散乱

無数の星たちがピカピカの床に散りばめられていると思ったら、どう見ても無数の麦チョコだった星が綺麗な夜の事。

僕はその日、怖い夢を見た。
なんかお菓子に食べられてしまうっていうか、
なんかそんな感じの怖い夢。
それで朝起きたら、
僕の枕元には無数の麦チョコが散乱していた。
パジャマのポケットの中にも、
たくさんの麦チョコが入っていた。

いやはや参っちゃうね。
一体誰の仕業なんだ。
一人暮らしだぞ僕は。
友達一人いない一人の人が一人健やかに人嫌いを発揮しつつ、一人暮らししているんだぞ。
こんなことが続くようなら僕にも考えがある。
こんなことが続くようなら僕はわめく。
喚き散らかす。
「もー!
ねぇー!
なにこれー!
ねぇー!
なんなのホント!」
って具合に喚き散らかす。

だから次またこういうことが起きてみろ。
絶対に喚いてやる。
喚いてやるからな!

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