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【理系の交換留学🇨🇭】業務スーパー奨学金の書類審査・面接体験談

留学する!スイスに行く!って言ったらまず言われること。

スイス物価高いらしいし、経済的にやばそうやなー

ほんまにその通り!!!!!
まだ行ってへんから実感は湧かんけど、スイスの通貨スイスフラン(CHF)🇨🇭は円に対してどんどん高なってるし、ビッグマック指数(各国のマクドナルドで販売されているビッグマック1個当たりの価格)は12月現在、堂々の1位です🍔
(ちなみに日本は44位、450円)

<出典>The Economist - Big Mac index
日本語サイト:https://ecodb.net

周りを山🏔️で囲まれ物資の運送などがかかることや、永世中立国🕊️であることから他国からの信頼が厚く、スイスに資金が入りやすいこと、などが物価高の理由として挙げられるらしい。

スイスに行きたい!と決めてから、片っ端から給付型・貸与型奨学金、色々見てきて実際に私がいただくことになった「業務スーパージャパンドリーム財団奨学金」について書きたいと思います。

1.この奨学金のすごいところ

まず、給付額が他の奨学金と比べてダントツで高いです。🫢

地域にも依りますが、私が渡航するスイスへの留学は、留学準備金25万円、月額20万円×11ヶ月の支給が決まりました。

奨学金を見るときには、留学準備金にも注目するといい!(そもそも無いものも)
短期であればあるほど、準備金の、全体に対する比重が大きくなります。

例)
A: 準備金25万+月額8万×5ヶ月=65万
B: 月額10万×5ヶ月=50万

このように、月額だけで見るとB奨学金の方がよく見えても、合計ではA奨学金の方がもらえる場合があります‼️要チェック‼️

そしてこの奨学金の応募要件としては、

・語学研修を含まない留学プログラム
要するに、交換留学で留学先の大学の学部に所属し、専門科目を履修することが求められます。(単位互換するかどうかは問わない)

・大学2回生以上の学部生であり、35歳以下

・在籍する大学でセメスターあたり6単位以上履修する計画がある

・併給不可

などが挙げられます。

学力基準・語学力基準は
例として、主たる言語が英語の場合を挙げると、

・GPA2.5/3以上

・文系
IELTS 5.5以上
TOEFL iBT 70以上
TOEIC 820以上

・理系
IELTS 5.0以上
TOEFL iBT 41以上
TOEIC 650以上

などなど。
語学資格もやけど、大学で真面目にやってきたかが重要だと思います!!

詳しくは、財団ホームページをご確認ください👇

2.書類選考でのポイント

必要書類は財団のホームページを要確認👆
私が提出した際は、

・申請書
・誓約書
・語学能力を証明する資料の写し(IELTS提出しました)
・在学証明書
・学業成績証明書
・指導教員推薦書(⚠️余裕を持って、遅くても締切の2週間前迄には頼みましょう)
・現在履修中の科目が分かる書類

でした。

この中で、自分で作成する必要のある申請書について書きます!

質問は全部でExcel 3枚に渡り、とにかく字が小さい!
字数制限は無いですが、感覚的にはA4レポート5枚分くらいな気がする😱

0.履修予定の科目
1.留学先を選択した理由
2.留学先で学びたいことや経験したいこと
3.留学先で学んだことを将来にどう活かすか
4.将来の夢
5.大学卒業後の進路
6.自己PR

「どこの大学に行けるか」の交換留学派遣先の結果が出る前に奨学金申請の締め切りがあったので、まだ渡航先が不確定の状態で履修科目決めたり、指導教員推薦書を頼んだりしました。(これが結構めんどくさかった😓)

ここからは、各項目について手短に要点をまとめます。

留学先を選択した理由

・地学の研究が盛んなスイスで、実際に野外調査に出てみたい
・教授がヨーロッパで共同研究をしている→アルプスへの興味
・学会に参加したい
・資源・環境・防災などの社会とサイエンスのつながりを国際的視点から考えたい

自分が今まで大学で学んできたことと、留学先でできることを関連づけることを意識しました🙆

留学先で学びたいことや経験したいこと

・授業内でどのような目的を持って活動するか
・専門科目の他にも、英語で論文を読み書きするスキル
⚠️語学習得を目的とした留学は申請できませんと明記されているので、ここで「英語や他の言語を習得したい」は🙅‍♀️
・授業以外でも趣味の登山含め、ヨーロッパの自然を体験したい
・日本で出会った友だちに会いに行く

0の項目で書いた「履修予定の授業」の内容に触れ、実際にどんな活動をしたいのか具体例を出して書きました!

