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愛宮
2024年2月1日 19:59
「おかえり、紗遊(さゆ)さん」またコイツは勝手に・・・。夜遅く仕事から帰ってみたら、ベランダに立っている男。仕方なくベランダの鍵を開け、その男を不本意ながらも招き入れる。「そろそろ不法侵入で訴えるわよ、巳継(みつぐ)君」「俺だって素直に自分家帰りたいんだよ。でもさぁ、そうなると、俺の貞操がやばいと言うかさ」「大丈夫よ、男の貴方が妊娠する事はないから」「酷いです紗遊さん!」「珈琲
2024年2月27日 20:30
突然の告白から始まる愛模様。無邪気な言葉の裏にある、優しい企み。大好き!が溢れたお話です。第一章『告白ゲーム(藤堂朔視点)』今日で11月も終わりか。なんてぼんやり思いながら、人気のない路地裏の道を歩き、帰路に付いていると。「初めまして、藤堂朔くん。私、杉原衣と言います。四葉女学園の3年です」眼鏡を掛け、癖のあるロング髪を靡かす女性に声を掛けられた。すみれ色のリボンに、白を基
2024年2月19日 16:00
見知らぬ姫様、絶対にお助け致します。そして、謝礼金をたんまり貰い、のどかな生活をしながら一生を過ごす。王様より国全土に渡り、知らせが入ったのはほんの10日前の事。何でも、悪鬼魔王に末姫が攫われたとの事。救い出せたものには何でも褒美を下さるそうだ。俺は一応、なんの成り行きか、この国の5剣士の一人に選ばれてしまい「氷」の名証を貰った。言っておくが、俺の意思ではない。目の前で悪行が次々起こり