雑感記録(174)
【非モテ男のダメダメ浮気論】
些か唐突だが、僕はこれまでまともな恋愛をしてきたことがない。というよりも、そもそも「まともな恋愛」というのが何であるかということを知らない。齢27にして恋愛ビギナーみたいなところがある訳だ。しかし、思うことは色々とある訳だ。昨今、SNSが発達したことにより所謂「カップルチャンネル」と題して恋仲同士で色々発信する人々も居る。また、恋愛指南をするチャンネルもあるし、はたまた浮気やら不倫現場やらのLINEの履歴を公開してみたり、現場の実況中継的なことをしてみたり…。かくもまあ色々ある訳だ。
この記録を書こうと思ったのには、Instagramで短い動画を何本かボケっと眺めていた時に眼に付いたものが大きな要因である。それは「浮気現場に凸する旦那」みたいな内容だった。これが結構スリリングで見ていて面白かったのである。と同時に「何でこんな面倒くさいことするのかな」と思われて仕方がなかった。
僕は別に浮気する人もされる人も擁護する気は更々ない。それは各々の関係性の中で築かれることなのだから、そもそも僕は関係ない。第3者がとやかく言うこと程寒々しいものはない。だからここで僕が書くことも寒々しいことこの上ないのだが、でも何だろうな。大変だなと思って少し思うところがあった訳だ。
それで、こんなクソみたいなタイトルで書こうと思った。ハッキリ言っておくが、僕は恋愛に興味はあるが、そこまでガツガツしたいとは思わない。別に人にはそれぞれの生き方があるし、何を大切に思い、これから何を大切にして生きていくかは自由なのだから僕があーだこーだ言ったところで無意味である。正直、僕の現状は「まあ機会があればいいな」ぐらいのレヴェルである。つまり、恋愛に偏差値があるのだとしたら、僕はFラン以下である。
そんな恋愛偏差値Fラン男が浮気や不倫について語ってみる。
「浮気」と「不倫」というのがそもそもどう違うのかということが僕には分からない。そこでまずはリサーチしてみることにした。とりあえず「不倫と浮気の違い」で検索を掛ける。上から2番目ぐらいに出てきたサイトを開く。
凄く端的に纏まっていて読み易かった。簡単に言えば「不倫」というのが既に婚姻関係にある人が他の人と性的関係を持ってしまうこと。「浮気」というのは婚姻関係の有無に関わらず、他の人に対して関心を持つことらしい。なお、ここに性的関係は登場しないらしい。なるほど、「浮気」とは非常に曖昧な定義であるらしい。
「不倫」についてはもう言うことなしというか。そら婚姻関係がある人が他の人とセックスしちゃいかんでしょってのは何となく想像に難くない。そのセックスにどれ程の価値を置くかにもよるのかもしれないが、いずれにしろされた方はあまりいい気持がしないのは何となく分かるような気もしなくもない。婚姻関係というある種、社会契約的なところの契約違反に該当する訳であるのだから。
ただ「浮気」というのはあまりにも定義が曖昧過ぎて難しい。非常に難しい。この記事によれば「他の人に対して関心を持つこと」が「浮気」であるという。しかし、この「関心を持つ」というのがどの程度のものか分からないし、人によって「浮気」の境界線は曖昧になるのではないのか。その恋仲同士の関係性に寄るところが強く、一般的な第3者的な観点からの判定が難しいのではないだろうかと勝手に想像してみたりする。
「浮気」の難しい部分はこの曖昧さにあるような気がしてならないのである。明確な浮気のラインがあれば「それは浮気だ」と言えるかもしれないけれども、それはその恋仲同士で作り上げていかなければならない。あるいは婚姻関係にある者同士で作り上げなければならないのである。人によって不快感を覚えるレヴェルというのは異なる訳で、それを画一化しようとするのは難しい。
僕は個人的にだけれども、正直めんどくさいなと思う。「浮気」するのも「不倫」するのも。めんどくせえ。こんなめんどくさいことがあってたまるかと思うぐらいにはめんどくさい。
そもそも、この恋愛偏差値Fランの僕にとって、目の前に居る女性をどう喜ばせようか、あるいはどう平穏に過ごすかを考えるので精一杯である。それに加えて僕には本を読んだり、映画を見たり、美術館へ赴いたり、古本屋巡りをしたりとやりたいことがわりとある。そんな「浮気」に時間を割いてるのが勿体ないと感じてしまうのである。他の女性に対してどう落そうかとか考えてる暇があるなら多分、良い映画とか本を沢山鑑賞することが出来る。
