手音足音

嘘経歴 ナメクジ投げ捨て大会 3位/何とは言わないが、全てメスゴリラのせいだ

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嘘経歴 ナメクジ投げ捨て大会 3位/何とは言わないが、全てメスゴリラのせいだ

マガジン

  • 超短編など

    300文字程度の奴です

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    ネタです

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トコナツ

「常」 私は常々 うねうねしながら 思ってもいないことを思いつつ、 思っていることを思わないようにしていて、 でもそれでも思ってしまった場合、 思いっきり、思いの全てを叫ぼうとは思う。 それが今、私の中にある思い。 なんて思ってないけどね。 「夏」 太陽の下でひまわりを食べながらプールの水でそれを流し込んでいる訳だけど、これをすると夏だなって思う。あとはスイカを人がたくさん通っている通りに高いところから落として割りたい。それをしないと夏が始まらないからね。

    • いや、それ

      良いかも知れない。 うん。 良いかも知れない。 これはホント良いかもよ。 うん。 ね?

      • 不能

        23時頃、 23コ上の女性に、 「0歳児でも分かる言葉で話したんですが、 あなたにはまだ早かったみたいですね」 と言われてしまった23歳児の俺は、 浮かない顔と 晴れない顔と 死んだような顔を混ぜたみたいな顔で、 「は……い。 まだ、早かったみたいです」 と、その悲しき事実を認めた。 どうも俺は、ダメダメみたいだ。 それも悲しいくらいにな。 もうなんだか全てが嫌になる。 そりゃ嫌になるだろ。 0歳児でさえ理解できる言葉が理解できないんだから。 そりゃ嫌になるよ。 全く笑えな

        • ・△・

          ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■二階から目薬を投げ渡されて、な■□■ □■□んとかまぁ、ナイスキャッチでき□■□ ■□■た。結構テンション上がるもんだ■□■ □■□ね。即行で目薬をさしたよ。気分□■□ ■□■は爽快。視界良好だ。そうして僕■□■ □■□は機嫌も気分も良く、晴れた空を□■□ ■□■見上げた。うん、綺麗な空だ。多■□■ □■□分、うん。皆、そう言うんじゃな□■□ ■□■い? 多分だけど、うん。多分、■□■

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          ショートショート よっぽど

          「スッキリしない天気が続きますね」 とスッキリした髪型をした近所のおばあさんに話し掛けられた僕は、 おばあさんのスッキリした頭を触りながら、 「そうですねぇ」 と同意した。 そして僕はそのまま、 「天気予報も天気予報士も 明日は晴れるって毎日言っているのに、 この天気ですからね。 意味分かりませんよ。 泣きそうです僕は。 この天気が続くことによって、 僕が何か困るってことはないんですけど、 なぜだかなんだか泣きそうです僕は。 あんまり僕、 泣く人間じゃないんですけどね。 で

          ショートショート よっぽど

          食事:川遊び

          『食事』 キミがめちゃくちゃペチャクチャ喋りながら、 カレーをぐちゃぐちゃにして、 それをクチャクチャ食べていた訳だけど、 まぁそれは別に、 別にそれは、 ボクは別に、 気にならないかな。 キミの真向かいに居た人は、 なんかあんまり よろしくない顔をしていたけど、 ボクは別によろしいよ。 むしろ、よろしさしかない。 キミのおかげで楽しい食事会だったよ。 『川遊び』 夕暮れ時僕は、 一人で川遊びしたかったなぁ…… なんて残念な気持ちになっていたんだ。 僕は別に複数人でワ

          食事:川遊び

          ハードハート

          大鉈で大蛇を倒したゴゴゴな午後。 ふと、重い思い出が僕の中で甦り、 僕は、 「ちょっともう、はぁ……」 と嫌な気持ちになった。 それから更に、 「ちょっともう、えー……」 と嫌な気持ちが増し、 「ちょっとマジか……。 ちょっとキツイなぁ……」 と嫌な気持ちに加え、 しんどい気持ちも出てきた。 という訳だから、 ちょっともう死にたいというか、 ちょっとなんて言うのかなぁ、 ちょっとあれだなぁ、あれ過ぎる。 ちょっとヤバいよなんか。 ちょっともう笑えない。 はぁ……ちょっともう

          ハードハート

          なくしか

          涙をボトボトこぼしながら トボトボ歩く帰り道。 僕のボコボコになった心は、 しばらく元気を取り戻せそうにない。 あそこまで言わ、あっ、ゆあれるとはな。 あそこまでゆあれたら、 こっちはもう泣くしかない。 あっちのゆってる、あっ、言ってることは、 確かに確かな正論だし、 何も言い返せない。 これから僕は、 どうしたらいいんだ。 全部、否定されちゃったぞ。 もうこのまま当ても無く歩くか。 なんか家に帰るって気分じゃないしな。 てかもう倒れようかな。 地べたに倒れちゃおうかな。

