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はい!猫優勝~「ラーメン赤猫」


閲覧ありがとうございます(^-^)

題名で、「猫優勝」と、書いてますが、「猫ひろし」が、カンボジアのマラソン大会で優勝しましたとかではないんですよ。

わたしは、先日、ジャンプ+で連載している漫画「ラーメン赤猫」を2巻、買いました。

二巻ゲットたぜ!

「ラーメン赤猫」は、絵を見たらおわかりかと思いますが、全従業員が猫です。なぜか、虎もいます。

夜行性の猫が経営している店だから、深夜食堂みたいに深夜限定なのかなとか思いますが、なんと、バリバリ朝から仕込みしたりして、昼営業、休憩からの夜営業など、ガッツリ働いてます。


職人猫、接客猫、経営猫、アザトイ猫、内気虎など、各キャラクターがちゃんと立っていて、人間の職場にも、「あー、こういう人いるいる」と、にんまりしてしまいます。

しかも、猫だからといって、いい加減ではなく、人間を雇う場合の福利厚生もちゃんとしています。

「離職票出して!」

「マニュアル覚えて!」

「○○さんの指示もらって!」

とか、人間の職場と全然変わりません。



しごく真っ当なダメ出しも。


「ラーメン赤猫」は、インディーズ連載から始まりました。インディーズ連載とは、「必ずしも単行本にはならないかもよ」、「人気がなかったら、はい
終了かもよ」的なサドンデスな決まりがあります。

しかし、この「ラーメン赤猫」は、読者からの人気がぶっちぎりで、紙の単行本になれた、言わば、メジャーデビューできた作品です。

しかし、誰でも連載できるわけではなく、「連載争奪戦」の読者投票で常に上位にいなければ、ならない、漫画家さんのメンタルにも厳しい道程を通り、見事に紙にしてしまいました。

わたしは、ヘアサロンに行ったときに、サロンにあるJUMPを全部読んでから帰るという、サロン側にとっては、がち迷惑な荒業を持っていますが、この「ラーメン赤猫」だけは、電子で自腹で読まねばならず、忸怩たる思いでありました。
しかし、今回、単行本になり、喜んだファンはわたしだけじゃなく、沢山おられることでしょう。


この作品は、「猫」を使ったことにも、勝利の理由があったのかもしれません。例えば、「犬」のラーメン屋さんでも、勝利したかもしれません。
多数の人の「共感」、「好感」をもらうためには、
「あーわかる、わかる!」、「だよねぇ、そういう習慣あるもんね」

とか、万人がわかるポイントがあるか無いかが勝負を分けたかもしれないなと思いました。

例えば「イグアナラーメン」などにしたら、「あーわかる、わかる、」、「そーいうことするする!」とか、共感を得る人は、100人くらいかもしれません。

すでに、絶対王者の動物を主人公にしたから、連載争奪戦に勝ったかもしれませんね。


猫ひろしに戻しますが、
猫ひろしはマラソンを走り、給水ポイントでエネルギー、水分をチャージして、「にゃーにゃー」言いながら(言いませんが)ゴールを目指します。


しかし、この漫画家さんには、給水ポイントは無く、常に自分でエネルギーを作らねばなりません。

ゴールは無く、ご自分が漫画家を続ける限りは、シケの海かもしれませんが、集中力を切らすことなく、第一線で頑張って欲しいなと思います。


ラーメン赤猫が二巻目読んだら、腹一杯になったから、もういいや、とならないように、一ファンとしては、祈るばかりです。



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