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Lilaclavender
2024年6月13日 09:00
座長が映ると今回は久しぶりに、そうイライラせず見られた。制作陣が故意に貶めて描く方針のキャラクターが登場しなかったためだろう。道長の言動もようやくブラック化してきたし。やはり道長には父親以上の「ワル」になってもらわなければ。越前の松原客館や国府における、宋人や地元の役人たちの思惑の交錯も、それなりに見ごたえがあった。昔の大河ドラマならばメインパート扱いになるところだろう。異文化との出会いや、
2024年6月10日 09:00
春はあけぼの。夏は夜。秋は夕暮。冬はつとめて。『枕草子』冒頭の、あまりにも有名な言葉である。有名になりすぎて、『枕草子』はそれだけかと思っている人は、数ヶ月前までの私自身も含めて、少なくないだろう。改めてこれらの言葉を見ると、各々の季節において「より短いほうの時間帯」に風趣を感じる心が伝わる。長いのは好きでないのだ、いろいろな意味で。あけぼの、すなわち夜明けの薄明は忍び足のよう
2024年6月3日 06:00
感涙にむせびたかったけれどウイカさんが「現時点での一生のお願いです。」と勧めていた「光る君へ」第21回。『枕草子』起筆が描かれた。本来ならば「感慨無量」と涙するところだが、なんでまひろ発のアイデアにするのかな~。まずそこでしらけてしまう。作劇上やむを得ず、為時宅で油を売っている場面から発展させたいのならば、せめて清少納言が自ら思いつく筋書きにしてほしかった。たとえば…中宮が懐妊
2024年5月14日 09:00
はじめにお礼ですSNSを見ていたら、「光る君へ」第17回・第18回についての本noteレビュー記事を紹介している方がいらっしゃった。過分にも、好意的なご感想をいただけていた。no nameさん、この場を借りてお礼申し上げます。お目に留めてくださりありがとうございました。平安時代や文学作品についてのわが知識は、はるか遠い昔の受験生時代のままで止まっています。今回大河ドラマで平安時代中期を取
2024年5月4日 10:00
ドラマで作ってくれないのならば「光る君へ」では、『枕草子』のエピソードをあまり取り上げてくれないみたい。宣孝御嶽詣での時は期待したが、あれはまひろにも関わる話だから採用したということなのか。そもそも藤原道隆一家の描き方が雑過ぎ、下げ過ぎと感じる。貴族の傲岸ぶりは道長政権になってからもそう変わらないと思うが…。嘆いていても詮なきこと。ドラマで作ってくれないのならばnoteで書こう。スキの数など
2024年4月24日 10:00
1030年ごしに窘められる今回は「光る君へ」関連番組から紹介する。まずは2024年4月20日放送「土スタ」。藤原道隆役の井浦新さんがゲストで登場。お話に入る前に流れた、番組スタッフが編集したダイジェスト映像「藤原道隆の歩み」は、主役がほとんど登場しないにもかかわらず見ごたえ十分。さすがは大河ドラマである。井浦さんは「歩くマイナスイオン」と形容されていた。ひと目見るだけで穏やかで優し