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SNSを狭めた一方向少数コミュニティに変換する

2006年3月21日にTwitterのサービスが始まって17年目を迎えた.SNSのコンテンツで言えば、TikTokが公開の3ヶ月目で1000万人ユーザーを獲得したのは衝撃が走った.確実にイノベーションの速度は縮んでいる.

今現在のX(元Twitter)のユーザーは日本国内だけで8000万人いると言われ、国民の半数以上がXというSNSを利用している.日本人のためにXが存在しているレベルで身近なライフスタイルの中にXが入っている.

これは世界のどこにいても日本人8000万人がオンライン状態で常に接続されている状態である.今までの歴史の中でコミュニケーションというのは一方向少数でのコミュニケーションが限界で今の状態は完全に人類史上初めての状態であるということが言える.

人類史上初めてによる多くの弊害も発生してしまっているのがこのSNSの現状である.

今回のnoteで伝えたいことを簡単に要約すると「人間のコミュニティは数十人規模が限界だから今のSNSから分散するシステムの構築が必要である」ということ.それを分解して考えていきたいと思う.

まず、人間のコミュニティは数十人規模が限界と題したが、これは日本人のルーツである人類がこの島に辿り着いたところから理解されている.

ダンバーズナンバーと言われることもあるが、これは人間としての生活空間、コミュニティ、共同体の限界が150人であると定めた概念だ.

この原理いくと今のSNSコミュニティは大幅に超越してしまった状態と言える.この問題を解決するにはコミュニティを狭めるしか方法はない.まず今のSNSの双方向多数コミュニティを見直し、分散型コミュニティに分け、ゲイテッドコミュニティを完成させる必要がある.

今SNSを見ると「取り敢えず反発する者」「非合理的な会話を行う者」「理解しているようで間違った解釈で拡散してしまっている者」「詐欺系の発信をしている者」と過剰に包摂したコミュニティになってしまった.

今行うべきなのはこのコミュニティを破壊し誹謗中傷の無い世界であって今の状態はユートピア的なディストピアになっていることがよくわかる.

少し前に「Club House」が流行ったがこれは多数方向へのコミュニティを避ける原理を応用し威厳まで狭めている面では最適だった.会員制にすることでコミュニティメンバーを減らしより健全なSNSを目指していた.目指すべきはこれ以上に狭めたゲイテッドコミュニティだ.

このゲイテッドコミュニティ内では自分の性格に合った人たちだけで構成されるのもいいだろう.

実際にバンダイナムコが「Under World」(今はサービス終了)と呼ばれるサービスをリリースしていた.このサービス内の相手は全員AIとなっていて自分が「疲れた」と送ればAIがその人の性格に合わせて優しく返信してくれる方式を採用していた.

今で言うところのSNS場でおけるBotだ.このBotは今SNS内にでもゲーム内にでも沢山量産されている.それを私たちはbotかどうかについては判断できないから、普通に会話ができる.

仮想世界というのはそういった仮想人間の大量生産が可能な部分も大きなメリットだと思う.

ダンバーズナンバーの人数だけだと物足りないから聴衆的なBotの量産を行なって実質的なかさ増しを行なっても面白い.

とにかく今僕らが目指すべきSNSの道はゲイテッド的なコミュニティを確立させて、誹謗中傷などによる人への心理的攻撃を避けなければならない.

皆が誹謗中傷は「よくないこと」と思っていても実際には存在しているわけでこれからも減ることも無ければ消滅することもないだろう.だったらよくないこととしてシステムの改変.アップデートが必要というわけだ.

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