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もう1度 夢と金に想う

#夢と金  の著者、キングコング西野亮廣さんのvoicyを毎朝聞いていて、最近は最新刊「夢と金」の解説章も始まっている。「本のネタバレは大歓迎!」という公言があったので、もう一度この本に触れてみようと思う。

私が好きな章に、「相場を無視できる【人検索】実例」というのがある。

コロナ禍で大打撃を受けた飲食店。それでもなんとか生き抜いたお店でも、お客さんが自粛前ほど戻ってこないのが現実。そんな中、ものすごく繁盛している酒場があって西野さんは閉店後に大将に会いに行った。とりあえずなんかテキトーに出して!と言ったら餃子が出てきた。メニューにないものを出してくれて、とても美味しくて感動して興奮して「おいしい!!」と伝えたところ、

大将から帰ってきた言葉は
「あたりまえやないか」
「スーパーで買ってきたんやから」
と言ったらしい。

すごいでしょ、すごいよね?

大将曰く、「スーパーに食品を卸せるのはプロ中のプロの仕事。そういう高尚な方が開発してくださった餃子は美味しくて当たり前。俺が作っているものとワケが違うんや。」ということだった。

ここから考えることは人それぞれで良いと思うんだけど、たぶんきっと、この大将に会いに来ているお客さんがたくさんいるんだと思う。どこで何を食べてもいいんだったら、あの人がいるところに行こう、そんな気持ちになる人柄が価値になる。こうなると、ただ金額や点数で評価されているだけではない路線で長く商売ができる。

この本は、多くの著名人が推薦本として紹介していて、この本を学校の教科書に!という声も多く上がっている。

お金の勉強をした方がいい、子どもにお金の勉強をさせないから日本はダメなんだ!!という気持ちは理解できる。お金の勉強は必要。借金と投資の価値を教える必要もあると思う。資産家だけが勝てるんだな、という卑屈から脱却し、世界線でまだまだ事業展開できると私自身も信じたいし。

でも、学校でお金の授業が始まったら解消するのかな?おそらく近いうち、お金の授業が導入されることは間違いないと思う。その時はお金を稼ぐための考え方による気がしている。自分自身でちゃんとお金を稼ぐための勉強ができるのはとてもいいこと。だけどその時にやっぱり学校だけに任せていてはいけない気がする。

まだ自分でお金を稼ぐ能力がない子どもには、「誰がお金を払ってくれたのか?」「そのお金はどうやって稼いだものなのか?」そのお金の流れを体感しながら、少しずつ、自分はどの領域でどのくらいのお金を稼げるようになりたいのか、その原動力を見つけることも大事だな~と思う。

ごはんを食べさせてくれた人にはお礼を。いつかチャンスがあったら恩返しを。もしくは同じことを誰かにしてあげられるように。お金を良い循環にさせることを引き続きわたしの子どもには伝えていきたい所存。

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