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民主主義はオワコン宣言か

私の周辺だけかもしれないが最近


民主主義はゴミ」「民主主義は意味ない」「民主主義はオワコン

こんな声をよく耳にする。疑問に思うくらい耳にする。

しかし民主主義は多くの先進国で採用され日本では「間接民主主義」として政治を動かしている。

アメリカも政治の構造自体は違うが民主主義制度を採用している先進国の一つである。

しかし、それに納得していない人間が少なからず存在しているよう。

そこで今回は「民主主義はオワコンなのか?」「新しい仕組みとは?」

を中心にマクロの視点で見て行きたいと思う。



NOW

今後の民主主義を考えるにあたって大切なのは今の民主主義を理解する事だ。

今の民主主義(日本)は国規模で行われている。詳しく言うと「間接民主主義」である。

かつては直接民主主義であったが、規模が大きくなるにつれ政治を動かすのは国民の代表者に限られる構造を作り出した。

代表者以外の国民は代表者を投票で決める構造を作り出し、国民の声を反映できる政治家が代表者として国を動かす構造となった。

しかしこの構造には欠陥があるらしい。

実際に民主主義を取り入れている国は経済成長が乏しい結果が出ている。

それの証明として中国などの権威主義国家は経済成長しており、今も伸び続けている。

では今の民主主義には何の問題があり、何を変えるべきか?はたまた手遅れの状況なのか?

