保護者編 ASDと子育ての悩みの実態1
今回は、ASDの子どもの保護者が「子どものASD特性に関する困りごと」について、どんなことに困っているのか具体的にお話します。
【一見、他の子どもと変わらないため、発達特性が理解されにくい】
外見上ではASDということが分からず、特性や困りごとが理解されにくいことや、発達障害とひとまとめにされてしまうことなどで、ちゃんと一人一人の特性を見てもらえていない、適切なサポートを受けにくいという悩みがある。
例) 見た目は普通、空気も読める、一般には真面目に見られる。その為、周りからは親が過保護で心配症と言われてること。見た目が普通でも、アスペルガーで毎日ストレスがMAXなことなど理解してもらいたい。
【行儀が悪く見られたり、保護者に原因があると思われてしまうことも】
挨拶が苦手だったり、独り言が多かったりすることで、周囲から「変な人」という風に見られてしまうことも。そしてそれらの原因が保護者の対応にあるという捉えられ方までされてしまうことが、悩みにつながっている。
例)はたから見たら、性格と躾の悪い子供だと思われていると思うが、そうではなく、それは先天的で治らない、矯正できない、ということを理解してほしい。
【近親者からも理解が得られず、ストレスを抱えてしまう】
近親者を含め周囲からの理解が得られにくいことで、ASDの子どもの保護者が誰にも相談できずに悩みを一人で抱え込んでしまうという問題もある。その結果追い詰められてしまい、ストレスをためてしまうことも。
例)夫はよく理解しているが、祖父母には全く理解してもらえず、息子特有の特徴に合わせた私の対応を批判ばかりし、説明してもわかってもらえずストレスをかかえている。
【専門家でない人からのアドバイスにうんざり】
例え悪気はなくても、ASDに正しく理解のない人から「こうしたら」「ああしたら」と言われてしまうことに疲れてしまうという声も。過度の干渉も、ASDの子どもの保護者を追い詰めてしまうことがある。
例)うちの子は中度~重度の自閉症、知的障害なので内容を伴った会話ができない。それに対して「こうすればいいんじゃない?」とアドバイスされる事がある。口頭でアドバイスされるようなことはとっくに試しているので、精神的に余裕が無いときにはうんざりする。
他にもまだまだたくさん保護者の方の悩みがあるので、続きはまた次回もお話します。
障害児教育に興味を持っている方ぜひ『いいね❤️』を
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