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生きる場所にも選択肢があるといいな。

デンマークは秋も深まり、もはやクリスマスの雰囲気が漂っています。

ヨーロッパのクリスマスは、国や地域、家族ごとに色々な伝統があると感じます。
スイス出身の友人は、毎年、「妖精のための家」を(お母さんが)手作りするそうです。
妖精たちは12月になると、毎晩そのお家にやってきます。
小さないたずらを仕掛けたり、チョコレートのような小さなプレゼントを持ってきたり。
妖精の姿は見えなくても、子どもたちは朝起きるたびに、妖精の残した余韻を感じることができます。

なんとも可愛らしく、工夫の凝らされた、楽しい伝統だなと思いました。

・・・ということで、我が家も今年はその伝統を取り入れてみることに!!
娘たちには内緒で、せっせと小道具を集めているところです。
出来上がったらnoteでもお披露目したいと思います。

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ちょうど1年前の今頃。
デンマークで知り合ったとても素敵なお友達と、お別れした話(彼女が母国に帰国することになったので)を書きました。

その彼女ですが、つい最近、デンマークに戻ってきました。
・・・それも旅行ではなく、永住の予定で。

彼女は、家族もみんなイタリア人。
しばらく母国で過ごした後、「やっぱりデンマークで子どもを育てたい!」と思うに至ったそうです。

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自分や家族にとって、地球上の、どこで過ごすのがベストなのか。

それは、
ライフステージや家族構成。
仕事があるか、家があるか。
人生において何を大切にしたいのか。
・・・などなど、いろんな要素が絡み合って決まること。

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そのベストを選ぶには、いくつかの選択肢を知っていることが大切だと感じます。

日本にある実家しか知らなかった時は、その世界がすべてでした。
でも、他を知ると、自分の「本拠地」の良さがわかる。
もちろんちょっぴりもの足りない部分も見えてくる。

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選択肢を知っていたとしても、「実際にその選択肢を取る」というのは、またひとつハードルの高いことですね。
わたしはたまたま今、夫の仕事でデンマークにいますが、これが未来永劫、続くわけではありません。
もちろんやり方は色々あるのだと思いますが。

その点、EU市民たちは、域内を自由に動くことができ、仕事や住む場所の選択肢、機会も多いように見えます。
(もちろん語学のハードルは自分で頑張って乗り越えていて、すごい!でも羨ましい・・・)

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わたし自身がどこで過ごしたいか。
それはまだよくわかりません。
「来年の今頃はどこにいるのかな~」ぐらいの、不透明を楽しむ気持ちでいたいと思っています。

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今回もお読みいただきありがとうございました!Tak!
なかなか筆をとるのに時間がかかるわたしの背中を、北欧の街角でさんが優しく押してくださいました。
尊敬するnote先輩のアドバイス。実際に書いてみたら、やっぱり楽しいです!!


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