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My Story② ~キャリアロスは突然に~レールから突然降ろされた39歳ママ


復帰後に待っていたのは"マミートラック”

 第一子出産から職場復帰するも、今度待っていた次のモヤモヤは"マミートラック”でした。"マミートラック”とは、母親となった女性が産休・育休から復職した際に、自分の意思とは無関係に職務内容や勤務時間が変わったり、その結果社内における出世コースから外れていったりする事象をさす言葉、とあるページでは定義されています。出世がしたかったわけじゃなかったけれど、ママとして戻ったからこそ、以前とのGAPが多すぎて精神的に苦しむことになったという感じです。

 それまで、システム開発・法人営業を10年経験していて、復帰後は、私の希望も考慮していただいて、事業企画や数字の管理をするスタッフ部門。1年半ぶりの仕事で、新しい職務内容で、覚えることは多かったけれど、ノルマや顧客対応など急を要するものがないので、時短勤務の終了時間16時には帰宅ができ、徐々に生活にも慣れられて職場復帰としてはありがたい仕事内容でした。保育園からの呼び出しも多いものの、先輩もみなママさんだったので理解していただけて帰りやすい、休みやすい雰囲気だったのは本当によかったです。
 
 最近何かとSNSを騒がせている"子持ち様”問題も、どちらの立場もわかるゆえにすごく難しい問題だなと思います・・・。保育園の時間があるからどうしても決まった時間には帰らないといけないし、熱を出したらお迎え、休み対応しなきゃだし、周りに迷惑をかけてしまうことが本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで、仕事が1人前もできない自分にも不甲斐なさを感じて辛いし、でもどうしようもなくてモヤモヤしっぱなしでした。

写真が昭和の人みたい(笑)


過去の自分とのGAPに苦しむワーママ生活

 半年経過すると「時短から戻してね、現場に戻ってね」みたいな会社からの圧も感じ、自分自身もゆとりのあるスタッフ業務はママとしてはいいのだけれど「何か物足りない」と思う面も出てきて、元の営業担当に異動。

 でも、以前は一人で複数の顧客の営業担当だったので、そうなると急な休みとか、相手にご迷惑をかけてしまうので後輩と一緒に、むしろ後輩がメインの窓口担当になって欲しいと自ら上司にお願いしました。内勤営業に近い形で、営業事務処理を担当しながら、たまにお客様にところもに行く、といった立場で再スタート。

 この立場、やっかいなのは、自分自身が過去の自分と比較してしまって苦しいということ。「もっと自分はできたはずなのに」「お客様から一番頼られていたのは自分なのに」「こんな提案もしたいけれど子どものことがあるとアイデアを出すこともできない」そんな自分の中の声との戦いで。「あーこれなら全く違う職場の方が比較しなくてよかったのかも」とまたモヤモヤ・・・。フルタイムで17時半までキリキリと猛スピードで仕事を終わらせても、終電まで仕事をするのが当たり前のITの現場では「すいません、お先に帰ります」と平謝りして申し訳ない気持ちいっぱいで帰る日々。閉園ギリギリに走って保育園に迎えに行ってからは、ごはんに、お風呂に、寝かしつけに追われ、リラックス時間なんて皆無。週末は、溜まった洗濯に掃除に、食材買出し、翌週の作り置きおかずづくり、子どもとの公園でクタクタ。毎日精神状態がぎりぎりのワーママ生活でした。


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