手音足音
300文字程度の奴です
400~600文字程度の奴です
会話劇です
ネタです
好き勝手してる奴です
元気か元気じゃないかで言うと、 僕はまぁ、 元気じゃない方の人間で、 ランフォリンクスが好きか嫌いかで言うと、 ランフォリンクスが好きな方の人間だ。 そんな人間が、 飛び出す絵本を収集していたら、 おかしいかな? ゼニアオイを待ち受けにしていたら、 おかしいかな? いや、まぁどうでもいいか。 好きにしろって感想になるよね? じゃあ、そこは好きにさせてもらうとして、 人の大事な価値あるものが、 落っこちるかなんかで傷ついてしまう、 というような瞬間に 興奮を覚えるっておかし
君から何かが漏れ出ているのは、 まぁいいとして、 その隣の君はなんだ? なんだそのへそから下の格好は? 非常に不快だよ。 今日まで生きてきて一番不快だよ。 今日という日が一番不快な日になったよ。 親の顔と 親のへその下の格好が見てみたいねぇ! そう思うほど、私は不快に感じました。 そして、その隣の君も酷い。 どうしてカジキマグロなんか背負っているの? 恐ろしくデカいカジキマグロじゃないか。 やめろよ。 そんなのやめろよ。 それを背負ってのお辞儀とか危ないだろ。 二度とそん
そんなことはどうでもよかったんだけど、 君とかいう奴が、 「どうでもよくない!」 とお怒りの声を挙げてきたので、 「えー」 ってな心境の僕は、 もう一度、 「えー」 って心の中で繰り返し、 その思いのまま今度は、 「えー」 と口に出した。 それだから君は、 「えーじゃない!」 と一喝してきて、 「もー!」 と怒ってきた。 と、そんなに怒りを示されても、 もう僕からは、 「えー」 しか出てこない。 「えー」 以外に何があるんだ? 僕はもう、えーだよ、えー。 こんなの「えー」で
「見て! 昨日知らないおじさんから こんなの貰った」 と十歳の妹から、 こんなのとやらを見せられた僕は、 「へぇ~、それは羨ましいことだね」 なんてリアクションをし、 「大切にしろよ」 との言葉を送った。 そして更に、 「これからも知らないおじさんから 何か貰えそうなら貰うんだぞ」 との言葉を送り、 「家に上がらせてもらえそうなら、 ありがたく上がらせてもらいなさい」 との言葉も送った。 こういうのは普通なら 注意したほうがいいんだろうけど、 僕はあまり妹への愛が
長く続いたこのドーナツ生活も いよいよ終わりか。 特にドーナツが好きな訳ではないけれど、 いつの頃からか そういう生活になってしまった。 隣に住んでいるおじさんからは、 「ドーナツ中毒じゃないのか?」 と心配されたが、 僕としてはドーナツをやめようと思えば いつでもやめれたので、 そんな感覚はなかった。 ただ、なんとなく ななななんとなく、 そういう生活になってしまっただけだ。 それが今日、終わる。 なんとなく終わる。 これは良いことなのかな? 少し寂しいけれど、 まぁ
まぁなんにせよ 雨上がりの虹は元気が出るし、 病み上がりの滑り出しは少々元気がないよね。ね? おじいちゃん。 って、おじいちゃん!? ねぇ聞いてる? ねぇおじいちゃん! あっ、聞いてたんだ。 それは良かった。 私の話より テレビに集中しているように見えたからさ。 聞いていたんなら良かった。 で、私思うんだけど、 雨上がりに 病み上がりの状態で逆上がりしたら、 それはもう元気ってことでいいんじゃないかなって思うのよね。 どう思う? おじいちゃん。 って、おじいちゃん!? 聞
その程度のことを いつまでも根に持っていたい僕は、 その程度のことを いつまでも忘れずに 覚えていようと思う訳だけれど、 そうは言っても 所詮はその程度のことだから、 ある程度の時が経てば、 その程度のことなんて 忘れてしまうんじゃないか、 なんて不安が過りますです。 ですので、 忘れないように その程度のことを紙に書き記しておこう と思った僕は、 その心のとおりに その程度のことを紙に書き記しました。 この紙は枕元に置いておこうと思います。 ますです。 これで僕は いつ
見事に身籠ったその人を「身」ごと斬った、 彼だか彼女だか分からないその人物は、 その出来事を見ていた僕まで斬ろうと 突進してきたので、 僕は慌てて、テテテと逃げた。 けど、 追いつかれてしまった僕は そこで容赦なく斬られ──。 といったところで目が覚めた。 ということは夢とかいうあれだ。 間違いなく夢とかいうあれだよ。 いや~でも……うんまぁ、 いい夢だったんじゃないの。 僕的には結構いい夢だった。 好きな展開になったよね。 いい絶望感だったよ。 是非また斬られて目を覚
