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小説置き場

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2024年2月の記事一覧

短編小説「君と貴女」

短編小説「君と貴女」

「おかえり、紗遊(さゆ)さん」

またコイツは勝手に・・・。
夜遅く仕事から帰ってみたら、ベランダに立っている男。
仕方なくベランダの鍵を開け、その男を不本意ながらも招き入れる。

「そろそろ不法侵入で訴えるわよ、巳継(みつぐ)君」
「俺だって素直に自分家帰りたいんだよ。でもさぁ、そうなると、俺の貞操がやばいと言うかさ」
「大丈夫よ、男の貴方が妊娠する事はないから」
「酷いです紗遊さん!」
「珈琲

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有料小説『愛言葉を贈らせて』

有料小説『愛言葉を贈らせて』

突然の告白から始まる愛模様。
無邪気な言葉の裏にある、優しい企み。
大好き!が溢れたお話です。

第一章『告白ゲーム(藤堂朔視点)』

今日で11月も終わりか。
なんてぼんやり思いながら、人気のない路地裏の道を歩き、帰路に付いていると。

「初めまして、藤堂朔くん。私、杉原衣と言います。四葉女学園の3年です」

眼鏡を掛け、癖のあるロング髪を靡かす女性に声を掛けられた。
すみれ色のリボンに、白を基

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短編小説『魔族領地の平和の為、剣士様にはお帰り頂きたい』

短編小説『魔族領地の平和の為、剣士様にはお帰り頂きたい』

見知らぬ姫様、絶対にお助け致します。
そして、謝礼金をたんまり貰い、のどかな生活をしながら一生を過ごす。

王様より国全土に渡り、知らせが入ったのはほんの10日前の事。
何でも、悪鬼魔王に末姫が攫われたとの事。救い出せたものには何でも褒美を下さるそうだ。
俺は一応、なんの成り行きか、この国の5剣士の一人に選ばれてしまい「氷」の名証を貰った。言っておくが、俺の意思ではない。
目の前で悪行が次々起こり

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