について触れていく。



少子高齢化のもたらす影響

今日本は少子高齢化と呼ばれる問題に直面している。

この問題は思った以上に深刻で、2021年に行われた衆議院選挙の全体投票者の内30歳以下の割合は約8.6%と言う結果を叩き出した。

これは若者が選挙に行くインセンティブが働いていない理由も考えられるが、それでもこの割合は異様な数字である。

多くが老人中心に動いている政治形態であることがデータを見て理解できると思う。

民主主義を唱える上で若者の意見は通らず老人の意見ばかりが通る構造は問題である。

老人を責めるつもりはないが、選挙において一人一票は平等なんかではなく「格差」である。

まずはこの事にについて理解してもらいたい。


「選挙に行こう!」

選挙が近づくと多くのメディアが「選挙に行こう!」と広告を張り出す。

しいし実際のところ選挙に行くためのインセンティブが存在しない。

さらに言えば若者の生活と政治活動はかけ離れている。

「僕は有権者だから選挙に行こう!」

と考えているのは全体の数パーセントにしかすぎない。

最近ではポピュリズム思想が乱立したSNSプラットフォームで若者に呼びかける謎のマニフェストを掲げる政党が増えた。

中にはMMTを基礎とした考え方が広まり、多くの場所で活動が活発化している。

お金がなければ刷ればいい

こういった極端に偏った意見が広まり、謎の抗議運動が進んでいる。

選挙運動も同じような事である。

今の有権者からさらに票を集めるためのキャンペーンにしか過ぎないのであるから。

しかし2022年度の選挙で思いもよらない結果が出た。

それはガーシーの当選だった。

私は驚いて夜も眠れなかった。

正直言うとこのガーシーの当選はいい意味でSNSが感情の劣化した人間たちの集まりで、ノータリンの集まりであることが分かった。

当選してすぐにドバイに渡り国会は休む。すると民主主義で当選したはずのガーシーに対する批判の嵐が起こった。

やっとSNSの活動家は政治に全く向いていない事が理解されたことであると思う。

そこが明確になった今、「選挙に行こう!」といっているのはメディアキャンペーンにしか過ぎないが言っている事は正しい。

しかし、選挙に行かない理由の背景には沢山の問題があり、行けていない状況が存在しているため、「選挙に行け」と呼びかけるのは思考停止状態に近い。

まずはそこの問題に対して国がレスポンスできる状況を作り出すことが求められるのである。


老人のオカルト精力


最近私は絶望する機会が増えた。

特に老人に対してである。

正直この老人に対して批判をすると大量の反発と嫌がらせを受けるのであまりピックアップはしたくないが最近この問題は社会問題になってきていると感じる。

それは老人の「オカルト精力」である。

最近見たTwitterのユーザーの中に50、60代のおばさんが今の政治について物議を醸し、謎の活動をし始める。

最近の例で言えば、「コロナワクチン問題」もその一種である。

誰も分からない問題に対して謎のデタラメ発言をし注目を浴びようとする。

一見の相関関係が正しいかのように発言する。因果関係は存在しなくても創り出せばいい。そんな考え方で充満している。

しかしその問題に足してスルーしていればいいものの、老人たちはYouTubeで永遠とオカルト動画を見続ける。

一言で言うならば「最悪」である。

この老人たちを救うのは簡単にはいかない。多分無理だろう。そんなに柔軟に問題を解決できる思考は持っていない。

もし持っていたとするならば、オカルト問題に触れずにスルーしているはずだ。

SNSの加速が思った以上に影響力が強く、そんな問題でサチってしまっている。

この問題は今後もっと増えていく。



謎のカルト政治団体

最近この手の政治団体、〇〇党が増えていると実感する。

ニュースを見ていても「本当にそうか?」「財源はどこから来るんだ?」「因果関係は?」と思うようなトピックが増えて来ている。

少し考えれば不可能な思想もどんどん広がっていき、謎のグループを作り上げて今の政治組織を批判する傾向が見られる。

要は政治の「お笑い化現象」である。

通常、お笑いはお客さんに対して喜んでもらえる笑顔になってもらえるネタを作りそれを売る。

それと同じ状態が今の政治でも行われている。

SNSを使った大衆向けのパフォーマンスである。

海外でも同じような状態は起こっている。

1番印象強いのはトランプ氏であると思う。

トランプがSNSで発言をすれば瞬く間にメディアが取り上げ、問題提起する。

SNSに限った話だけではない。

ブラジルのボルソナロ大統領は「ワクチンの副作用でワニに変身しても個人の責任である」と発言し全世界で話題になった。

これは民主主義の付きものであり今後も同じような政治家はどんどん増えていく。

日本でも最近「TikTok」に頻繁に出てくる政治家だったり、国民に対して自分の正当性を披露するパフォーマーが増えているのが自分の目で確かめる事ができる。

本当の問題とは何か?それに対してどんな結果を生み出せたか。

で判断する必要があります。自分の求める社会、形はどこにあるかを再確認して判断する必要がある。

しかしそれには膨大な時間と労力が必要になる。その時間が今の現代人にあるのか?が問題になってきている。

正直この問題を解決するのは難しく、今後も怪しい政治団体は確実に増えていく。

そこに対して自分なりにどう対策ができるか?どう対応していけるか?

を自身で考えていかなければいけない。



民主主義はオワコンか?

今回のテーマでもある「民主主義」。これは今の時代本当に終わりなのだろうか?

もしここで「民主主義は終わりだ。」と思っているならばそれは思考停止状態だ。

中国にでも行けと言いたい。

民主主義は国民が政治に参加するにあたって重要な考え方であることは忘れてはいけない。

社会主義、権威主義、独裁主義。いずれも国民の自由は制限される。

その中で見れば今の日本社会がどれだけ自由かがわかる。

では民主主義をどうすればいいのか?

答えは簡単だ。民主主義をアップデートすればいい。

皆さんの持つスマホも半年に一回程度OSのアップデートがくるように今の政治構造。民主主義をアップデートすればいいのである。

民主主義の基盤は常に必要である。

まずは実際にアップデート内容を考えていくことが大切である。

今回はアップデート内容について以前に書いたnoteで代用させて頂きたい。

やはり民主主義はオワコンではない。

今の経済状態から見ると。。。今後は資本主義を軸に民主主義が取り巻く状態が考えられるが、いかなる時でも民主主義が守られることは国民の自由に相当する。

これは一論に過ぎず多方からの見方が必要になる。

一部のエリートたちは資本主義を加速させ自分たちの思い通りな経済圏を築きたいだろうが、一般市民たちは自分たちの自由を求める。

中々難しい問題である。

そのせいで現在進行形で民主主義と資本主義が混ざり混乱を起こしている。

逆に言えば今は丁度いい絶妙な立ち位置にいるとも言える。


民主主義が揺らぐ


今の日本は民主主義によって構成されている。しかし、この民主主義はいつ崩壊するか分からない。

例えば今世界的に問題視されている「ウクライナ戦争」「台湾攻撃」は日本が巻き込まれる可能性は十分にあり得る。

戦争が起きれば民主主義は崩壊する。

これは日本が巻き込まれた場合を考えれば妥当である。

日本が戦争をふっかけなくても外的要因は十分に存在する。

その場面が訪れた時の対策が日本は全くと言っていいほど、されていない。

中には「日米安保条約があるじゃないか!」「戦争が起きればアメリカが助けに入る」と心から信じている人間がいる。

実際アメリカが助けに入る根拠は全く無い。

日本だけが被害を被る場合になれば、支援策は出さないだろう。

本当に悲しい状態である。

今の日本に必要なのは戦争が起きた時に対応できる能力を身につけることである。

以前の日本であれば必要なかったかもしれないが今を見れば戦争が起きない確証は存在しない。



最後に

今回のまとめとして私が言いたいのは「民主主義は今の日本にとって最善策である」ということ。

しかしこの民主主義のソフトウェアは古くほぼ使いものにならないと言う事。そのためにも今後はソフトウェアの段階的なアップデートが必要であると言える。

戦争が起きた時の適応」「少子高齢化に適応するから民主主義」「本当に必要な民意とは

など今の日本政治は問題でサチっている。しかしこれはマクロ視点であり、ミクロ視点が考えれば腐るほど存在している。

その中で生きる我々は今後どんな行動をしていけばいいのだろうか?

明日生きる為には何を知る必要があるのだろうか?

今回は「民主主義はオワコンか?」と提示したがこの記事をキッカケにもっと思考して欲しい。

私自身まだ知識が少なく、全体を理解できていない面も存在する。

この記事を通して私に反発・反論してくれたら嬉しい。

是非とも私のTwitter、コメント欄に反発意見を書いてほしい。




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