          なくしか

          たこ焼き

          君が上を向いて 顔にナメクジを這わせていた平和な昼。 かと思いきや、 君の顔に巨大な熱々のたこ焼きが落ちてきた。 という事態になったお昼。 全身、 巨大なたこ焼きの中に入ってしまった君は、 「あち! あち!」 とあちあちしながら、 巨大なたこ焼きを突き破って、 真っ赤っ赤の状態で出てきた。 あ~あ、可哀想に。 ただただ可哀想だ。 こんな可哀想な奴がいるんだな。 普通に火傷しちゃってるじゃないか。 あ~あ、とても可哀想。 可哀想以外の感想が出てこない。 本来なら水や心配の声

          たこ焼き

          逃げ逃げ

          結局僕は世の中の中に入っていけない、 虫ケラ以下、 ホワイトタイガー以上の人間だから、 どうしたってこうしたって、 どうにもこうにもならない結果に終わって、 どうしようもこうしようもない。 僕はここまで色んなことから逃げてきた。 目の前の嫌なことから逃げてきたし、 人との関わりからも逃げてきたし、 蚊からも逃げてきた。 蚊は恐い。夜も眠れない。 逃げなかったのは、 ホワイトタイガーと対峙した時くらいだ。 あの時は、 前方宙返りを五回連続で決めて、 なんとか野生のホワイトタ

          逃げ逃げ

          じゃじゃーん

          君がじゃじゃーん! と飛び出してきて、 じゃじゃーん! と五匹のヘビを放り投げる形で お見せしてきたら、 まだまだ、 じゃじゃーん! ってな君は、 着ている上着の内ポケットを弄り出して、 じゃじゃーん! とヘビを三匹、 投げ捨てる形で取り出してきた。 更に、 じゃじゃーん! が止まらない君は、 取り出した全てのヘビを同じ箱に詰め込んで、 じゃじゃーん! と、その箱の中のヘビを一匹の大蛇に変えた。 そしてそれを、 君は首に巻くのかと思いきや、 じゃじゃーん! と結局こっち

          じゃじゃーん

          はやくっち

          生麦 生米 生チョコ かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ あわせてチョコチョコむチョコチョコ 隣の客はよくチョコ食う客だ バス、チョコ爆発 東京特許チョコ局 (o^-^o)🍫

          はやくっち

          ラス蟹

          蟹を食べてからの冬彦くんはと言うと、 春彦くんに対しては二度と謝らない ってな姿勢になり、 夏彦くんに対しては、 どんなことでもまず最初に、 「ごめんね」 と前置きするようになった。 ただ、秋彦くんに対しては、 以前と変わらない接し方をしていて、 今は秋彦くんと仲良くしりとりをしている。 その様子を夏彦くんが静かに見つめていたので、それに気付いた冬彦くんは咄嗟に、 「ごめんね」 と言い、 「夏彦くんも一緒にやる?」 と聞いていく。 だけれども夏彦くんは、 「ルールがいまいち

          蟹Ⅲ

          蟹を食べてからの私はと言うと、 動体視力が頗る良くなった。 目の前を通りすぎようとする鳥なんて鷲掴みにできる。 だから私は今、 家の前で鳥を鷲掴みにし、 光沢の表情を浮かべてるって訳さ。 凄いだろ私は。 って、 そんな凄いことをしていたら、 「鳥が可哀想だよ」 なんて言ってくる人が現れやがって、 「やめてあげて」 だとか言ってきやがって、 「バカ」 だとかも言ってきやがって、 最終的には、 「バーカバーカ」 って感じでその人は ベロベロバーしながら去って行った。 なので私は

          蟹Ⅱ

          いやー 蟹を食べてからの僕ときたら 半端なく体の調子が良くってさ、 急な坂道なんか しなやかなステップで 軽やかに進んでいけるよ。 蟹を食べてからというもの 毎日が朗らかで健やかだ。 でも心の部分は、 蟹を食べたからってなんら変わりはない。 道を尋ねられても相変わらず、 「ここの者じゃないんで」 って言って、 ここの者なのに分からないふりをしてしまう。 そんな自分を心底憂うよ。 マジ憂う。 半端なく憂う。 しかし体調は本当に良い。 蟹を食べてから物凄く良くなった。 以前の

          蟹Ⅰ

          蟹を食べてからの君は、 どこか儚げで美しかった。 蟹を食べてからの君は、 道徳心とか人間的な深み みたいなものが増した気がする。 絶対、蟹だよね。 蟹を食べてからの君は変わったと思う。 蟹を食べてからの君は、 「屈辱まみれのこの人生」 って言わなくなったよね。 口癖のように言っていたから、 言わなくなったことに関しては、 少しさみしさを感じるなぁ。 まさか蟹を食べただけで こんな劇的急激に変わっちゃうなんてね。 蟹って凄いね。 でも変わってないところもある。 それは君の孔雀