sanyuki

現在中学校の教員として勤務しています。みんなが幸せに過ごせるお手伝いができればと考えて…

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現在中学校の教員として勤務しています。みんなが幸せに過ごせるお手伝いができればと考えています。

最近の記事

映画「ハイキュー!」を観て

 つい指導者目線で観てしまった劇場版ハイキュー!  胸が熱くなる映画でした。  どんなにクールぶってたり、スカしてたりしていても、  最後に求めるのは「熱さ」  カロリー、エネルギーがなければ何も動かない、  そして多くの人の胸を打つことはない  とても実感しました。  共に過ごす人達と、熱い時間を共有する  憧れます。  追い求めたいものですね。

    • 学校は何を学ぶところ?(家庭・子ども編)

       前回の記事では、教師目線で、「学校で学ばせたい」ことを、理想を交えて解説(と言っても私事ですが)してみました。  まとめてみるとこんな感じ。(おさらいです。) ①「やっぱり子ども達が好きだし、一緒に作り上げたい」 →「子どもが好き」という思いを教師が持っていて、子ども達も、「みんな一緒に何かしたい」と思っていることが必要 ②「生徒に、勉強分かったって言ってもらえるように、分かりやすい授業がしたい」 →子どもが教師に「教わりたい」と思っていて、「分かった!」と言ってわざ

      • 学校は何を学ぶところ?(教師編)

        ①「やっぱり子ども達が好きだし、学級担任とかやって、何かを一緒に作り上げたいかなって」 ②「生徒に、勉強分かったって言ってもらえるように、分かりやすい授業がしたい」 ③「部活かな。集団で何かを一生懸命取り組んだり、子ども達が活動を通じて人間的な成長をしていってもらいたいと思っている。まあ、できればでいいけど、一位にはなってみたいかな」 ④「行事で燃えてみたい。運動会や合唱コンクールでクラスがひとつになって、みんなで感動を分かち合いたいな」  以上、私が20代の頃によく

        • ベースになるもの(その2)

           「正義」「正しさ」ってなんだろう?  生徒指導担当をしていた頃、度重なる生徒指導。問題行動を起こした生徒と保護者との面談。    「うちのコが殴ったのは悪者のあんたら教師。悪を叩いて何が悪い?」  そんなことばかりで、すっかり疲れました。  そんな頃、ラグビーワールドカップで日本が世界最強国のひとつである南アフリカを撃破。とんでもなく自らの励みに。  その後はラグビー選手を片っ端から覚えたり、関連書籍を読み漁ったり。  ラグビーの記事をネットで見ていたら、あるラグビ

        映画「ハイキュー!」を観て

          番外編「私とラグビー」

           「正しさ」に代わるものとは?  2015年のラグビーワールドカップイングランド大会、みなさんは覚えていますか?  と言うより、「ルーティン」という言葉が流行った「五郎丸ポーズ」の人気が先行していましたよね。  私は元々高校、大学と、そんなに一生懸命やっている訳でもなかったのに、 ラガーマンしていました。全然頑張ってませんでした。本当に。  ちょうど大学を卒業した年に、ラグビーワールドカップがあり、もうラグビーには関 わるつもりもなく、ふと付けたテレビでやっていた日本

          番外編「私とラグビー」

          ベースになるもの(その1)

           「正しい」  って、最近怖くないですか?  令和の時代にあって、どんどん高まるコンプライアンス。 高まり過ぎて、昭和の不適切な表現と対比するドラマまでやりましたね。  学校に勤めていると、ありとあらゆる場面で、いろんな「正しさ」が現れます。教師から生徒へ、教師から教師へ、生徒から教師へ、保護者から生徒へ。お互いが自分の正しさを主張し合います。  正しさって、お互いが共感するととてもよい関係を築く土台になります。 お互いにそこを目指して向かっていけます。  でも、、

          ベースになるもの(その1)

          モンスター・・・

           ペアレンツ、じゃないです。最近、先生の中にも「モンスター」になりそうな人、いませんか?  この前、新採用から数年経って、異動して2校目の割と「できる」先生が、新採用数年の若者教師に叱責している場面に出くわしました。なだめる前に、ちょっとその内容を聞いてみたんです。  若者は、学年行事を企画していて、その段取りがなかなか見えていなくて、手探りで案を出してくるので、他の担任陣がフォローしないと進まない。剛を煮やしたその先輩教師が雷を落とした形になっていました。言い方がかなり

          モンスター・・・

          動き出そう

          私たちの考えていることは決して間違っていない。 私たちは、生徒児童も、協力的な保護者も よくわからない事ばかり言ってくる保護者も お世話になっている地域の方も 道で子ども達がおしゃべりしているだけで苦情の電話を入れる地域の方も 尊敬する先輩教師の方々も 自分に興味のない同僚も なんかいつも怒ってくるパワハラ教師も いつも寄り添ってくれる同僚も 自分を心配してくれる家族も そうでもない家族も そして何より自分のわがままを聞いてくれる自分自身も 幸せになっ

          動き出そう

          これからの時代の先生たちに

           教職について、近年にはなかったような、「ブラック職場」「ブラック部活」の議論が、教職の世界だけではなく、知識人や大学教授、はたまた週刊誌までが話題にするようになってきました。  「学校の先生って大変ですね。」なんて、近所にいる人にまで言われるようになっ ています。「安定していていいね。」とは最近いわれませんね。    教職員の仕事は、どこまでが教員の職務で、どこまでが仕事外の仕事(つまりボランティア)なのか理解されていないこともとても多い。(まあ他人の良く知らない職業には

          これからの時代の先生たちに

          これまでの自分とこれから

          中学校の英語教師として早29年目。 それなりに経験だけは重ねてきました。 世間から見れば特殊な世界の中で、社会に出てからずっとこの世界だけ。 でも、だからこそ見えてくる世界もあるのです。 言葉にしにくいことを、言葉にしてみようと思います。 よろしければご一読ください。 

          これまでの自分とこれから

          Starting Over

           まず始めてみる。歳を重ねるにつれ、だんだん難しくなってくる。  でも一歩踏み出す。何か今までに見えなかった世界がきっと見えてくる。  何年も教員をやってきて、何百回も子ども達にそう伝えてきて・・・。  やっと回ってきた自分の番。さあ、何からやってみようか。

          Starting Over