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新鮮素材を炭火焼き!野菜&スタミナたっぷりの北部料理で元気になろう/ベトナム・ハノイ料理教室参加レポート

バンコクほどではないにせよ、ハノイも料理教室がたくさんあります。ベトナム料理はバリエーションが豊富でどの料理を習おうか悩ましかったのですが、評価が高く直前予約も受付していたRose Kitchen HanoiをAirbnbから予約しました。
東南アジアのローカル屋台でよく目にする「炭火焼き」。その炭火調理を実際に体感できるアクティビティ性の高い料理教室でした!

ベトナムは南北に長い国なので日本と同様に地域によって食文化が微妙に違います。「春巻きなど全国区メニューの形状や食べ方」「地域の名物メニュー」「甘味など好みの味付け」の差も大きいそうです。(サントリーがベトナムで展開しているお茶ブランド「TEA+」も南部が好む甘味の品、北部が好む品とラインナップを増やしたら狙い通りの結果が出たのだとか)今回はハノイ(北部)での参加なので北部仕様のベトナム料理です。

(↓ベトナム料理の概要についてはこちらのサイトが分かりやすかったです)

<概要>
作った料理:4品 (ブンチャー、バインセオ(リクエストメニュー)、バナナフラワーサラダ、エッグコーヒー)※バインセオは南部料理
費用:日本円で3,856円・受講料、市場案内、ホテル送迎、レシピ
時間:9:00〜13:30(実際は8:45〜14:30頃でした)
進行言語:英語
場所:ハノイ中心街近郊の市場、キッチンヴィラ
予約:Airbnb他、直接Webサイトでも可能
オススメ度:★★★★★(★5つが満点)
参加難易度:★☆☆☆☆(★が少ないほど難易度が低い)

<体験雑記>
ホテルでピックアップしてもらい、市場案内からスタート。スクーターも往来する活気のある市場です。参加者は8名でアメリカ、オーストラリア、韓国が5名でした(ベトナムは韓国からの観光客がとても多い!)
たくさん並ぶフレッシュな葉野菜やハーブのみずみずしさはベトナムならでは。深夜〜朝方に農家さんから仕入れたものがほとんどのようです。葉物はレタス・パクチー・紫蘇・ミント・チャーピルなんかが定番です。

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なかでも感動したのはお肉屋さん。当日屠殺し店頭に並びます。その為か屋外の店舗で常温のざらしであっても不衛生な感じがあまりせず、不要なにおいもしません。オーダーしてからミンチにしてくれます。(このお肉はやはり美味しかった・・・)

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必要なものを買い込んだら料理教室(ヴィラ)へ。先生は2人です。ウェルカムドリンクをいただいてスタート。タイやマレーシアの料理教室は一人一品制でしたが、こちらの教室は日本同様グループ作業です。

一品目はバナナフラワーサラダ タイのソムタムの具材が異なるもののイメージです。バナナフラワー、牛肉、細切りにんじん、トマト、きゅうり、香草がメイン。

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東南アジアのほとんどの国ではバナナが身になる前のつぼみの花びらを生食します。つぼみの中に赤ちゃんバナナがいますが、それ自体は苦いそうで、周りだけ食べます。牛肉は炒めて、他の具材とあえて出来上がり。ベトナム料理は大体「ニョクマム(ナンプラー/魚醤のようなもの)」「ライム果汁」「砂糖」「多めのニンニク」+(控えめの唐辛子)で味付けです。

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次はブンチャー

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ブンチャーという料理を当日まで知らなかったのですが、炭火焼の豚肉を使ったつけ麺のようなものです。お肉+米粉麺+たっぷりの香草+前記の調味料で作るつけだれを共に食べます。ジューシーなお肉とニンニクの効いたたれで男性的なメニューですが、ミントや紫蘇など香草をたっぷり入れればクドさはなく女性も嬉しい味わいです。
ベトナム料理は辛味がなくアミノ酸もニョクマムのみで単一の為か(日本食は合わせ出汁などで複数のアミノ酸を掛け合わせてうま味を出します)どうもハッキリしない味が多いと感じていたのですが、炭火焼による香ばしさと肉のうまみ閉じ込め効果で、「うーんこれはベトナム料理ナンバー1!」なおいしさの誕生となります。
お肉はココナッツミルクなどで甘めに下味。薄切り肉とつくねを作り、網に挟み炭火焼。挟んで仕舞えば串に刺す必要もありません。中庭で煙をもくもくたてて焼きます。

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そしてバインセオ 小麦粉と米粉の薄い生地に具材を挟んでカリカリに焼いたもの

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バインセオって日本だとクレープのようなものに具を挟んで食べるものって思いがち(自分もその一人)なのですが、本場だとライスペーパーにレタスを乗せバインセオ+香草やフルーツを乗せてくるんで食べるスタイルが多いようです。

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小麦粉と米粉にタピオカでん粉のミックスをココナッツミルクとひみつの液体(カリカリの秘密)で伸ばして焼きます。こつはとにかく「カリカリに焼くこと」。辛抱強く、油を注ぎ足し、両面カリカリに。そのままだとちょっと油っぽい感じもしますが、食べる際レタスなどの葉野菜をたっぷり合わせれば大丈夫。

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そして最後にエッグコーヒー

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これは「飲むティラミス」と某インターネットサイトが呼んだようです。卵黄と蜂蜜などの甘味を合わせて辛抱強くミキサーで攪拌。エスプレッソと共にいただきます。

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↑仲良くしてくれた韓国のマダム。
韓流ソングのYouTubeをBGMに流してくれたりノリノリでした♪

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全部終わったら試食タイムです。3品とも肉や海老のタンパク源や油分はしっかり使っているのですが、たっぷりの野菜と共に食べたり調味料のライムの酸味などでぱくぱく箸が進みます。一人だけ男性がいましたが、お肉たっぷりなので満足そうでした。

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先生の英語はとてもわかりやすく、たまたまだったかクラスメイトはマダムが多かったので和やかな雰囲気でとても楽しかったです。しかもこの講座はドリンクが飲み放題。飲兵衛さんにも嬉しい楽しい講座です。場所も中庭付きの広々とした綺麗な施設で気分が上がります。
また、基本のメニューは北部のベーシックとしてバインセオではなく揚げ春巻きのようでしたが、可能な範囲で希望を聞いてくれ、それも嬉しいですね。今まで参加した料理教室の中でも一二を争う楽しさでした!

<総括>
内容が細かいので、検討している方向けの情報。
オススメ度:★★★★★
難易度:★☆☆☆☆
◆こんな人にオススメ:
・ベトナム北部の美味しい料理を楽しく習いたい
・料理好きでハノイで半日空き時間がある
◇こんな人は物足りないかも:
・先生の家で作るようなAirbnbらしい体験を求めている
・グループレッスンではなく自分の手で作り上げたい(別途プライベートレッスンも行なっているようです)
・どうしても作りたいメニューが他にある
◆オススメ度の理由:
普段はAirbnbで小規模の教室に参加することが多かったのですが、中規模の教室は「参加者が楽しめる工夫」がきちんと体系化・御膳立てされているのか気楽に楽しめました。受け入れ人数も8人程度と多いのでにぎやかで楽しいです。10人以上いると一体感には欠けてくるのでちょうど良い人数に思います。
◇難易度の理由:難しいところはありませんでしたオススメです!






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