あわや黒歴史?にギクッ、の中学受験サポート 〜リケジョな子育てVol.22〜
noteマガジン『東工大飛び級ママの「リケジョな子育て」』/第22号です。
このnoteマガジンは、発行人・福所しのぶが日経xwoman Terraceブログに投稿したオピニオンのうち、「子育て・教育(STEAM教育含む)」テーマのものをピックアップし、一部再編集してお届けしています。
今回は2023年9月11日の投稿から。元の投稿は、日経xwomanに掲載された記事『 中学受験コーチは見た 「優秀なワーママ」が陥りがちな黒歴史』(下記リンク)を受けて、感じたことや気づきをシェアさせていただいたものです。では、どうぞ!
※以下の本文中、「参照記事」とあるのは上記リンクの記事を指します。
まずは参照記事の言葉から。
『「子どもをいい学校にいれるのは私の役目」と思い込んで受験サポートも仕事モードで進め…』
…ギクッ!
『高校以上の受験と異なり、親がまだまだ手伝えるので、ともすると親の受験のように捉えてしまうのですね。仕事の成功体験があると、それと同じように「私がこの受験を成功させる」と思ってしまう方もいます』
…ギクッ!ギクッ!
ええと、私のことでしょうか…(苦笑)
この『リケジョな子育て』シリーズの第一回目で、
『ワーママの中学受験』で母親側が仕事辞めたりセーブせざるを得ないなんて、ジェンダーバイアスだー!!と、斜に構えていた状態から、我が家のリソースを点検したら、教える&気持ちへの寄り添いは(夫よりも)私の方が得意とわかり、サポートに俄然やる気が出てきた!
…という話を披露しました。
思春期まっただなかで取り組む高校受験より、親のサポートが必要な中学受験のほうが、私の教育哲学とか生きざま(?!)も伝えられるし!というモチベーションです。
それが、親の支配力に嫌気して子供との関係が悪くなってしまうような「中学受験の黒歴史」につながる危険性をはらんでいるとすれば…。
後頭部をガツーンとやられた気分です。今回の参照記事。
ど、どうすればよいの…(涙目)
大切なのは『この受験の主役は誰かな』と都度立ち止まり、問いかけることだといいます。
考えてみればそうですよね。アドラー心理学でいう「課題の分離」。受験の主役は子ども自身だし、受験でご縁を紡いでいくのも子ども自身。親が勇気づけのために伴走することはあっても、子どもには想像以上に目の前の物事を切り開いていく力があるはず。ましてや親のための手柄を子どもがとってくるようなものでは絶対にないわけです。
黒歴史はイヤだな、ちょっとゾッとして、思わず子供に聞いてしまいました。「お母さん、勉強のことでいろいろ言っちゃうけど、いやだな、疲れるな、とかってある?」と。
子供は「ううん、最近勉強楽しくなってきたよ」と。ほっ。
まあ、我ながらストレートすぎる質問なので、どこまで本音なのか…という感じではあるのですが、とりあえずはオーケーラインかな?!
とはいえ、私自身の中に受験での成功体験がその後のキャリア形成に影響を与えていることは間違いないので、「このくらいがんばってほしいなぁ」という雰囲気は、頭ではわかっていてもチラチラ出てしまうはず。
だとすれば、子供のペースを見守る、子供がしてほしいサポートをする、塾の先生など周囲も頼る、ということをちょっとやりすぎかなくらいに意識する方がむしろバランスとしてはちょうどよいのかもしれません。
『この受験の主役は子供自身、この受験の主役は子供自身…』と自分に言い聞かせていきたいと思いました。
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