別にカッコつけてこういうことを書きたい訳じゃないことを言っておく。僕は本当にめんどくさいと感じているのだ。だから「浮気」したい奴は「浮気」を勝手にすればいいと思うし、やるなら徹底的にばれないようにやればいいんじゃないかなと僕は勝手に思っている。
だから「浮気」する人って僕は凄いなと思っている。
まず以て、そんなものに割ける労力があるなら僕はその労力で好きなことしたいし、そこに掛ける時間があるなら読書や映画鑑賞にその時間を使いたいと思う。もし僕に彼女が居るのだとしたら、彼女に割く時間に加えて趣味の時間もと考えたらそんなことやってる暇はない。もしやるんだったら絶対にばれないようにやるべきである。
こう書いてみて、「浮気」はある種、金持ちの道楽的要素があるのではないかとさえ思われる。
では、「不倫」はどうか…とこれも「浮気」と同じだ。仮に子供が居たとしたらなおのこと「不倫」になぞ時間なんか掛けていられない。無駄な時間である。僕からしたら。というよりも、そんなことが出来る暇があることが羨ましい。
恥ずかしながら、まあ、これは過去の記録にも残してあるが僕はマッチングアプリのヘビーユーザーである。僕は個人的には「趣味を話せる友達が欲しいな」というような感覚でやっている。そういう形でメッセージとかやり取りして行く中で、まあ、何と言うか「あわよくば…」みたいなところがあることは言うまでもない。機会があればそういった関係になっても良いかなというぐらいのレヴェル感で使用している。
というのも、僕はマッチングアプリを使用して思ったのだが、所謂「趣味カード」なるものを登録できるのだが、これが非常に便利である。その「趣味カード」で共通している人が居ればその話で盛り上がれるわけだし、言い方はかなり悪いがこちらとしても厳選することが出来るのである。むやみやたらに「いいね」しまくって嫌な思いをする機会が減るのだ。僕の嫌いな効率性重視みたいな感じだが、単純に面白い。
しかも、これがかなり細かく設定できるので、かなり的を絞ることが出来るのである。加えて、自分の趣味に合致するものが無ければ「趣味カード」なるものを自分自身で作成し設定することが可能である。これは非常に便利である。僕は勝手にカードを何個か作成した。
しかしだ、これは逆を返せば、それだけ的を絞るのでマッチする確率は激下がりである。何だか本末転倒な話ではあるのだが、それでも僕は別に焦っている訳でもなんでもないので、それなりに愉しんでやっている。マッチする数は少なくても、個人的に質の良いやり取りをすることが出来ているのだ。
とはいえ、とはいえ、とはいえ…。
僕もマッチングアプリでは変な話ばかりある。これは友人たちへの鉄板ネタみたいなところもある。何だか面白さや怖いもの見たさでやってるところもある。この話は書くと長くなってしまうのでタイトルだけつけてここに列挙しよう。時系列順に。
・ゴスロリのリストカット
・出会って5秒で内見
・4日に1回
・うつ病娘の逃避行
・牛丼にしか見えない!?
・うつむく低音ボイス
・返却日超過~未だ返却なし~
他にも色々あるが、挙げればキリがないのでこのぐらいが丁度いいだろう。非常に貴重な経験をさせてもらった。彼女らには感謝している。詳細を聞きたければぜひぜひ聞いてみて欲しい。話すかどうかは別として。
とにかくだ。僕が言いたいことというか、感じたこと。それは「浮気」とか「不倫」とかって面倒くさいのによく出来るな…ということ。これに尽きる。
もう1度断っておくが、別に僕がカッコつけたくてこういうことを書いている訳じゃない。モテたい訳でもないし、良い男感を出したい訳でもない。単純に、「めんどくさくね?」というそれだけのことを言いたいのである。それなのにあそこまで労力を割けることに凄さを感じるというだけの話である。疲れる。
先のこと考えて、先に待っているであろうことを想像するだけで疲弊してしまう。そんな無駄なことで疲弊したくない。とここまで書いて思ったのだが、こういうことする人たちというのは単純に、やはり、想像力が人一倍欠如しているのかもしれないと思えてきた。
以上。
恋愛偏差値Fランの男が「浮気」「不倫」について語る。
参考にしちゃダメだぞ!
よしなに。
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