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親子間で、あるあるご褒美問題

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

我が家のご褒美事情

我が家では、
あまりご褒美を用意していません。

誕生日やクリスマスなど、
私と妻の両方の親からいろいろなプレゼントをもらう機会が
多いからです。
ありがたいものです。

ただ、そんな子どもたちを見ていて、もらいすぎ…と
思ってしまうので
ご褒美で盛大に何かを買い与えるということはしていません。

「〇月まで待てば、誕生日があるでしょ。」という感じです。

ただ、娘が
お手伝いを頑張ったり、
習い事で努力を積み重ねたりしている場合は、

「お手伝いを頑張ってくれて、本当に助かったよ。お父さん嬉しかったから、今日は、あなたの好きな外食に行こう。」とか

「習い事、一日も休まず頑張ったね。頑張っている姿が素敵だったら、努力賞だ!(と言って、趣味でしている手芸のパーツを買う。)」など、

小さなご褒美をあげています。

一応、
感謝の気持ちや感心したことなどを伝えるようにしています。

ほしいもののためだけに頑張る子

クラスでは、
「~したら、何くれるの?」というのが口癖になっている子がいます。

そんな家庭では、
親が
「~したら、~買ってあげる。」
「~したら、〇円あげる。」と言っているようです。

中でも、勉強面のご褒美をよく聞きます。
「テストで80点以上を取るとほしい物を買ってもらえる。」というようなルールです。
「テスト100点で、100円。」というところもあるようです。

これを決めてしまうと、子どもは「ほしい物を買ってもらう」だけのために、勉強をするようになってしまいます。

ご褒美問題で一番強く思うのは、
何かもらえるから頑張る。
何ももらえないなら頑張らない。
という子どもにはなってほしくないということです。

もちろん、
何かを手に入れるために頑張るのは悪くありません。

でも、
家族のためのお手伝いなのに、
「何かくれるならするよ?」では…。

自分のための勉強なのに、
「100点取ったら、100円ちょうだいね。」では…。

お手伝いの面では、
それを仕事としてとらえ、
仕事の報酬として、お小遣い(ご褒美)がもらえると
捉えるならば、少し意味合いは変わりますよね。
その際には、
最初にきちんとルールを決めておくといいと思います。
これは、」というのが口癖になっている子がいます。

学習面では、
もし、ご褒美を与えるなら、
インプットに対して与えると効果的だと言われています。
例えば
本を10冊読んだら。
ノートが◯冊終わったら。
何日間練習を続けたら。など。

基本的に、勉強面に関しては、
褒めるだけでいいのです。

ほしいものがあるならば。

もしも、ほしいものがあるときには、
その理由をしっかり説明させ、親を説得させる
のがいいと思います。

私も欲しいものがあるときに、妻にプレゼンをしますが、
これがとても大変です。

※今欲しいのは、セカンドディスプレイです。。。。。
 1万円程度のものでいいのですが…。
 これがなかなか許可が下りない(笑)

ときには、そこまで労力を使ってでも欲しいものなのか?
と自問し、やめることも
あります。

子どもたちも、欲しいけど、結局使わなくなるかもしれないなど、
自分で考えて買わない選択をすることもあるでしょう。

自分で考えるからこそ、子どもはぐんぐんと伸びていくのだと思います。


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