見出し画像

春のような温かさがいつもある学校に… 小さな子を愛おしむ姿から 優しさが君の本質であることが伝わる 〜心の宝物208

🌷人を幸せにするユーモア


コロナ機の学校
6年生の彼は元気いっぱい。抜群の運動神経で外遊びが大好き。感染予防のために、外遊びにも様々な制限がありましたが、そんな中でも、バスケットコートでは、上手に距離を取りながらシュートを競うなど、工夫して楽しく体を動かしていました。

休み時間に教室を訪れたときには、大抵数人の仲間の中心にいました。いきおいよく話を回しながら、面白いことを言って、しばしば仲間を爆笑させます。生き生きした表情で、機転を利かせ、仲間の笑いをエネルギーに変えて益々話を加速させていく様は、お笑いのプロのようでした。

しかし、彼の冗談には、誰かを貶めたり、からかったりするようなトーンは少しもありません。勢いよく、大胆で強面のところもある彼ですが、そこには絶対に踏み込まないと決めているような決然としたものが、笑い合う表情から確かに伝わりました。

🌷小さな子を愛おしむ姿から 優しさが君の本質であることが伝わる


この頃、彼は、1年生の教室掃除の担当でした。
ある日の掃除時間、彼が1年生の児童と取り組んでいる姿がとても温かでした。その子の横について、共に膝をつき、気持ちと目を配りながらいっしょに床を磨いていました。

1年生が彼に何かを尋ねます。彼は、同じ視線の高さでその子の目を見て、柔らかく何かを答えます。1年生は嬉しそうにうなずき、一段と力を込めて床を磨きます。それを優しい目で見ながら、自分も懸命に床を磨きます。

学級の仲間と遊んだり、冗談を言い合ったりしているときのスピード感とは全く別次元の、穏やかでしっとりした空気でその子を包んでいるこの姿もまた、紛れもなく彼の本質だと実感しました。

仲間の心に届く言葉で、心を和ませ、笑いを誘う。
小さな子を愛おしみ、その子のやる気に火を点ける。

君は誰かの笑顔が好きなのだろう。誰かが笑顔になることが心地よいのだろう。自分の力で誰かを笑顔にすることを、常に願っているのだろう。

心から誰かの笑顔と成長を願うこと、人と対するときに、その方向に言動を選び取ることができること。優しさとは、そういう資質をいうのだと私は思う。
それが君の本質だと確信している。

そんな思いでお伝えしました。

かけがえのないあなたへ
素敵なきらめきをありがとう
出会ってくれてありがとう
生まれてきてくれてありがとう
どうか、ありのままで
どうか、幸せで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?