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なにも考えない

民主主義国家においては、ぼくたちには政治家を選ぶ権利が与えられているからこそ、責任も負わされている。(『哲学はこんなふうに』政治から)

そんな事は誰でも知ってるよ!と怒られそうですが、これが教育にも言えるとふと感じました。

日本の教育はみんなに平等に与えられている利点があるから、ここでは「教育社会主義」と呼びます。
そして、欧米の教育は自身の得意分野を伸ばす環境が与えられている利点から、「教育資本主義」と呼びます。

まず、日本の教育について見ていきましょう!日本は戦後から今のような集団授業でやってきました。(そしてこれからも…)主にこういった授業はみんな平等に、また公立は授業料が無償なので誰でも高等教育まで受けれます。それは優秀な平社員を作る教育だと僕は考えます。別に悪い事ではありません。だって、リーダーは少数でいいが、優秀な平社員は沢山必要だから。そして幸か不幸にも何も考えなくとも大学を卒業して、企業に勤めるのが一般的な道となっているのです。

ここで少し話が変わるのですが、日本は農業大国だったから「普通じゃない」ということに敏感です。だってそうしなければ、みんなで力を合わせて食料を作っている中に、サボっている奴が居たり、違うことをやったりしてその輪を壊していく奴が居たら、

「自分たちは真面目にやってるのに、なんでコイツだけ!!」

ってなりますよね。だから仲間意識が高い分、輪を乱す奴が現れれば強力な力で相手を精神的、物理的に痛めつけやすい傾向が見られます。

その話を日本の教育に当てはめてみると、さっきの一般的な道を脱線したり、人と違うことをすると咎められたりして、個人より集団でいることが重要視されるとも言えます。だから社会主義的な考え方が強いのが、日本と言えます。
だから、集団のなかでみんなで生きていく方法を教えてくれるのが、日本の教育だと考えました。また日本人は主体性が無く、何事もリーダー(エリート)に任せて、その後ろを付いて行く国民性が強いから、こういった教育なのではないのではしょうか…。

次に欧米の教育について見ていきましょう!
日本と反対に欧米は、個人を尊重される事が多いです。それは優秀な社長を育てるための教育だと僕は考えます。そして欧米には飛び級制度や小学生の内から留年制度があり、良くも悪くも自己責任のところがあります。

「ですから、自由にやって良いけど、自己責任だよ!」

という点から資本主義的考え方です。
しかし、欧米は教育格差が大きく、その代表としてドイツ🇩🇪を挙げると、

・12歳で進路を決めること。
・ドイツ語が母国語じゃない家庭や、移民、難民で経済的に問題を抱えている家庭。
         ↓それらが…
外的要因がその後の進路に大きく影響し、変えることは限りなく難しいと言うことから、「不公平」だ!と問題視されています。(昔の農民は武士にはなれない的な考え方)

こう考えると平等な日本の教育はすごいものなんですね。

しかしながら、欧米は優秀な人だったらその芽を摘んでしまわずに、企業がお金を出して学校に行かせてあげたりするような動きが多くあるので、たくさん機会を持てるから、能力重要視の考え方も良いですよね。

このように、これから先進国と闘って行くには、自分で考えて周りに流されずに生きていく事が大事だと思います。人ごとだと考えずに、自分の事のように考えた方が良いのではないかと思います。しかし日本の教育が、欧米の教育が良い、悪いははっきりいって個人の考え方です。(僕は日本と欧米の教育を足して2で割ればちょうど良いんじゃないかと思う。)

最後にまとめると

日本→結果の平等
欧米→機会の平等

説教じみた話を長々と聞いてくださり、ありがとうございました😊 
皆さんの意見も聞かせてください。

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