見出し画像

葬儀屋さんのお仕事について。④お通夜。

私のお仕事である、

【命のお仕事】、お葬式。今日はお通夜のお仕事について書いてみました。

数日ぶりなので前回をご紹介しますね。

と、ここまでがいわゆるご逝去の後の準備の段階をご紹介しました。ここからはご遺族様・故人様にとっては本番となります。

まえおき:お通夜について。

お通夜とは、

【夜を通して亡き人をしのぶ】ことなのです。在りし日のことを弔問してくださる方と想い出を話し、あらためてその方に感謝する・・・ものだと私的には理解しております。

ただ、一般的な仏教の儀式としては、「通夜経」というお経をあげていただきますので、そのお経が始まる時間を通夜の始まりとしてご案内しております。そうすると、各関係の方々はそのお時間に弔問し、お焼香をしていただきます。

お通夜に参列する方の参列の流れは、以下の通りです。

1、入口にて受付・記帳する。

2、式場へと入場し、席へ着席する。

3、定時になると、司会者の案内が始まり、ご導師様(おてらさま)がご入場。通夜経が始まる。

4、読経の途中または終了後にご遺族様よりお焼香が始まる。お焼香は故人様がご安置してある祭壇付近へと進み、焼香を行う。

5、弔問した方も順次お焼香する。

6、ご導師様が読経を終えてご退場。

7、ご遺族様による代表挨拶。

8、一同解散、式の最中では故人様と面会してのお別れが出来ないためにスタッフがお別れが出来る様に式場のセッティングを変えてご案内する。

こんな流れなのです。それでは我々スタッフは何をしているのか、ご覧ください。

ご導師様控室の準備。

お寺様は、定時より早めにご来場してくださり、ご遺族様や葬儀社スタッフとお打合せをしたり、【法衣(ほうえ)】というお着物をお召しになります。そのための控室を準備します。

お寺様がお見えになると、さっそく控室へご案内します。その対応をしたスタッフからご遺族様・司会担当者へ引き継ぎを行い、お通夜の時間までにお打合せや段取りを確認できるようにします。

お寺様・ご遺族様と通夜式のお打合せ。

主に司会担当者がサブスタッフとともに行います。

まずはお寺様から通夜式の内容についてご指示いただきます。焼香机のセッティングやご導師様がご使用になるおりんや木魚・お経本を置く台の配置、皆様のお焼香のタイミングなどを確認します。

確認が終わり、控室を退室したのちは式場へ戻り、指示の通りにセッティングを行います。ご導師様の指示通りのセッティングが出来ればすぐにご遺族様へお通夜のお打合せを行います。

主な内容は通夜式の流れをお伝えし、焼香の手順や順番、お通夜のお食事を式の後に準備されている方へは、その手順などもご案内します。

こうしてお通夜の開式が近まってくると、皆様を式場へとご案内することになります。そして、ご導師様が入場し、通夜式が始まります。

通夜式の司会進行。

式は司会者が総合案内役となり、進めていきます。式場内ではそのほか参列者様の人数に合わせたスタッフが配置されます。

配置されたスタッフの主な役目は、

【開式後にお見えになったご参列者さまを式場へご案内する。

【ご遺族様~ご参列者様の焼香の案内をする。

【ご導師様の入退場のご案内をする。

【式の最中にトラブルが起これば速やかに対処する。

といったところです。式が終わると緊迫した空気が緩やかになります。その後もご遺族様とご参列者様が和んでお話出来る様に目立たず少し離れた位置から式場内を見守ります。

お通夜の後。翌日のお葬式の為の事前打ち合わせ。

お通夜が終わり、参列者さまの訪問が落ち着くと、ご遺族様もお食事をとったり少しくつろいだ雰囲気になります。ご遺族様もお疲れのところなのですが、お通夜の最後に翌日のお葬式の為の打合せをします。頂いた弔電の順番付けのお願いやスタッフが皆退いた後の過ごし方、火葬場へ行く御供車の確認・翌日の食事の再確認など・・・

そのほか、司会者は故人様のお人柄を取材させていただき、お葬式の最後にご紹介しますので、ご希望される方は取材も行います。

取材が終わると司会者はその内容をまとめてナレーション作成を行います。

お通夜はお葬式よりもハードワークですが、ここが頑張り時で、ご遺族様との距離だったり、後々のご遺族様の印象に残ることが多いのでしっかりとサポートをします。

お通夜の時がハードワークになるのは、最近の葬儀事情でお葬式が平日に予定されると、その前日のお通夜のほうが参列される方が多い傾向にあります。


以上がお葬儀屋さんのお通夜のお仕事です。私が勤める、福岡県糸島市に所在する、

【まごころ葬儀 羅漢】

では、スタッフを募集しております。(お陰様で採用が決定致しましたので募集は終了致しました。)




もしもよろしければ皆さまのサポートを頂けたらとてもありがたいです。