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何故、ASDの人はサービス業が苦手なのか、考えてみた。

ASDの人は、サービス業が苦手だ、不向きだと良く言われています。

当事者の中でも、苦手意識がある人が多いような気がします。

サービス業は、外向的感情(Fe)と外向的感覚(Se)が強く求められると思います。
ASDがあると、名前の通り脳が外部に対してクローズしてしまい、他者の気持ちや外部の状況に対する意識が弱い傾向にあります。
脳が、外部の世界より自分の内面世界を優先してしまうのです。

すると、FeやSeが弱くなりがちになるんじゃないか?とも思います。

特に、SeはASDの人には難しいのでは無いか?と、思ってます。

サービス業に必要なのは、

笑顔、客の立場に立って考える、客のニーズを考える、客の気持ちに寄り添う、気遣いや配慮…Fe

外部の状況を読みながら、臨機応変に柔軟に対応する、空間を適正に把握し見て覚え処理するスピード、周りの流れに合わせて円滑に行動する、効率や要領の良さ、運動神経、マルチタスク…Se

です。

これらは正に、ASDの特性とは対極的でありFe、特にSeが強く求められます。

ASDの人は、コミニケーションに置いても動作に置いても、卒なく要領良くこなすことが苦手でしょう。愛想笑い苦手、空間把握が苦手、処理速度が遅い、手先が不器用、マルチタスク苦手…これらが尽くサービス業との相性の悪さの原因なのだと思います。

ASD傾向のある私は、それで苦労してきました。
飲食店やコールセンター(研修も含めて)は、Seを多く求められたので、大変でした。
これが、今まで仕事でしくじってきたり、クレームの主な原因なのだったと思います。

ASDがあると、何かと不器用になりがちで誤解されやすいのが大変だな…と、感じています。


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