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ADHDを天才と捉えることの危険性

ADHDを天才的に捉えたり軽度に見る人いますよね?
まあ、その気持ちは分からなくはありません。不得意が強い分、何かに秀でた人は魅力的に映るのでしょう。

しかし、才能ある人は極一握りです。極一握りの才能あるADHD当事者が目立っているに過ぎないのです。

そして、ADHDを抱えると以下のような生きづらさも考えられます。

学校で馬鹿にされる、担任から目をつけられる

 脳の特性上、不器用だったり身体をうまく動かせない、おっちょこちょいなどがあります。また、忘れ物しやすい、遅刻するなど担任から目をつけられやすいのです。それで、無理やり矯正させられ、ストレスからフラッシュバックや二次障害を引き起こしやすくなります。

仕事出来なく低収入

 不注意特性による鈍臭さとポンコツ具合で、職場のお荷物に、なってしまいます。
周りについていけなく怒られ、転職を余儀なくされるのです。低賃金の職場で働いていたり作業所に通う人も少なくはないです。
二次障害に苦しみやすい

 上記の事が引き金となり、二次障害にかかりやすくなります。

依存症に苦しむ
 
 障害があると、どうしても過剰適応してしまう部分があります。
そのストレスの緩和から、アルコールや糖分、カフェインなどに依存に陥りやすいです。強い衝動性から、駄目だと分かっていても辞めたくても辞める事が出来ないのです。
死亡のリスクが定型の5倍

ストレスによるダメージと強い衝動性から自ら命を断つ人が少なくはありません。それ故に、平均寿命は短くなりがちなのです。

睡眠ホルモンの分泌の悪さから夜更かししやすい

 ADHDの方は、メラトニンの分泌が普通の人より1時間半遅いと言われています。ですので、夜更かししやすく朝起きるのが辛いのです。

集団行動が苦手

不注意特性に加えて衝動性が強い為、周りを振り回し苛つかせてしまう恐れもあります。また、早とちりしやすく誤解されてしまう、遅刻する、約束をすっぽかし、人間関係に支障をきたします。

結婚生活に支障をきたす

 マルチタスクが不得意で、家事や育児が上手く行きません。
 基本的に、一つのことしか集中できないのです。
 部屋も散らかりやすく、片付けが苦手です。パートナーに負担を掛けてしまいます。

以上、当事者からみたADHDの生きづらさでした。

天才とばかり捉えることは、ある意味危険なのです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m


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