留学先で学んだことを将来にどう活かすか

・専門知識を深め、大学院進学への準備を進めたい
・そこで出会う様々な国の人の考え方を知り、自分の根底にある価値観を見つけたい

この欄は一番小さくて4行くらい。次の項目で詳しく書くのでここでは抽象的に。

将来の夢

・自然の摂理を明らかにしたい(研究職)
・スイスや他国の地学教育について触れ、長いスパンでの日本の教育変革

ここが一番悩みました。院進するつもりなので、とにかく自分の興味に突き動かされるタイプの私は、将来の具体的な夢や目標がありませんでした。
だからこそ、1つ目の研究職で抽象的なことを述べた後に、実際にヨーロッパの友達にインタビューした教育についての具体的な話を統計と共に足しました✍️

卒業後の進路

ここも3行くらいで「確認」みたいな感じなので、交換留学中に研究室訪問をしまくって、地学研究の盛んなヨーロッパで大学院に行く、と書きました。

自己PR

・スポーツ経歴(部活について)
・国際シンポジウムでリーダーを務めた経験
・学会でのアシスタント経験

などについて書いた後、「文書・イラスト・画像等様式を問いません」とあったので、コラージュのように写真を切りはり、イラストも足しました🎨

3.面接体験談

正直、対策しすぎた

ネット上にある面接体験談(いわゆる過去問)に対しては、まずWordで回答を作成し、何も見ずにボイスメモに答えを録音し、修正するということを繰り返しました。

その後、大学のキャリアセンターで面接練習を4回しました。

参考までに、用意していた過去問リスト👇(こんなにいらんかった)

自分の考えを見つめ直すいい機会😀

実際の面接

生活(と将来の進路)がかかっていたので、かなり時間をかけて対策しました。

正直やりすぎかな、くらいでしたが、そのおかげで自信を持って面接に臨めたのと、自分の意見を瞬発的にまとめて1分ほどで説明するトレーニングになりました👍

形式:初めに自己紹介&留学先で学びたいこと3分スピーチ挙手制の質問
人数:面接官2人、学生6人
時間:1時間ほど
質問:①留学先で学びたいこと(1人3分、途中でツッコまれる)
   ② 高等教育は公共財だと思うか、私財だと思うか
   ③なぜ財団は、貧困学生ではなく、優秀な学生に投資するのか
   ④エンターテイメントの魅力は(似通ったテーマの学生2人に対して)

実際に受けてみると、構えていたような質問攻撃ではなく、財団の求める人物像の説明の後、今後の日本社会に我々交換留学生がどう貢献してほしいか、という講演のような話から始まりました。

質問は挙手制なので、グループの中では自己紹介(&その内容に関する簡単な受け答え)のあと、ほぼ発言していない子もいました。

私はとにかく必死だったので😂どの質問にもまず1番に手あげて、話しながら考えてました。
ボイスメモでの練習が役立った‼️

4.伝えたいこと

結果として、留学準備金25万、月額20万で計200万に上る奨学金をいただくこととなりました🥳

大切なことは「あなたのその留学でしか得られないこと、生み出せない価値」を起点に、そこから「留学を通して人とは違う何かを手に入れたあなたが、社会に生み出す新たな価値」へと話を繋げるとよいと思います。

私自身、この奨学金準備のプロセスで自分を見つめ直し、社会と自分の関わりについて熟考し、ぼんやりとしていた自分の価値観が研ぎ澄まされたように感じます。

今までにない真面目で面白みのない文章でしたが(他の記事のハードル上げてまうやん
これから交換留学される方々の参考になれば幸いです☺️

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