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不安の正体

不安とは「気がかりで落ち着かないこと。心配なこと」

心配と不安は似てますね。
「心配性」は、いつも不安で心配している性格の人でしょうか。

不安に似た言葉に「恐怖」がありますが、不安よりも恐怖のほうが具体的です。

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犬が怖い、痴漢が怖いと感じます。
不安は、漠然と「夜道を歩くのは不安」となります。

テレビCMで、「危険は目の前にあるが、恐怖は心の中にある」と言っていますが、その通りです。

客観的に見て危険性のある犬がそこにいるかいないかですが、どちらにせよ、犬にかまれるかもしれない恐怖を感じる人と感じない人がいます。

ただ、恐怖は具体的ですから、犬がいなくなれば怖くなくなりますが、不安は対象がはっきりしていないので、消すのも大変です。

犬にかまれる恐れは、たしかに誰もが怖いと感じるでしょう。
ですが、「テストが不安」は漠然としていて、人によって違います。

入試や音楽の「歌のテスト」をたいして心配しない人もいれば、失敗によって過去の失敗などによってダメだという感覚を持ち、強い不安を感じる人もいるわけです。

いつも不安がって、劣等感に悩み、チャレンジできなくなる人もいるでしょう。

心理学的な心配とは

心理学的に言うと不安とは、かみ砕いて言うと、嫌な感じがする考えやイメージが次々わいてきて、自分でも抑えられない状態です。

心配は不安(嫌な感じがする漠然とした予感)の一部と言えるでしょう。


心配性とは

いつも心配しがちな人、いつも不安が高くなりやすい人は、小さなことにも気づき、些細なことでも気になり、行動より先にいろいろ考えをめぐらす人です。

心配性な人たちは、そうでない人よりも、敏感な人です。
いつも何かを気にかけています。
何か困ったことが起きてしまわないように、いつも心配して用心をしているのが、心配性の人たちです。

心配性の人たちは、物事をネガティブに考えがちです。

よく使われる例ですが、コップに半分の水が入っていると、楽天的な人は「まだ半分残っている」と感じますが、心配性の人は「もう半分しか残っていない」と感じます。

心配性の人は、ネガティブ(否定的)なものの見方、判断をして、ネガティブな感情を持ちます。

たとえば、明日は家族でハイキングに行く予定だが天気予報の雨の確立は50パーセント。
そんなとき、心配性の人は「きっと雨に違いない」と判断し、暗くて悲しい気持ちになってしまうのです。

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心配性を克服するために

人間なかなか性格は直せません。
心配性を直そうとしても、直せるものではないでしょう。
しかし、心理学の研究によれば、同じように小さなことが気になってしまう人でも、ポイントは「意識を向ける注意のコントロール」だと言われています。

心配性の人は、いろいろなことを心配します。

旅に出るときは、天気を心配し、迷子になることを心配し、強盗にあうことや、病気になることを心配します。
そして、これらのことを考え続け、嫌なイメージがぐるぐると頭の中を回りはじめます。

このような、何を考えるか、何に注意を向けて、意識し続けるかを自分でコントロールできることが大切です。

心配性の良いところ

心配することは、悪いことではありません。
明日は雨かもしれないと考えて、カサを用意したり、雨天用のBプログラムを考えておくことは、とっても大切です。

もう水が半分しかないと思えなければ、新しい水の準備ができません。
あなたの心配性が、みんなを救うのです。

心配性と共に

心配すること、考えることは正しいことです。
でも、心配しすぎると問題が起きます。

思うのはいいですが、わずらっちゃいけません。

明日は雨かもしれないけれど、雨具やBプログラムを用意した後は、自分の思いをコントロールして、それ以上ネガティブな考えや感情が生まれないようにしましょう。

あなたがどんなに夜も眠れないほど心配しても、明日の天気は変わりません。

心配性の人はしっかり者が多いです。
夜遅くまで、そして朝早くからピクニックの準備をするのです。
でも、それなのに「あしたはどうせ雨よ。ピクニックには行けないのよ」などと暗い顔をして言い続けていたら、家族も楽しくありません。

「晴れるといいね」「きっと晴れるよ」とおしゃべりしながら、子どもと一緒にテルテル坊主を作りましょう。
そのような活動を取ることが、雨のネガティブイメージで頭がいっぱいにならないようなコントロールにつながるでしょう。

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それでも翌朝雨が降ったら・・・そのときはそのときです。
家族みんなで残念がって、そして雨ならではの楽しみを探しましょう。

心配を流そう

心配事を考えすぎないようにコントロールする方法として、こんな方法もあります。

考えるなと言われても考えてしまうので、まず、考えましょう。
考えた上で、頭の中で、流れる川をイメージしてください。

次に川の上に舟を浮かべてください。
そして、舟に「心配事」を乗せます。

心配事を乗せた舟は、川を静かに流れていきます。
「さようなら~」。

心配事は、流れていき、見えなくなってしまいました。

そういうイメージを持ってみて☝

心配をうまくコントロールさえできれば、最強です✊

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