【市役所職員が思う】読書好きな子どもが増えて欲しい
今日も来年度以降の予算や、方針を決めるための「ヒアリング」でした。
そのなかで、印象的だったのは「なぜ図書室の充実をしたいとお考えなのですか?」という問いへの回答。
図書を充実したい理由
「今、教育に求められている指標は『学力』。
学力を向上するためには、自ら学ぼうとする力、習慣が必要。
自ら学ぶ力を育むためには、小さい頃からの『読書』は有効。
読書好きなことと、学力は関連があると感じている。
学ぶ力の基礎として『図書』は有効だと思う。」
本を読もうとする、話を聞こうとすることは、学ぶ態度の基本。
私も、本が好きな人と知的好奇心の大きさには比例するものがあると思います。
好きだった本の記憶
私は、仕事を始めるまで、本を読むのは好きな方でした。
大人になって明らかに読書量は減りました。「なくなった」という方が近いかもしれません…
今、私が向き合うのは、老化と、学ぶ力の低下、ですね笑。
小学生時代、学校の小さな図書室の本は、辞書や図鑑の類いを除き、ほぼすべてを読みました。
私の子ども時代の愛読書は、百科事典です。
ページをめくれば未知の世界がぐんぐん広がる百科事典。いまでも大好き。
中学生時代は、隣の家の方が本をたくさんお持ちで、そのお隣さんから本をお借りして読んでいました。本棚には推理小説がたくさんあって、朝まで眠れなくなる体験は、「隣のおっちゃん」の推理小説が初めてでした。
高校生時代は、名作と言われている名作は国内外を問わず、「たしなみ」として読んでおこうと、片っ端から読みました。
名作は版権が切れていることが多いのか、意外と文庫本で安く買うことができたので、基本的に買っていました。
大学生時代は、村上春樹にどっぷりはまりました。ハルキストが高じて、英語訳でも数冊読みました。
勤め始めてからは、ビジネス書や自己啓発本をぽつりぽつりと。
ただ、
子どもを産んで育てているうちに、まったく本を読まなく・・・。
知的好奇心はステキ
今回のヒアリングでたぶん、図書の充実、図書担当職員の採用は通るんじゃないかと思います。
実はこれまで何年もトライして通らなかった案件です。
つくづく説明する力は大切ですね。
学校の先生も、ボランティアの方も、子どもが本を読もうとする、読みたくなる機会を上手につくってくれればいいなぁ。
自分の言葉で考える知的な子どもが、大人になり、地域の担い手として、これから増えてくれることを願っています。
知的でリベラルな人ほど都会に行ってしまい、
地方には戻ってこないことも、
実は感じているんですけど…
その話はまた別の機会で。
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