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明日のばか。な話し。


閲覧ありがとうございます。
今日は、振り返りnoteを書いておこうかなと
思います。


いつかの帰り、駅のホームで並んでいると、後ろに並んでいた女子校生二人の会話が、耳に入ってきました。

「今、止めたら、もったいないよ」
「楽器は、わたし、合わないよ。もういい。」
「ダメダメ!弱気は!」
「……………。」
「必ずできる!できるから!○香ならできる!」

松岡修造かと思うほど、熱い女子高校生だなと思ったのと同時に、こういう女子はクラスには、いたなぁと思い出しました。

クラス対抗の球技大会の時はリーダー的な役割になった体育会系の部活動をやっている女子。
放課後はもちろん、早朝なども、学校に早く行って練習しょうと提案してくる。
そういう時は、クラスの皆も団結心に燃えていて、
いつもは、グループに別れていても、「クラスの為に」、誰とでも、同じ温度で接したりできます。
非日常で、楽しかったのだろうと思います。
リーダーグループの皆さんは、「優勝」を目指していたと思いますが、わたしたちは、非日常を楽しめて、勝ち上がれば嬉しいけど、優勝は、その時次第だろうなとちょっと冷めていたかもしれません。


負けそうな時のリーダー女子の言葉

しかし、全員に能力が必要な球技などは、付け焼き刃のメンバーでは、勝てない場合が多いです。どうしても、体育会系部活動をしている生徒がたくさんメンバーにいるクラスが勝ってしまいます。

負けてしまっても、わたしたちは、リアクションが薄かったんですが、リーダー女子は、号泣。パトラッシュとネロが天に召された時のうちの母親みたいに泣いてました。

あの時は、負けたことより、彼女に悪かったなぁと、同じように熱くなれなかったことに、ちょっぴり罪悪感を覚えました。


熱い人といえば、学生の時にホテルでバイト(主に飲食部)していた時、出勤して、朝礼が行われるバンケットホールに行くと、40代くらいの恰幅が良い桂文珍みたいな人がいたので、新しいチーフかと思い、一礼してから列に並びました。
朝礼で、紹介があり、正社員かと思ったあの文珍は、新しいバイトでした。しかも、40じゃなくて、
19歳でした。(おったまげました)


この、文珍、高校のとき、ファミレスでバイトしていたからか、飲食サービスの意識が高く、私など、時々、ダメ出しなどもされていました。

次の日に、大きな集会があり、立食パーティーがあるという日のバイト終了前、わたしは、シフトが終わればさっさと帰りたい派。


あっさり、こう言いたい派


帰ろうとする私達に文珍が
「明日のグラスの数を揃えてから上がろう」と
言い出したので、「明日でも間に合うよ」と返すと、

「明日やろうは、バカヤロウ!」

と、いい放ち、「は?」となりました。

文珍のメガネを引っ張ってやろうかと、乗り出すわたしに、女子の先輩が、「グラスは、今日、使う分もあるから、明日がいいよ。文珍くんは前向きでいいと思うけどね」と、言ってくれました。

「前向き」というより、「前のめり」じゃねぇのと思いましたが、黙っていました。

文珍は、前向きというか、思い込みもあったみたいで、シフトが同じだった夕方、

「RIAさん、もっとシフトに入りなよ。頑張っただけ、お金になるんだからさ。」
と、遥か上から目線で言われ

「え??あ、でも、わたし、学生なんで、夕方とか休みの日しかムリなんだよね。それも1日中はむり」

「それは、そうだけど、借金は良くないよ。よく借金に行くんでしょ?」

と、深刻そうに言われ、

「は?借金??なんのこと?」

「昨日、借金に行くって、○○さんに言ってたから」

(え??)頭を巡らせ思い出すと、解りました。

「しゃっきんじゃなくて、ひゃっきん!
100均だよ!」


「え?あ!」
文珍は、「間違えた」とは、いいましたが、わたしには、謝りませんでした。おせっかいなやつめ無礼なやつめと思い、やつとは、
距離を置いて仕事することにしました。


文珍は、その後も、前向きにシフトもガンガン入り、バイトをしたそうですが、悲しいけど、社員の皆さんからは、あまり、評価されていなかったと、後日談で、バイトの先輩に聞きました。


文珍は、本人からしたら、「言うべき」と思ったことを自分の判断により、言う人でした。
それによって、相手側が、どう思うか、その後はどういう展開になるか。などは、想像はしなかったことでしょう。

まだ19歳だったので、社会勉強が浅く、幼かったかもしれません。

「熱くなって、ひたむきに、がむしゃらにやってる僕は、カッコ悪く見えるかもだけど、自分のスタイルだから!」

とか、前に文珍が言ってましたが、

いや、いや、そういう言葉を周りに聞かせることが
カッコ悪いんだよ。

と、周りからは、思われていたことでしょう。

一生懸命で、熱くひたすらに生きている人はたくさんいる。ただ、それは、自分の中で秘めているだけ。それが、大人だから。

高校の時のリーダー女子には、共感できても、
文珍には、あまり、イイねを押せなかったなぁと
いうのを思い出しました。



親切とおせっかいは紙一重

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