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ドイツ語が話せない劣等感で毎日頭が痛い

スイスは「英語通じるから問題ないで」って言われてこっち来た。それはほんまにそうやし、英語だけでも全く問題無く生きていける。

でも、やっぱりそこ地域の人々が使ってる言葉が使えるか使えんかで生活の質が格段に変わると思う。

授業は英語開講の取ってるし、「ドイツ語の」授業は取ってるから、全く理解できないわけじゃない。

お店でも、まず見た目的に「外国人」やからそもそも英語で接客してくれる人もいるし、ちょっと聞き返したら(拙いドイツ語で聞き返したとしても)英語で即返してくれる。

現地の友だちもできたし、その子らとも普通に普段英語だけで話して生活してる。


でも、何か決めるってなった時にマジョリティのドイツ語話者たちでパーってドイツ語で話し合って決まったこと、簡潔に英語で伝えられたり、スポーツクラブでコーチがドイツ語で言ったこと誰かに「今なんて言った?」って誰かに翻訳してもらったり、毎回毎回自分がドイツ語話せないことに「ごめん」「ありがとう」言い続けることが悔しくて悔しくて仕方がない。苦痛。疎外感。劣等感。


この苦しさ乗り越えた先に成長があるんやろけど、正直ほんっっっまにきつい。


それに加えて、スイスの人たちは普段「スイス・ドイツ語」で話す。(強めの方言みたいな)


私が日本で勉強してきた「標準」ドイツ語で話すことを嫌うから、「標準」ドイツ語で何か聞いたり話しかけたりしても、「ドイツ語うまいやん〜」みたいな感じでそっから英語で普通に返される。

たとえドイツ語で通じたとしても、みんな英語が話せるから、そもそもドイツ語で会話するに至らない。
しかも普段彼らが使ってない方の「標準」ドイツ語に切り替えてまで返す必要がない。


ドイツ語で話してたことに「何話してた?」って聞き返すのにももう疲れて、理解してなくてもただ愛想笑いしてJa~とだけ言ってる自分がすごくすごくすごく嫌。


でも毎回毎回会話の流れ止めて、申し訳なさそーに英語翻訳頼んでる自分もほんまに情けなくて、恥ずかしくて、その場から逃げ出したくなる。


そんなことばっかりぐるぐる考えてたら2年前の夏思い出した。初めて英語で話したとき。

この日のこと一生忘れない

ほんまにいきなり話しかけた。
大学の食堂前でしゃべってた留学生の子に。
(今となっては親友)

ノートに書いた英語フレーズ何回も何回も小声で練習して、それでも緊張で手が震えて、手汗やばくて、Excuse me?の後何言ったか、なんも覚えてない。

でもカタコトながらに英語勉強したい、とか説明してたらとんとん拍子に事が進んで、「今から遊び行くけど来る?」って言われて、嬉しいのとちょっと怖いのと半分半分でYesって言ったの覚えてる。

行ったはいいけど、みんなが話してること、ほんまに何も理解できんでうわぁぁぁあってなった。

でも途中で自分だけ帰るわけにもいかず、ルールすらわからんビリヤード行って、居酒屋行って。。お酒飲んだみんなの英語は更に理解不能やし。吐くほどきつかった正直。


グループになった途端一言も発せなくなり、なんでみんなが笑ってるのか全く理解できないまま、ただタイミング合わせて笑ってる自分。


どんだけ頑張って口角上げてニコニコしてても、誰とも目は合わせられんくて、1人なった途端涙止まらんで翌日ほっぺた筋肉痛なってる。

あーー今の自分と一緒やなあ。




さあ、どうしよう?




とりあえず留学前の自分に一つアドバイスするとしたら?


自分の生活圏のマジョリティが話す言葉(スイスなら、標準ドイツ語やなくて、スイスドイツ語)力を限りなく高めてから行く。
or
留学生がいっぱいいるとこに行く。そしたら英語が母語じゃない子たちが英語で話してるから、自分もそのグループの「マジョリティ」になれる。

日本おる時も、留学生グループに身を置くことで自分が突如「マイノリティ」になった。
だからあんなにもキツくて、疎外感、孤独感、劣等感がものすごかった。でもなんとかして「マジョリティ」に近づこうと努力することで成長できて、そんな自分に今は大感謝してる。

結局私の原動力はコンプレックスの解消にあって、ただ楽しくて頑張れる〜ようなハッピー思想してないんだよな。スポーツだってずっとそう。

ある分野において自分より遥かに長けた集団に飛び込むことで、自分のレベルを引き上げてもらう。

引用: 学研キッズネット


生きづらそう?

わざわざ自分で自分の首絞めるようなことせんでも?


そう思う瞬間もある、というか、「なんで自分こんなキツいことばっかやってんねやろー」って自暴自棄になることも多々ある。

でもそんな時、頭をよぎるのが5年後、10年後の自分が今の自分見て何を思うか。

それは私はこれまでの自分、5年、10年前の自分に感謝していて、その時の努力があって今の自分があると言い切れるから。そしてその過程を残しておきたいと思うから、今、文字を綴る。


「留学生いっぱいいるとこにすれば良かったなー」とか、「マスターは英語のコース進むつもりやしドイツ語できんでも別にな」とか、今は弱気なことばっか頭によぎるけど、結局は、やるしかないんよね。


とりあえずドイツ語。


あと10ヶ月、この劣等感と疎外感に耐え続けるか、ここで歯食いしばってドイツ語グループに身を置いて必死こいて勉強するか。


1年後の自分は、前者を選んだ自分を許さないだろうし、後者を選んだ自分に超感謝すると思う。


やるしかないってことよ〜頑張れわたし〜〜〜

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