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教育サービスの価値は「問題の解き方を教える」ではない。

このノートはお客さん向けではなく、我々、「家庭教師のレオン」で事務スタッフや家庭教師として働く可能性のある人に向けて書いています。
あくまでも一つの会社についての話ですが、これから教育産業に就職したいという方の参考にもなるかもしれません。

いずれにせよこのノートで代表である僕(木村)の価値観的なものが少しでも伝わればいいなあと思います。


受験の問題が解けることに価値はもはやない

教育産業もだいぶ変革を迫られているのではないかと思います。
「問題の解き方を教える」というサービスの価値が相対的に下がってきているのです。

最近では情報というのは基本的に無料で入手することができます。
インターネットが誕生してからこの流れはずっと続いてきました。
Google 検索を使えば料理の作り方やら科学知識やら何でも調べられる時代になってますよね。

これは勉強も同じです。
本屋に行けば質の良い参考書はいくらでも買うことができますし、無料で分からない問題をネット上で質問することができるサービスも出てきています。
YouTubeでは大手予備校と変わらないクオリティで受験範囲を解説するチャンネルだってありますよね。(ヨビノリとかめっちゃ面白いですよね笑)

この流れの中で、

生徒に勉強を教える → その対価としてお金をもらう

というモデルはもはや陳腐化しています。

お客さんからしてみれば、なぜ無料で勉強知識が手に入る時代にわざわざお金を払う必要があるのでしょうか。
教育産業には、勉強が好きだった・得意だったという人が多く集まってきます。
しかし今後は勉強ができるというだけで戦っていくのはあまりにキツイと感じています。


お客さんにどんな価値を提供できるか

こういう状況の中で教育サービスを提供する側はどういう価値をお客さんに届けていけばいいのでしょうかね。

当会は、まだまだ発足してから日が浅いですし、正直に言ってその確たる答えが出ているわけではありません。
しかし日が浅いながらも日々お客さんに満足いただけるように試行錯誤する中でなんとなくたどり着いた解のようなものがあります。

その一つは「自分の経験を販売する」ということです。

知識ではなくて経験です。

例えば中学受験をした人は、「つるかめ算の解き方」などの知識だけではなくて「中学受験」という経験をしたはずです。

・何年生から勉強を始めたのか
・どうやったら成績が上がったのか
・受験の時親とはどういう風に関わっていたのか
・受験で後悔していることは何か
・入学した中学はどんな感じだったか

こういった情報は教科書には書いていない経験知です。
そしてこれこそが、今お子さんが中受に臨んでいる保護者さんが知りたいことだったりします。

教師として働く人にとっては、 単に問題の解き方を生徒さんに教えるだけでなく、生徒さんと保護者さんの両方にこういった経験値を共有する事が一つの価値になります。

この「経験知」のような、お客さんに提供できる新しい価値をどんどん発見していける人と僕は一緒に働きたいですね。

この業界は本人が難しい受験問題を解けることにめちゃくちゃプライドを持っている人も多いのが現状です。
でも、特に裏方の事務作業に関わってもらう方は、必ずしも勉強が得意でなくてもいいと思ってます。

実際に派遣する家庭教師を探してみるとわかりますが、高学歴な人は世の中に溢れかえっています。
「生徒に先生を派遣してようと募集したけど、学力がある人が集まらなかった」という事態は基本的に起きないと考えて良いです。

また、派遣される先生にしても必ずしも勉強が超得意でなくてもいいと思います。
「とにかく面白くて生徒のやる気を引き出す能力に特化した先生が欲しい」というニーズを持ったクライアント様もいます。
先生の学力が求められる案件には、勉強が超得意な先生を探してきて派遣するのが僕達裏方の仕事でもあります。
そこはこっちで調整するので安心してくださいねということですね(^o^)

ということで今回は当会が求める人物像についてその一端を公開してみました。
まだまだ書きたいことはありますし、今後も別の投稿で書いていく予定です。

さて今回の記事を読んでピンと来た人は、我々にご一報ください。
いきなり面接とかそんな堅苦しいものはありませんので(多分)気軽に質問なりなんなりしていただければな、と。

infoあっとleon-study.com

連絡はこちらのメールアドレスまで。(あっとを@に変えて送信して下さい)

ぜひ、これまで教育業界にはなかった「新しい価値」を一緒に探していきましょう!

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家庭教師のメリットとは ?


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