キャリア採用者はなぜ馴染めないのか
こんにちは、しがサラです。
私自身、転職経験者ですが同じキャリア採用者の中でもすぐに職場に馴染める人と、なかなか馴染めない人がいます。
本人がいくら優秀であっても、馴染めるかどうかというのは別の話です。
せっかく能力があっても、職場に馴染めずに上手くコミュニケーションをとれなかったら宝の持ち腐れです。
では、何が原因で職場に馴染めないのか。
本人起因によるものと会社起因によるものに分けて考えてみます。
解説していきます。
1.本人が原因の場合
1.1 自ら話しかけない
やはり、どんなに仕事を完璧にこなす人でも自分から話しかけないことには、どのような人物か分かりません。
相手から話しかけられるのを待っている人は、新しい環境に馴染むまでに時間がかかりやすいでしょう。
多くの場合、職場内ではすでに人間関係ができています。
新しく入ってきた転職者が早く打ち解けるには、自分から話しかける積極性も必要になると考えましょう。
話しかけるのが苦手なタイプやキャラじゃないと思っても、最初の3か月は努力した方がいいです。
1.2 こだわりが強い
前職ではこうだった。
私はこんなやり方をしてきた。
と言いたい気持ちは非常にわかります。
特に転職してくるとゼロベース思考であるが故に、職場の課題感にも気付きやすいです。
しかし、こだわりが強く、自分のペースだけを気にしていると馴染めない原因になります。
特に、自分の快適さだけを重視した結果、周りが負担を感じている場合には、孤立する可能性もあります。
新しい職場のルールや、雰囲気をつかむよう心掛けましょう。
前職のやり方を過度に押し通すと、周囲にとっては負担になる可能性も考えられます。
たとえ効率がアップするとしても、周囲の許可を取った上でルールを破らないような運用が必要です。
2.会社が原因の場合
2.1 文化の違い
人間にもそれぞれ性格があるように、会社も同じ業界でありながら、社内文化がまるで違うことは珍しくありません。
新しい職場では、異なるコミュニケーションスタイルや文化がある場合、転職者が馴染みにくく感じることがあります。
ただ、文化の違いについてはそんなに杞憂することはありません。
というのも、ほとんどの場合、時間が解決してくれるからです。
新卒入社した会社に当たり前のように適応してきたように、時間が経過すれば慣れてきます。
2.2 責任者のプロパー割合が高い
これは、大手企業に起こりがちな問題です。
大手企業はキャリア採用者を積極的に採用し、その割合も増えてきますが、要所要所の部門責任者や経営層がほとんどプロパー社員で構成されることがあります。
私が所属している会社はまさにこの状態です。
尖った、新しい風を吹かせてくれるキャリア採用者が多いにも関わらず、風穴を空けることができていません。
経営層や管理職の割合をキャリア採用者、プロパー社員それぞれ半数ぐらいに設定するなどの改革が必要です。
そもそも、キャリア採用者が経営層や管理職へのハードルが高いことは、組織としてかなり風通しは悪いです。
キャリア採用者が馴染めるようにするために、組織改革が求められます。
このようにキャリア採用者が職場に馴染めないのは、いくつか理由があります。
もし、本人の努力で改善できるのであれば基本的な挨拶や声を掛けるといったことを実践すると良いでしょう。
一方、会社に原因がある場合は施策をもって改善しなければなりませんので中長期に渡る改革が必要です。
ぜひ、ご参考にしてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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