見出し画像

こんとあき

今日は大好きな絵本を紹介します。

画像1


「こんとあき」
林 明子 さく
福音館書店

娘は本が好きで、絵本も児童書もたくさんある。
久しぶりに本棚の前に座り込んで読んでいたら思い出したことがある。
私はこの本が大好きだったということだ。

はじめて読み聞かせた時のこと

私は娘が絵本を楽しみだした2歳くらいのときから
読み聞かせをよくしていたのだけれど、
毎晩寝る前に2冊、本を選ばせて読んであげていた。

実は私にはファンタジーがあって、
読み聞かせをしているうちに、ことりと寝てしまった
こどもの寝顔を眺めながら、そうっとそこを抜け出す、
というものだったのだけれど、これが、

一度もかなわなかった(笑)

娘は私が本を読んでいる間は絶対に寝なかった。
長い本でもそうだった。

そんな中の一冊がこの本。
あらすじはこちら(アマゾンより)

こんは、あきのおばあちゃんが作ったキツネのぬいぐるみです。あきが成長するにつれ、こんは古びて、腕がほころびてしましました。あきはこんを治してもらうため、こんと一緒におばあちゃんの家にでかけます。あきは、電車でこんとはぐれたり、犬に連れさられたこんを探したりと、何度も大変なめにあいます。こんとあきは無事におばあちゃんの家にたどりつくことができるのでしょうか?
互いがかけがえのない存在であるこんとあきの冒険の物語。

「こんとあき」をはじめて、娘に読み聞かせた時、
私は、娘をさしおいて

泣いてしまった

しかも感極まって、嗚咽に近かった。
このシーンだ。

画像2

こんの「だいじょうぶ。だいじょうぶ。」(字は小さい)
という声に泣いた。
本当に温かいストーリーなんだもの。

ラジオ番組でも取り上げられていました

娘が日本にいたころ、日曜日の朝、娘を送っていくために
車の中で必ず聴こえてくるのがこの番組でした。

ある日、こんとあき、について、熱く語る小川洋子さん
わたしたち、感激しました。
他にも私の好きな本がよくでてくるんです♪

最近では赤毛のアンもとりあげていました。
かとおもえば、横溝正史の八つ墓村、だったりもするんですよ。


林 明子さんの絵本のあじわい


「はじめてのおつかい」
「いもうとのにゅういん」

という林明子さんの絵本が好きだった娘。
林さんの本は、小さな女の子の目線が
とても上手に描写されている。
実際に林さんが自分の少女時代を投影しているのかな

ただのおとぎ話ではなくて、とっても身近で
懐かしくなるようなお話が多い。
ぜひ皆さんも、手に取ってみてくださいね。

娘の本棚には紹介したい本がたくさんあります。
その中で彼女が好きだった絵本をまとめて
次回は取り上げてみようかと思います。
児童書部門と絵本部門に分けたいと思っています。

💛今日の夢

日本の絵本をイギリスのこどもたちにも
紹介しました♪


この記事が参加している募集

読書感想文

いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。