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My Story① ~キャリアロスは突然に~レールから突然降ろされた39歳ママ


がむしゃらに働いた20代サラリーマン時代

 私の人生において、キャリアロスは突然にやってきました。そこまでの長い長いストーリーを言葉にして書いてみようと思います。

 地元の公立高校を出て、国立大学に進学し、超就職氷河期をなんとか乗り越えて2000年に某IT企業入社。大学の選考もなんとなく決めて経済学部。就職活動の選択もそのころ3Kとは言われつつも学生には人気だったIT業界。就職活動での志望理由は、「小さい頃に工作が好き」「親が建築家の影響もあり、ゼロから何かを作り上げる過程が好き」などと言っていた記憶があります。IT業界向けに考えたとってつけたようなものだったなと(笑) たいした経験がない20歳だから、その頃の自己分析なんて、そこまで"自分に合っている仕事だ”、"これがやりたい仕事だ”、というのを見つけるのは難しかったと今は思います(笑) 周りの子で、「看護師になりたい」、「幼稚園の先生になりたい」など、具体的な職業が見えている人が羨ましかったかも。私自身は、なんとなくで選んできた職業選択でした。

 その頃はまだ“働き方改革”なんて程遠く、根性論で頑張ってなんぼ、ラーメン屋でさくっとご飯食べて職場に戻って、毎日終電まで残業して寝るだけのために会社の寮に帰る20代を送ってました。"ライフワークバランス”なんて言葉も知らない時代で、週末は疲れが取れずお昼まで寝る‥みたいな毎日で、憧れていた東京でのOL生活とは程遠い生活。アフターファイブ(死語!?)を楽しんでいる人たちもいる中、時には徹夜をしてシステムの試験をすることも。「女だからってできないと思われたくない」みたいな男性への対抗意識もあって「私ってサラリーマンだな」と自嘲していたっけ・・・。がむしゃらに目の前のタスクをさばく毎日で、「この会社でこの先の自分ってどうなっていくんだろう?」と30代、40代の自分のキャリアは全く見えていませんでした。というか、考える暇さえなかったです。

富士山登頂!


モヤモヤの沼にハマる初めての育休生活

 そんな仕事漬けの20代を過ごし、出会いもなく婚期を逃し、体調も崩しがちになり「もうこの生活は限界だ」って焦り出し、30歳で何とか結婚。1年後には妊娠し32歳で第一子を出産。「やっと仕事を休めるー!」と喜んだ育休期間でしたが、20代あれほど忙しい毎日を送ってしまったゆえに、家にずっと一人でいる時間、逆に耐えられなくて、もやもやの沼にハマることに・・・。

家事と育児をしているだけ、仕事をしていない自分は役に立っていない、何かしなければと思ってしまって。今考えれば、0歳育児は本当に大変だったし、1日中追われるし、育児をしているだけでも十分価値があることだったなと思うけれど、その時はそう思えてなくて。仕事をしている同期や友達の存在と比較して焦ってしまって。結果、突然思い立って英語の勉強をしてみたり、子どもをおんぶしながら資格の勉強とかしちゃったり、子連れで行けるスクールに通ってみたり・・・。

 「何者になりたいのか」見えていないのに、目に見えない何かに急き立てられて「何かしなきゃ蟻地獄」にハマっていました。1年半の育休中にベビーマッサージ資格、アロマテラピー検定2級・1級を取り、何者にもなれず、1年半で職場復帰をしたわけです。


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