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祝!五輪開催/シュールなおとぎ話仏映画「サブウェイ」

こんばんは。ムララボです。
本日は、80年代に製作されたフランス映画です。
シュールな登場人物たちに不思議な設定の物語。
学生時代、新感覚のこの映画に酔いしれてました。

映画「サブウェイ」は1985年に公開されたリュック・ベッソン監督のフランス映画です。
ジャン=ユーグ・アングラード、イザベル・アジャーニ、クリストファー・ランバート、そして国際的スター、ジャン・レノが出演しています。皆若くて美しくかっこいいです。

フランス映画特有の雰囲気と、美しくも奇妙な地下鉄の世界に引き込まれるお伽話はシュールです。都会の喧騒から逃れるために地下鉄に隠れ住む主人公たちの姿は印象的。まるで別世界に迷い込んだかのような感覚です。

物語のはじまり

ヘリック・スレート(クリストファー・ランバート)は、富豪の妻であるエレナ(イザベル・アジャーニ)から重要な書類を盗み、パリの地下鉄に逃げ込むみます。パリの地下鉄の迷宮で彼は、異色のキャラクターたちと出会い、彼らと共に奇妙な共同生活を送ることになります。

地下鉄の中で行われる即興の音楽パフォーマンス。地下世界の住人たちが音楽を通じて自分たちの存在を表現する様子は、自由と反抗の象徴なのです。

中でも、ボーカルにスカウトされた黒人少年がアカペラで歌う「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」は、忘れがたい曲。
重く苦しかった気持ちが、突然目の前がぱーっと明るくなり、
感動に変わる瞬間を
静かにシンプルに歌い上げてます。涙を浮かべて。

個性でシュールなキャラクター/俳優たち

クリストファー・ランバートのヘリック役は、彼の持つ独特のカリスマ性が存分に発揮されています。
彼の無鉄砲さと繊細さが見事に調和し、観客を引き込む力があります。
昔の不良ってやつだ。かっこいい。

イザベル・アジャーニのエレナは、美しさと儚さを併せ持つキャラクターとして印象深い演技を見せてくれます。
うっとりするような透明な美しさ。

ジャン・レノもまた、この映画で強い印象を残しています。彼の演じるキャラクター、ローラーズは、地下鉄の住人たちの中でも特に異彩を放つ存在。その無骨でありながらも心優しい一面が。
このすっとぼけ加減は心の拠り所。

オーバーラップする若い監督のモヤモヤ

まだまだお若かった頃のベッソン監督。いろいろモヤモヤを抱えていたのでしょう。そのリュック・ベッソン監督の映像美はこの作品が始まりではないでしょうか。
地下鉄の薄暗いトンネルや駅の風景が、まるで異次元のよう。
観客は現実からいっきにおとぎ話の世界へ。

緊迫感のある追跡シーンに加え、幻想的な音楽シーンは、視覚的にも聴覚的にも楽しめます。音楽は、ベッソン監督作品定番のクリエイターとなったエリック・セラ製のものです。

映画はこちらからご覧ください。
全世代におすすめです。

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