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ベースになるもの(その2)

 「正義」「正しさ」ってなんだろう?

 生徒指導担当をしていた頃、度重なる生徒指導。問題行動を起こした生徒と保護者との面談。
 
 「うちのコが殴ったのは悪者のあんたら教師。悪を叩いて何が悪い?」

 そんなことばかりで、すっかり疲れました。

 そんな頃、ラグビーワールドカップで日本が世界最強国のひとつである南アフリカを撃破。とんでもなく自らの励みに。
 その後はラグビー選手を片っ端から覚えたり、関連書籍を読み漁ったり。

 ラグビーの記事をネットで見ていたら、あるラグビーのライターさんのコラムに目が止まり、そこにはこんな事が書かれていました。


 「ジャスティス(正義)よりもフェアーネス(ずるくないこと)を」

 インテグリティ(高潔であること)を掲げるラグビーフットボール。

 「やっていいこと、ルールに則う(審判の目を盗む)こと」(正義)を主張するのではなく、例えそれがルールに則っていても、「相手の尊厳を失わせず、ずるいことはせずに、お互いを尊重し合い、一緒に最高の試合を創り上げるという価値観。

 「法律違反じゃないでしょ」みたいに完全に開き直っている人、以外に頭がいい人が多いので、つい納得させられてしまいそうになる

 でも、これからの時代は、フェアーネスが問われる世の中。経済でも、政界でも、学校でも。

 コンプライアンスの中にはない、本当の意味での「清さ」は生きていく上で最強なのでは、と最近思っています。

 こんなことが、私の考え方のベースになっています。

 結構ラグビーはただの暴れん坊スポーツではなくて、生きるためのヒントも隠れているんです。またどこかの機会で紹介したいと思います。

 


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