【Altキー】から始まったわたしのデザイナー生活
こんばんは。
今日は、ちょうどデザインを始めてから1年くらいなので、それについて話します。
2019年の7月。私は、何もない自分に苛立っていました。得意なことも面白味もないし、やるべきことをやりきれないことに悔しさと情けなさがありました。
そして、去年は何となく節目と考えていた30歳になる年でもありました。
何事もなく、人と違ったかたちで美容師を続けた10年間は、いつの間にか私の武器となり、実際はそれに縋っていたようにも思います。
そのまま、続けるという選択肢もありますが、新しいことを10年かけてやるとどうなるだろうと考えました。始めたときの楽しい感じともどかしい感じを想像したとき、悪くないなと思いました。
そんなことを考えていたとき、デザインに関わるきっかけがありました。それまで一切のパソコン業務をしてこなかった私は、Altキーの存在すら知らないレベルでした。全くの初心者という観点から、これでいいかも?と思ったわけです。
ちゃんとしたやる理由が必要不可欠とは思っていなくて、とにかくやってみればいいという感じで始めました。
当時は別の仕事をしていたので、早速Adobeを契約して、スキマ時間で、インターネットで検索、人に聞きながら、毎日、触るということだけが目標です。とにかく、自分の頭にないと分かっているので、調べまくりました。検索ワードが分からずに、その答えを導くまでにかなりの時間を要しましたが、その時のリサーチは、今も役立っています。まずはフォトショ、イラレの触り方を知り、少し使えるようになるまでに、約6ヶ月くらいかかりました。これは、最初のレベル感があまりにも低いところから始めていますので、エクセルやパワポなどを使える人からすれば2ヶ月くらいで習得できるのではないかと思います。
具体的には参考本を活用したり、Adobeのチュートリアルをやったり、人がデザインをする工程を見ることをしていました。
この6ヶ月がいつの間にか過ぎた時に、少しずつ仕事にすることを意識し始めました。まだまだですが、自分の作ったものが人の目に触れ、心を動かし、人の役に立てるということの嬉しさと難しさが続けたいという意思に変わりました。
その後は触れるという段階から、効率(スピード)をあげる、トレースする対象のレベルを上げるというフェーズに入りました。真似するのは、本当に大事で、その重要性は最近の数ヶ月で、気付きました。参考もなしに、自分の頭や世界観、センスに頼ってしまうというのは、とても危険です。かなりの経験値がある方はそれでもいいかもしれませんが、初心者であるうちは、それはダサいと認識しておくくらいで丁度いいと思います。
なぜ危険かというと、デザインに主観が入ってしまうからです。クライアントワークである場合、基本的に主観を入れると、デザインを理論的に説明したとき成立しなくなります。ですので私は最低でも10個くらいの参考をピックアップして、リサーチから取り組みます。この重要性を理解した今は、これがないのは怖すぎます。
最近の3ヶ月は仕事もやめ、完全に仕事にすることを念頭において、取り組んでいます。それまでは平均すると1日1〜2時間程度しか触っていなかったかと思いますが、今は時間も確保できたので、大体8時間以上は毎日パソコンに向き合っています。やはり、レベルアップするには、バランスは人それぞれですが時間とお金をどれだけ費やすかにかかっているので、私は経験を買うつもりで、お金を使い、時間をかけています。
経験値で勝てない数多くの素晴らしいデザイナーの方とは違うルートで勝つ方法を探るなかで気付いたことは、人が経験しないことをやること、知識・教養を蓄えることの重要性です。ただ、スキルをつけるだけでは勝てるわけもなく、インプットするものによってアウトプットが変わるので、これも毎日やりたいところです。私の場合は大体一日3.4時間が理想かなと思っていて、最近は読書と映画が多いです。
これで合わせて12時間なので、1日は本当にあっという間で、この3ヶ月はびっくりするくらい早く過ぎました。
レベル感としては、スピードが上がり、トレースできる幅はかなり広がりました。言われたことは基本的には出来ると言った具合です。
最近やらせていただく業務内容は
・コスメやファッション関係のデザイン
・ロゴのデザイン
・HPのデザイン
などをやらせていただいています。
ただ、経験としてやらせていただくことも多いので、たった一年で稼げるとは考えないでください。
今後もスキルアップもしながらですが、今の課題は汲み取る力をつけること、対応の幅を広げることです。提案力もつけていきたいところですが、今はまだそのレベルには達していません。そうなるためには、もっと経験値をつけ、知識を増やす必要があります。
まだ10分の1なのでこれからですが、楽しみながら、継続していけたらと思います。
今回は、このように1年が経過した今のレベル感を言葉にしておくと、来年の今頃に、どれくらいの変化があったのか知ることができるので、自分のためにも書かせていただきました。
それぞれの成長スピードは違うと思いますが、これからデザインを始める人の参考になれば幸いです。
また、細かいことも書いていきます。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!
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