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「新入社員教育で大切なこと」

皆様こんにちは。比嘉華奈江です。

新年度がスタートしました。

新たな環境になった方、新たな仲間が増えた方

また、新しいことに挑戦する方も多いのではないでしょうか。

今年は、ありがたいことに、新入社員研修を多く担当させて頂いております。

沖縄県内の企業、東京や大阪や福岡の企業の皆様の

丸一日新入社員研修を、連日担当致します。


さて、今日は、自社で新入社員研修を実施する方もいらっしゃると思いますので

新入社員の皆様を育成していく際に、大事なことは何か。

大きく3点、お伝えしたいと思います。


<新入社員教育で大切なこと3点 >

1 「なぜ〜〜が必要なのか?」という意図と理由を常に問いかける

2 「基本+臨機応変に」と、新入社員の頃から、言い続ける

3 「現場の育成者」を育成する



特に、①と②は、実際に新入社員研修の中で、私がよくお伝えしている内容です。

今日は少しだけ詳細をお伝えします。


まず

1つ目、「なぜ〜〜が必要なのか?」という意図と理由を常に問いかける

これは、特にマナーのような、社会人の基本をお伝えする場合、

「なぜ、我社にマナーが必要なのか?」を自ら考えさせることが重要です。

例えば、ホテルや観光業のような業界で必要になるマナーと、医療や安全重視の現

場などで必要になるマナーは、目的が変わります。それを、自ら考えさせること

で、「社会人になったんだから、知っておかなきゃいけない型」という認識から、

一歩踏み込んで、落とし込むことができます。

このように早い段階から「考え方」を身につけておくことで

常々考える癖付けができるようになることも新入社員教育の目的の一つです。



2つ目の、「基本+臨機応変に」と、新入社員の頃から、言い続ける

何事もそうですが、基本や型、形を知りながら、その通りにできつつも、

「臨機応変さを常に持ってね」とまず伝え続けることが重要です。

会社の中でどんな言葉をよく使うのか、

どんな問いかけをよくするのか、によって「思考」が作られます。


「沖縄で、銀座のど真ん中のサービスは要らない」

これは私がCAだったときに、よく言われていたことです。

ですが、銀座のど真ん中のサービスを知らなくてもいいか?提供できなくていい

か?というと、そうではありません。

知っているし、できる。

そして、必要な時には勿論提供しつつ、

その時々、目の前の人の状態に合わせる・自分の引き出しを選択することが

仕事の醍醐味でもありました。

これは、人にしかできないホスピタリティです。

サービスをホスピタリティに変える力とも言えると思います。


「臨機応変さは全く必要ないよ」というお仕事は、

今後ロボットにもできる仕事かもしれません。


この臨機応変さは、どの職種にも求められるのではないでしょうか。

「型を知りつつ、臨機応変に対応できる」

「臨機応変に対応する際には、一声プラスすることで相手に選択してもらう」

このような事がさりげなくできる社員を育てていきたいものです。



3つ目、「現場の育成者」を育成する。

現場に何名ほど育成者がいたら良いでしょうか?

答えは、「全員」です。


新入社員は、一人ひとりの先輩たちを良く見ています。

そして、様々なやり方があることを学びます。

良し悪しがあっても構いません。

ただし、自分でその良し悪しを判断し、自分に取り入れるか否か

判断できるようになるには、数年かかるでしょう。


教育は「継続」が最も重要です。

数日間の新入社員研修だけで終わり、ではなく、

本番は、その後の「現場」です。

だからこそ、現場の中のキーパーソン、時には育成係、メンター役の方

まずはその方々から、育成者である自覚を持って学び続けることが

重要です。


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