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自立を阻害する親の行動🙅‍♀️

2024/03/22

昨日は、子どもとの時間を最優先で取ることの
必要性についてお伝えしましたが、
本日は、親がやってはいけない事について
2つお話ししたいと思います。

なかなか子どもが、言うことを聞かない、
宿題をやらない、家事を手伝わない。
そんな悩みを持っている親御さんも
いるかと思います。

そんなとき、どう対応をしていますか??
ついついやってしまいがちな行動が、
子どもの将来の自立にブレーキを
かけてしまうことも。。。

では、親が気をつけたい行動
①罰を与える
約束を守れなかった時に、
ゲームやスマホ、おもちゃを取り上げたり、
使えないようにしたりしていませんか??

また、現在はあまり多くはないかと思いますが、
学校では廊下に立たせる、
家の中の一室や、家の外で一定時間
反省をさせることなども、よくありません。

子どもは何に怒られたかを考えるより、
恐怖心の方がインプットされ、
挑戦する力を奪ってしまいます。

②ご褒美や報酬をあげる
お手伝いをしたり、良い成績を取ったり
するために、ご褒美や報酬をチラつかせて
頑張らせる、これも良くありません。

宿題をしたら、ゲームができる。
お手伝いをしたら、お小遣いがもらえる。
この前提で物事に取り組むと、
どれだけ効率よく終わらせるかだけを
意識させる事になり、
取り組む意味について考えることがなくなります。

学校や家でのお手伝いは、クラスや家族が
過ごしやすい環境を整えるためにする
他者への思いやりのはずが、
利己的な発想に切り替わってしまいます。

私も経験がありますが、
テストの点や通知表の結果によって、
お小遣いを与える約束をすることはもってのほか。
勉強の楽しさや、探究心を奪い、
物事の根本を理解しないまま、
思考力の育たない、意味のない学習方法を
身につけてしまう事になります。

少しのご褒美は、意欲を高める効果もありますが、
その場合は、事前に告知をするのではなく、
サプライズで用意することが肝心です。
また、毎回与えることはしないようにしましょう。

6〜11歳の子どもが、幼稚園保育園児に
ゲームのやり方を教える実験がありました。
一方のチームは特にご褒美などは提示しておらず、
もう一方のチームには、
幼稚園児の出来高によって
ご褒美をあげる約束をして取り組ませたところ、

後者のチームは、理解力が自分たちよりも
劣る幼稚園児に対して、教えることをすぐに諦め、
説明の仕方の工夫もあまりしなかった。

前者のチームは、教え方を工夫し、
粘り強く寄り添いながら取り組むことができた。

その結果、前者のグループの幼稚園児のほうが、
後者のグループより、出来高も高かった
と言う結果があります。

物事に取り組んだ先に、どんな物をもらえるか
ではなく、
どんな成長ができるのか、
その成長によって、何を得られるのか(感情)を
考えて、大人は子どもと関わる必要があります。

成功体験や、人に感謝されることで、
目には見えないものに価値を見出せることが、
この時期に身につけたい感情です。

自身が働いた教育現場での罰や、
家庭で経験をした、ご褒美で釣ることの
無意味さを自分自身が感じているからこそ、
子育てをしている方々に、
この注意すべきことが
届けばいいなと思っています!

それでも、失敗してしまうことは必ずありますが、
軌道修正する力を
大人は身につけなければいけません。

1人で悩まずに、相談できる人が近くにいることが
解決への近道です!🚶‍♀️

子育てに関して、
悩み事がある方はぜひ、
コメントで教えてください😊




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