官民融合型組織で警察は民営化できるか
電電公社が民主化されて38年が経った.他にも日本郵政、国際電信電話が民営化されるなど徐々に日本は官営から民営化され官民合同の形や完全民営化されている.今はJRなんかも民営化の議論が進んでいるし多分次期に民営化がなされると思う.
なぜ民営化させるのか?と考えた時に1番手っ取り早い理解が経営の効率化になるからだ.電電公社に関しても赤字を黒字に立て替えるためには企業の持つイノベーション意識が重要になる.官営になると運営が税金になるため国としても動きづらいところがある.そこを民営に任せることでイノベーションを可能にするわけだ.
だから今後日本におけるインフラ的な部分の多くが民営化される可能性が高い.実際に郵政民営化で公務員からサラリーマンになったように、JRの駅員が公務員からサラリーマンになる可能性は十分にいえるだろう.
鉄道に関して少し話すと直ぐに反対勢力が出てきて鉄道愛を語るキモチワルイ害悪生物が出てくる.僕は以前高校生と話す機会があって地方の赤字路線は本当に必要なのか?について話してみた.
僕の見解はこうだ.「赤字になるくらいだったらいっそのこと撤廃して東京内し、地方都市に人工的な部分を集中させて少しでも鉄道料金を下げたり都内の電車量を増やすべきだ.」と言った.他にも「寝台列車をイレギュラーな日のみに運営するようなアクティビティ要素を含めて普通の寝台列車は必要ない.」などの話をした.
そこで言われたのが「地方の鉄道がなくなってしまうと重要な財産が失われてしまう.」「数十人のためにも運営しないと数十人の人を見捨てることになる」と言われた.
「じゃあお前が赤字分の差額を払えよ」という話だろう.税金で賄われている部分も考えて地方路線の大幅な料金上乗せや撤廃がうまくいかない.そこを民営化させれば赤字路線内に観光地かさせるプロジェクトを立ち上げやすくなったり、クラウドファンディングによる鉄道車両の保管も可能になる.そこを「数人のために」という議論は正直腐っていると思う.だったら都会に住むなりすればいい.そこを上手く決断するには民営化による資本主義企業の力が必要になってくるのだ.
僕は他にも官営のインフラ事業は民営化によって大きなイノベーションをもたらすと思っている.民営化により多くのコストカットが可能になるのは確かだ.例えば警察を例に取ってみよう.いつも誰からも見つからないように道路交通を見張っている白バイなんかは今後のAI技術で必要なくなる.白バイの存在をドローンに変えてAIが道路交通の安全を守ることができる.要は官民融合型の警察組織の新しい価値が考えられる.白バイ警察を導入するよりもコストは大幅に削減できるし、ドローンの強みは何よりも自由自在な行動範囲である.
場所を制限しないドローンであれば好きに動ける.事故が発生しても直ぐに現場の状況を伝える役割を持つし、犯罪現場などの監視にもなり犯罪者に対するプレッシャーのアプローチ面で言えば白バイの存在と比較にならないだろう.
そうやって民営化できそうな部分は行なう必要がある.それが今提示した官民融合型の存在であり、公務員の大幅なコストカットを目指せる.目標は半分以上の公務員のサラリーマン化である.本当に必要なのか?と懐疑的にインフラに目を向けて必要ではない部分は徹底的に削ぎ落とす必要がある.今の日本には既得権益がどっぷり我々の生活を支配してイノベーションを起こさせないようにしている.しかしいつまで経っても経済的な状況の打開策を生めないのは、官営による既得権益重視による政策決定で、リソース分配を上手く変えていかなければならない.
そのために今はまず官営期間の無駄を発見し徹底的に削ぎ落とし部分的な民営化を図って社会イノベーション、構造イノベーションを支える必要があるのだ.
ちょっと目が覚醒してる夜中の4時より.
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