よく分からないけれど怒られたお昼前。 俺はとりあえず怒ってきた人に、 「すいませんでもいいんでしょうけど、 ここはすみませんにしときます。 すみません」 と、ま、とりあえず 「すみません」って謝った。 すると怒ってきた人は、 「おおぅ」 と少し不服な態度を示しながらも、 「まぁ許してやるよ。 すいませんでもいいところを すみませんにしたところは評価してやる。 今後はそういう気持ちで励めよ」 と評価してくれた。 よく分からないけれど、 なんか許されたみたいだ。 ま
今日一日、一々ネチネチグチグチと上司から言われた僕ではあったが、僕の今日一日に大きなストレスはなかった。 私は今日一日を笑顔で過ごそうと決めていて、 実際に今日一日を笑顔で過ごすことができたのだけど、なぜだか私の周りの人たちは今日一日誰一人として笑っていなかった。 今日一日がとても楽しかったのは間違いないけれど、恐らくもうボクの人生に今日ほど楽しい一日はないだろう。 ……まぁ言ってもこれは恐らくよ、恐らく。 恐らくないって感じ、うん。 わたしの今日一日は、 悲しいくらい
それじゃあ君の為にならないから、 ここは君の為を思って 僕がその生温いゼリーを食べるよ。 僕がこの生温いゼリーを食べることによって、 それが結果的に君の為になる。 だからここは僕に任せて 君は君の為になることをやっていればいいよ。 ま、一番君の為になることは 階段を二段飛ばしで下りていくことだけど、 君は全くそれをやりたがらないからね。 「危ない」 とか言って、やりたがらないからね。 ちょっと残念。 そこは前向きに考えてほしいものだ。 まぁいつものようにハトのエサをそこら
なんにせよ 犬好きにはたまらない話を聞いた帰り、 特に犬好きでもない私は、 「ムダな時間だったな」 と呟いた。 更には、 「よく吠えてくる近所の犬と 吠え合っている方がマシだったな」 とも呟いた。 それくらい退屈だった。 つまらなかった。 眠かった。 しんどかった。 心の中では舌打ちをしていた。 一つも興味を持てなかった。 きつかった。 今日の天気は快晴だった。 綺麗な青が広がっていた。 という訳で、ワン! ワンワンワン! ……ワン!
訳もなく水を汲んで、 訳もなく水を振り撒いたら、 訳もなく笑って、 訳もなくサッカーボールを蹴り捨てた。 あー今日も相変わらずだな~。 相変わらず今日もつまらない。 俺やっぱ、この世苦手だわ~。 どうしてこの世に 生を享けてしまったんだろう? そこから後悔しているからな俺。 その時点から自分を責めている。 毎日毎日、嫌な日々だよ。 スルメを裂いている時は楽しいんだけどね。 コーヒーゼリーとクリームを混ぜ混ぜしている時は楽しいんだけどね。 ふりかけを白いご飯にふりかけている
その人の前で季節の話をしてしまった僕は、 その人にめちゃくちゃ睨まれて、 「次はないからな。 次、俺の前で季節の話をしたら、 この先ずっと睨み続けてやるからな」 と言われた。 なので僕は、 「すいません」 と謝り、 「二度とこんなことがないよう心掛けます。 何もそこまでしなくても ってくらいに心掛けます。 いくらなんでも心掛けなきゃな って思いました。すいません」 と、その思いを口にした。 もう季節なんか気にしないよ僕は。 暑いとか寒いとか あったかいとか涼し
その立場にない僕の 明らかに無責任な物言いが、 あの人の癇に障ったらしく、 「ちょっと君!」 とあの人に呼ばれた僕は、 まず初めに、 「はぁ~」 とドデカイ溜め息をつかれ、 「むぎり殺されたいの?」 と、よく分からない殺し方の脅しを受けた。 そして更に、 「緊張感を持ちなさい」 だとか、 「ヘラヘラするな」 だとか、 「会社でムカデを飼わないで。 気持ち悪い」 だとか言われた。 なので僕は、 「うーん……まぁ……はい…… うーんって感じだけど、はい。 まぁある程度の
「じゃあ真ん中のキミに聞くけど、 何をしている時が一番楽しい?」 「え? えーそうですね。 えーなんだろう? なんだ……なんだろう? んー……」 「……ないんだったらいいよ」 「あっ、ありがとうございます。 ないです。何一つないです。 すいません」 「そうかー、それは寂しいね。 好きな食べ物とかはないの?」 「それはありますよ。 BEST100を言えるくらいにはありますよ」 「それだったら それを食べている時とか 楽しいんじゃないの?」 「あ