izumi /ドイツでパニック障害とつきあう日々

海外在住20年を超える年数のうち、半分ぐらいをパニック障害やうつに悩まされてきました。…

izumi /ドイツでパニック障害とつきあう日々

海外在住20年を超える年数のうち、半分ぐらいをパニック障害やうつに悩まされてきました。 様々な療法を試しても根本的に改善せず、行きつ戻りつようやく改善の兆しが見られるようになってきた今の経過を 記しておきたいとブログを始めることにしました。ドイツ在住。

最近の記事

働きたい!

私はパニック障害になってから9年間働いていなくて家にいる。 その間、プライベートで日本語を教えたりはしたが、外に出て働く気にはなれないまま9年が過ぎた。 4月ごろから体調が上向きになり、今まで出来なかった色々なことが再びできるようになってきたせいか、突如として再び働きたい!という欲求が湧いてきて自分でもびっくり。こんな日が来るなんて。心の中で自分はもしかしたら一生このままかもしれない、同世代の友達が仕事や趣味の世界で活躍しているのを羨ましく横目で見ながら自分は終わっていくの

    • この一週間

      先週の週末は、かなり珍しく夜家族と外出し、近くの都会で行われていた「青い夕べ」なる街の中心部がブルーでライトアップされる催し物に行ってきた。 もの凄い人ごみで、中央広場はぎっしり人で埋め尽くされ、前に進もうにも進めない。一瞬、去年韓国で起こったハロウィーンの圧死事故が頭をよぎり、怖くなって引き返そうとしたが、結局とどまり、時間が過ぎるうちに落ち着き、最後は夜の街を楽しんで帰ることが出来た。去年までの私ならまずそんな場所に出かけようと思うことがそもそもなかったので大きな変化。ま

      • 3歩進んで2歩下がる

        午後、夫と近くの街に出かけた。 彼はフィットネスジムと食料の買い出しへ、私は子どもに頼まれたTシャツを買いにそれぞれ行き、後で落ち会うことにした。 車を一歩出て歩き出したが、もう頭がボーっとし始めるのを感じる。 う、今日は生理で体が重い感じはあったが、買い物なら大丈夫と思ったのだが、早くも怪しくなってきた。 買い物を手早く済ませ、まだまだ時間があるのだが、メインストリートの人の行きかう多さ、声、都会ならではの雑音の多さがこういう時は神経に触る。 体が緊張したのかトイレが近く

        • パニック障害とダンス教室②

          ホッとしたのもつかの間、クラスが始まって、体を動かしていても足の先が冷たいし、上にのぼせ上った気がなかなか下に降りてこない。 他のペアの人達が楽しそうにダンスに興じる中、(苦しい時は、他のみんなは楽しくやっていそうに見える)イマイチ気分が乗らなくて、ペアのサンドラに悪いなあと言う気になってくる。このサンドラという女性、50半ばぐらいだと思うが、ドイツ人女性には珍しく明るく大声で笑い、しかもとてもフレンドリーで、他の参加者にも分け隔てなく自分から話しかけに行く人である。 悪い

          パニック障害とダンス教室①

          昨日は地元の市民講座で開催されているなんちゃって社交ダンス教室の最終回だった。 なんちゃってと言うのは、初歩も初歩、大初心者のクラスで6回のコンパクトコースだからである。ダンスには全く興味のない旦那をしょっ引くわけにもいかず、一人で参加している私。幸いクラスにはもう一人、個人で申し込んだ女性がいていつも彼女とペアで踊っている。 このコースも最終回に至るまでにいろいろとあり・・・。 まず私はパニック障害およびやや対人恐怖症というものもあり、初めての人や場所が大の苦手。初日など

          スピリチュアルじゃ変われなかった

          昨日、久しぶりに日本人のお友達と電話で話した。 お互いの近況報告で、私はここ2か月程で大きな変化があり、数年ぶりにカフェや映画館に行くことが出来たと報告した。 彼女もすごいねー、よかったねと喜んでくれ、あれこれ取り留めのない話をした後、自分は最近ある本に出会い、引き寄せの法則を実践しているのだと教えてくれた。 私の知らない著者名で、聞いたこともなかったが、実践の内容としては他の引き寄せの法則同様、自分の思考感情が現実になる。よって出来るだけポジティブなことを考え、いい気分でい

          スピリチュアルじゃ変われなかった

          中国人の友達とダンスと

          昨日は思い切って同じ町に住む中国人のお友達チンちゃんのお家へ行ってきた。 思い切ってというのは、去年はこんな簡単な事さえも私にとってハードルが高すぎたから。 彼女はとてもいい人だし、なにも緊張することがないはずなのに、行くと考えただけで、お家の中に入って、椅子に座って話すと思うだけで、大丈夫かな、パニックにならないかな、すぐに逃げられないし、どうやって取繕ったらいいだろう、などなど考えてもうそれだけでグッタリ。 実際に去年の夏ごろ、行く約束を取り付けて、彼女のお家の前に広がる

          精神科医との面談

          昨日は定期的に通っている精神科医の先生との面談の日だった。 前回の面談の時は、どうしようもなく不安定で、一人ではとても行けず、夫に車で送ってもらったのだが、今回は取りあえず自力で電車で行けた。 先生、いつも通り開口一番、 「それで、調子はいかがですか」 「はい、先生。今回はご報告したいことがたくさんあるんです。あり過ぎて時間が足りるかどうかわからないぐらいです。(笑)」 「ほう、それはそれは」 この先生の医院では、面談時間は約20分。カウンセリングと違って精神科医は症状を聞

          初めまして

          海外に住んで20年。そのうちの半分ぐらいをパニック障害と過ごしてきました。 闘ったり、無視したり、抑圧したり、逆に徹底的に向き合って深掘りしたり。色々な経緯を経て、七転八倒しながら七転び八起きで少しずつ良くなってきている今の経過をありのまま書いていこうと思います。 ドイツ在住。40代主婦。