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ASD?ADHD?LD?HSP?カテゴライズを越えて本当に大切なこと

はじめに

こんにちは!りょーすけです。
今日の本棚では、Kindle作家のソラノカナタさんが書かれた『アスペルガーな私のやらかし人生』をレビューしていきたいと思います。
(※本書はKindle電子書籍/Kindle Unlimitedで購読可能です)

<ぼくのブックレビューの骨子はコチラの記事をご覧ください👇

タイトルの言葉、いかがですか・・・?

当事者であるぼくがこんな言い方をするのも変な話なのかもしれませんが。。。

なんだか、
「そのカテゴライズ自体に意味があるわけじゃないな」
って改めて思いました。

もちろん、気質として重なる部分が多々あるので、ぼくは人並み以上に「肌感覚でわかる」部分がたくさんあるでしょう。

でも、だからこそ、もっと生きることにシンプルに向き合っていいなって感じたんです🤔

今日は、なんらかの「生きづらさ」の原因となる気質をもった当事者さん(=自分自身)を読者と想定して、レビューをしてみますね。

ではでは早速!
一緒にFiStActしていきましょう📖

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Finish:気質を”言い訳→武器”として使うこと

著者が自身の障害気質を自覚したのは40代になってからだそうです。

それまでは社会で生きることに「違和感」はあれど、それがどこに紐づいているかはわかっていなかったし、特に「解き明かす」必要性も感じていなかったんだと思います。

ただ、ぼくも自身の経験と重なって、印象的なことばがありました。

答え合わせがやっと終わって、気分は爽快だった。

p31

そうなんですよね、そこなんです。
自分の中でなにかパズルのピースがバチッとハマるというか、ずっとこころにまとわりついていた靄が晴れるというか、ずっと抱えていた重荷から解放されるというか。

「なぁんだ、そういうことだったかぁ〜」っていうスッキリ感。

それはあくまで「自己理解を深める補助輪」であって、それをもってなにかをやらない/できない自分を正当化する理由(言い訳)として都合よく使ったり、他者になにかを求める武器として使っていいって訳じゃないんです。

著者の人生へのスタンスからは、確定診断の前後を問わず一切の「悲劇のヒロイン」ぶった態度が見えません。

もし気質を理由になにかを諦めたり逃げたりしてるなら・・・!その考えはポイしましょ٩(๑´3`๑)۶

「気質を”理由→言い訳→武器”として使うこと」


Start:カテゴリーどうこうではなく"ひとりの人間"としてあるがままを生きる

で、ここからのリアクションが超重要ポイントです。

診断が◯◯◯だったから、わたしの人生って生きづらくてかわいそうな人間だ、わかってくれない周りが悪い、っていう「悲劇のヒロイン」方向に行くか。

著者のように、「そっか、そゆことか、じゃあわたしは□□□っていう選択をして生きてくようにしよ〜」って気質を含めてまるっと自分を受け容れて「人生の主人公」としてさわやかに生きていく覚悟を固めるか。

その道のりにおいては、会社をやめたり人付き合いを変えたりと、なんとなくはびこる「一般常識」的なものとは多少ズレた選択をすることもあるでしょう。

でも、それは障害や気質のカテゴリーがどうだからという訳ではなく、いまこの瞬間抱えている「生きづらさ」を手放して、「自分らしく自然体で生きていく」ための主体的な意思決定以外のなにものでもありません。

さぁ、生きることにもっとシンプルに、「自分なりの幸せ・ゆたかさ」に一直線に向かっていきましょう!(^O^)/

「カテゴリーどうこうではなく"ひとりの人間"としてあるがままを生きる」


Action:「環境調整」と「キャラ設定」をしてみよう!

もしここまでの話を読んでみて、
「そりゃわたしだって主体的に生きてみたいさ・・・」
って思ってもらえたならっ!

やることを絞りこんで、焦らずゆっくりひとつずつ取り組んでいきましょう🙋‍♂

今日はまず最初に考えてみてほしいことを、2つだけ提案させてもらいますね。

①環境調整:著者のことばを借りると、その要素は「ムリ・ガマン」をしなくていい=「がんばりすぎない」でいられる環境を作ることが理想です

②キャラ設定:カミングアウトすることも視野に入れて、周囲の人にまずは「知って」もらって、ストレスの頻度や強度をできるだけ下げましょう

環境も周囲の人との関係性も、ただ待っていてもなにも変化は起こりません。

まずは自分がその気質を受け容れ、正しく理解し、その上で①②を少しずつ進めていってください。

さぁ!動き出すなら今スグが一番っ(´ε` )

「環境調整」と「キャラ設定」をしてみよう!

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おわりに

と、いうことで。
今日はKindle作家のソラノカナタさんが書かれた『アスペルガーな私のやらかし人生』でFiStActしてきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に著者のことばでぼくの印象に強く残った言葉を紹介しておわりにしたいと思います。

自分の弱さを認めて受け入れること。
これが本当の強さなんだよね、きっと。

p123

もしこの記事がちょっとでも参考になった、おもしろかったと思ったら、ぜひスキやコメントでリアクションをいただけるとうれしいです!

また、今後「この本について書いてほしい」なんてお声も大募集中ですので、ご遠慮なくコメントでご要望くださいね。

それでは、今日はこの辺で失礼します(^^)/~~~

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