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【高齢期ケア・リハビリ】要介護高齢者は自分自身を元気と感じられるか

元気になった?要介護高齢者

訪問リハビリで

客観的にみて

元気になってこられたな

という方がおられまして。


でもご本人は

「うーん、前と変わらないですね。」

とおっしゃる。


客観的な変化は

食事量が増えた

寝たきりでなくなった

家の中を歩けるようになった

テレビや雑誌、新聞を見るようになった

階段昇降ができるようになった


などです。


元気と感じる瞬間

もし、わたしたちが

病気や怪我をして体力低下や身体機能が

一時的に落ち

普段してたことができなくなった場合

何ができたら
自分は元気になったと実感するんだろう?

と、ふと思いました。


わたしの場合は

走って登山…


ある人は

趣味サークルに参加すること


またある人は

図書館に行くこと


かもしれません。


人生で重要な作業活動は

個々によって異なりますしね。


自分自身を元気と感じること


元気になった!
元気になったから○○もしてみよう!


行動の原動力になる

「自分は元気」という自己イメージ

は高齢になるとつきにくいのかもしれません。


元気と感じるには


たとえば自分が大事にしている活動が

再開できたとしても

以前と方法が変わってしまうと
※人の手を借りたり、福祉用具を使ったり

「満足できない」

「自分は元気!」と

感じられないかもしれませんし。


反対に

要介護・要支援の方でも

自分が大事にしている作業活動が

自分の思うような形で

できていれば

「わたしは元気だ!」

って感じられるのかと思います。



何をもって満足するか

登山を例にしますと…

頂上まで行く手段は2つあるとします。

1.自分の足で

2.ロープウェイを使って


もしかしますと

若い頃は自分の足で登ることで

得ていた満足感は


要支援、要介護高齢者になった場合

ロープウェイを使って頂上へ

行くことも良しとできる

柔軟性をもつことで

得られるんではないでしょうか?


「ロープウェイででも登山ができてうれしい!」

これも老化への適応で

そういう感動体験や成功体験を

積み重ねることで

「自分は元気だ!」

と感じられると思います。


元気という感覚も老化を前提に考える

やはり

人は老化することが前提で

物事を考えないと

満足感や

「わたしは元気だ!」

という感覚が得られない?


人は老いますし

どうしたって若い頃のようには

いかないですし。




とは、いうものの

わたし自身も老いに対して戸惑うことが

多々ありますが。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!





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