる。

これは、〈外側のイメージ〉に彼女たちの〈現実的内面〉が支えられている側面があるからこそ、実現可能なことなのではないかと思うのです。

イメージは意外と大事です。
もちろん人間は多面体。
強いイメージの人が実はナイーブ、なんていうことはよくあること。

それでも、”自分は他者から◯◯にみえている”と強く自覚し、意識し続けるとどうなるか。

例えば、強くてカッコよくて、何があってもCOOLに生きていく…というように。

するとどうでしょう。
自分自身の脳さえもがそのイメージに騙され、そのようなふるまい、考え方がフィットするようになるのです。

たかが外ヅラ、されど外ヅラです。
そこから、内面に変化を与えることも可能なのです。


セルフイメージの設定で「自尊心」を高める

一般的な世界でも、同じことがいえるのではないでしょうか。

例えば、仕事で。
例えば、婚活で。

人目を惹くセンスの良いファッションを着こなし、堂々とした姿勢、ゆったりした呼吸で落ち着いて会話している人を目の前にした時、どんな印象を受けますか?

信頼できる。
素敵。
安定感ある。
自信ありそう。
落ち着いてるな。
大物感あるな。
メンタル強そう。

いろいろな印象を受けると思います。

ここでいう「人目を惹く」=派手め、ということではありません。
品があり上質感のあるもの、その人のDNA的見た目をサポートし、底上げしてくれるようなセンスの良いファッション、と考えてみてください。

あなたがもし、自分に自信がなくて「どうせ私なんて」と思ってしまいがちなら特に、この方法はとっても有効です。

一般的に、心の回復力、立ち直り力ともいわれる「心のレジリエンス」の働きは、自尊心が高いか低いかによっても左右されると考えられています。

自分の持って生まれた外見をサポートし、底上げしてくれ、なおかつ好みのファッションを身につけること。
メイクならば、素顔のパーツの長所を強調し、短所をカバーしてくれるようなテクニックを身につけること。

これを実行するためには、まず第一に、自分のスタイルや顔の持つ「強み」と「弱み」を徹底的に直視することになります。

「強み」は、出来るだけ多く把握して、どんどん伸ばす。
「弱み」を把握したら、上手なカバー方法を知り、学ぶ。

特にファッションやメイクに興味がなくても、「どんな服が似合うだろう」「どんなメイクが似合うだろう」と考えることそのものが、”自分の強みを知ること”につながります。

自分の強みを知ると、その分だけ自信が持てるようになり、堂々と振る舞えるようになる。

自信が持てると、トラブルが起きても落ち着いて堂々と冷静に対処でき、それによって問題解決能力が向上する。

うまく問題に対処できるようになると、心の回復=レジリエンス機能が高まり、人生のHAPPY度も上がる。

自分なりのセルフブランディング、ビジュアル設定をしたら、まずは外側から、服やメイクとイメージに寄せてみる。
自分が「強み」と思うものに、最初は根拠なんてなくても良いのです。
そして、そのビジュアルにふさわしい自分として「そうするのが当たり前」かのように振る舞うこと。

人間性は後からゆっくりついてくる

じゃあ結局、外見なの?
人間性が大事なんじゃないの?
人間の本質ってなんなの?

そんなふうに思われる方も多いと思います。

では、”人間性”とはなにか。
この、いわゆる”本当の私”といわれるものだって、本当はあなた自身がつくれるものです。
つくることが可能というより、あなた自身でしか作ることができないものです。

人間性は顔に出てしまうもの、とはよく言ったもの。
『いつもいつも悪口やイジワルを言っていると、口もとがイジワルな形になってしまうんだよ』なんていうお話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

内面の人間性が顔の表情に出るのならば、あなたが「なりたい」と願ったイメージによる表情は、あなた自身の外見を形成するパワーだってある。

そんなふうにも言えると思うのです。

人には、多かれ少なかれ、その内面に抱えた葛藤やコンプレックスがあります。
それをどう乗り越え、自信を持って『これが私です』といえるようになるのか。

自信のなさや落ち込み、またそこからの立ち直りの遅さを乗り越える方法はたくさんあります。
知識や教養を身につけること、人に優しくできる心を磨くこと、自尊心を高めて心にゆとりを持つこと……etc.

そして、外見=外ヅラを設定することも、そのひとつです。

脳(潜在意識)のなかにイメージをインプットすることが大事、というお話を以前書かせていただきましたが、ここでも、それを十分に活用してください。

眠る前の瞑想(メディテーション)で目を閉じ、自分の理想のイメージを自由に思い浮かべるのも良いでしょう。

私の持つ長所は存分に生かされていて、弱点は完膚なきまでにカバーされている。

『私の好きな、私のめざした自分がそこに存在している』。

だから背筋をまっすぐ伸ばし、誰に対しても自信を持って堂々と振る舞える。

その落ち着いた態度からは、心のゆとりや穏やかさ、優しさも感じられる。

何が起きても、私が私である以上、きっとだいじょうぶ!

「きっとだいじょうぶ!」
そう心から思えたなら、あなたの心のレジリエンス機能はだいぶレベルアップしています。

あなたを支える、外側のセルフイメージ。セルフブランディング。
いつかそれは、”根拠のない自信”なんかじゃなく、あなたの内側から滲み出る、本当の魅力や自信に育っていくはずです。

魅力がゼロ、いいところなんて全くない! なんていう人なんて、いない。
少なくとも、私の半世紀弱の人生の中で知る限り、これまで出逢ったことがありません。

ただ、自分には魅力が無い、と思い込んでいる方はたくさんいます。
その、自分自身すらまだ気づいていない、あなたの魅力に気づくことが一番大切。
誰に褒められなくても、認められなくても、いいんです。

セルフブランディング、セルフイメージづくりをする道の途中で、それに気づくことが、むやみやたらと傷つかないメンタルづくりの第一歩なのかもしれません。

私って、魅力ないのかな、って悩んでいる人に、大好きな「自省録」のなかの言葉を書いておきます。
これ以外にも、つらい時の心の救いになる言葉がたくさんあるので、よかったら読んでみてください♡

エメラルドは人に褒められなくてもその価値を失わない。

マルクス・アウレリウス「自省録」

あなたの魅力が、この限りある人生の中でキラキラと輝き出しますように……♡


ここまで読んでいただき、ありがとうございました♡
よろしければ、スキ❤︎&フォローしていただけたら嬉しいです♪
櫻麻 莉子(Rico Sakuma)
↑カウンセリングご予約はこちらをCLICK♡


この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?