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コントが始まる 6話 感想

今回は控えめに言って最高でした❗

こういうの求めていたんです♥️

ネガティブな感情や哀しみ、苦しみがあればあるほど、その中に光る笑いという人生のコントが見たかったんです。

心に切なくずしんと響いたり、面白かったりびっくりしたりで笑って泣いて最高の6話でした😉

個人的には3つの素晴らしさがありました。

1つ目は前述した通り、本気の真面目さと笑いの共存❗

2つ目は潤平(仲野太賀)と奈津美(芳根京子)のカップルの恋♥
恋愛ドラマじゃないけど、恋愛ドラマよりずっと素敵で感情が揺さぶられました。

3つ目は春斗(菅田将暉)の人間性に共感できたことです。
感じ方は人それぞれでしょうが、私は5話の感想で書いたように春斗のプライドが強すぎて壁をつくる攻撃性や未熟に思える精神性など、このドラマの中で唯一好きになれないキャラだったのです。
他の登場人物たちは皆それぞれ大好きなんです。
でも主人公の春斗に共感できないのが引いた気持ちになってしまうところがありました。

でも今回の春斗は素敵に見えました♥

潤平のために、潤平の彼女の奈津美に動いて当たっていく行動力。
上の画像は一流企業に勤める奈津美の会社の前で、自転車で待ち伏せする春斗です。
「変な人いるから絶対目を合わせないでおこうと思ったぁ」なんて言われます。

春斗は潤平とギクシャクしている奈津美に語ります。
「あいつ、十年前から変わってないわけじゃないんだよ。奈津美を笑わせたい一心であえて変えてないんだよ。それが唯一の武器だと思ってるからさ。だって変わるのなんて簡単じゃん。大人のふりしてガキくさいことを全部否定すればいいんだからさ。でも一度ガキくさいことを否定したらもう2度と戻れないんだよ。昔できてたことって簡単にできなくなるからね。」
「何が言いたいの?」と奈津美。
「潤平よりも魅力的な人は奈津美の周りにもたくさんいると思うし、これからもたくさんの出会いがあると思うよ。でも潤平みたいな奴にはもう出会えないと思った方がいいよ。それは覚悟した方がいいと思う。」

↑覚悟した方がいいと言い切る言葉に、潤平を尊ぶ春斗の本気の気持ちを感じました。

「春斗ってこういうこと言うキャラだったっけ?」
奈津美が言います。
春斗がさーわからんといった照れた感じになります。

マジに春斗ってこういうキャラだっけ?と私も思いました。
いい意味で🙂
急に成長したけど、どうした春斗❗

春斗は奈津美にマクベスの最後の単独ライブのチラシを渡します。
チラシの裏には何かが書かれています。
それが例の楽しい楽しい逆サプライズ❗だったんですね。

潤平が人の家で足を洗わせてもらう設定がここに生きました。
浴槽からいきなり奈津美が現れて、自分が奈津美に仕掛けようとしたサプライズを逆に仕掛けてくるなんて、潤平はどんなに嬉しくて驚いたことでしょう♥

瞬太(神木隆之介)がつむぎ(古川琴音)に餃子パーティーを提案するところから、春斗の計画だったなんて。
奈津美に渡した逆サプライズの計画書がマクベスの最後の単純ライブのチラシの裏というのも、意味がありますよね。
私は前に感想で奈津美がライブに来ないのはマクベスを本当の意味では応援していないからと書きましたが、春斗はマクベスの最後の潤平を奈津美に見に来てほしかったんだと思います。

ところでパンサー向井さんがラジオ「向井の喋り方」で同じトリオのお笑いとして、マクベスが売れるための改善ポイントを提案したのです。
すごく面白かったので書きます。

向井「まあ今までのマクベスのネタをぱあっと見ていった時に恐らく菅田さんがツッコミなんですよね。トリオの関係性の中で菅田さんがネタ書いて、演出とかもけっこう厳しいんですよ。仲野さんにお前もっとちゃんとやれよ!とか言うんですよね。だからたぶん菅田さんが一番権力を持ったトリオですよ。あれね、権力持ってるツッコミのコンビやトリオはほぼ失敗します。あくまでもツッコミはボケがいるからこそできる職業だということを忘れてしまったら、もう破綻するんですわ。で、あのマクベスというトリオを見た時、絶対一番に笑いをとる面白い人は仲野さんなんですよ。キャラが面白いから」
向井「僕の理論があるんですけど、トリオの点数はトリオの看板の点数っていう論があるんですよ。例えばロバートで言うと秋山さんが一番面白い。となるとロバートの点数って秋山さんの点数なんですよ。三人の平均とかじゃなくて。秋山さんが100点を取ったらロバートは100点の面白さだよねってなるんですよ。例えばパンサーの看板が俺だとしたら向井は70点から80点しか取ることできません。パンサーは70点から80点のトリオってことになっちやうんですよ。まさに今マクベスはその状態です。菅田さんが一番の看板で俺が笑いを作ってるっていう感じでやっちゃってるからマクベスは70点から80点のトリオです。仲野さんが一番面白いトリオに見せるとマクベスの点数は90点から100点になるんですね。」
向井「でも菅田さんが仲野さんを見下してるっていう描写があるんですよ。その時点でマクベスはうまくいきません。仲野さんを面白く見せるコントをつくって下さい。そしてプライベートでも、いやぁ俺らのトリオって仲野のお陰で成り立っているよなっていうふうに嘘でも言って下さい。そうするとマクベスは上手くいくと思います。」

なるほどなーって思いました。

解散を決めた5話で特にパンサー向井さんがおっしゃるような傾向が、春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)の関係性に見られました。

ネタ合わせで(潤平が気が入ってなくて)春斗が「おい、ちゃんとやれよ!ダラダラすんな!」と潤平をバシッとはたきます。
「頭からやろう」と言う春斗に「言う通りやりゃあいいんだろ」と潤平は覇気なく言います。
春斗「おい、今なんつった!」

高校の同級生の小林勇馬(浅香航大)の依頼した仕事を春斗が断った件も潤平は「俺たちになんの相談もなく断った?」と聞きました。
春斗「勇馬がお情けでくれた仕事やんのかよ。(笑って)勇馬、潤平のことなんも気にしてなかったわ。わだかまりなんて一個もないって言ってた。まだ気にしてるの逆に新鮮だって。高校時代から時間止まってんじゃねーのって笑ってたわ」
勇馬はそんな言い方じゃなかったのに悪意のある伝え方をして潤平を傷つけるなぁと、春斗に嫌悪感を抱きました。
潤平「もう疲れたわ。ずっとだよ、ずっと。マクベスやってて良かったなあって思うことの方が圧倒的に少ないわ。なんでこんな虚しい気持ちになってまで続けるんだろ。お前に見下されて世間にバカにされてもう平凡じゃないふりするの疲れたわ」
「じゃ、やめたいって言えよ!」春斗は怒鳴りつけます。

5話まで見た限り、春斗に見下されていると潤平が感じる気持ちはよくわかりました。
ボケが大事にされなくて萎縮してしまっては面白くならないということでしょう。

でも解散が決まって、6話の春斗は潤平に対して温かい気持ちを見せて周囲を巻き込んで行動します🙂
春斗に何か反省や気づきがあったのかもしれません。
もし心の奥では潤平をずっと尊んでいたのなら、もっと素直に表現できていたらと思います。

ところで中浜里穂子を演じる有村架純の酔っぱらいの演技、最高に面白いですね❗

おっさん口調で絶品の演技です🙂

ブランコに乗ってアルプスの少女を高らかに歌うのもヤバそうな世界観を放出していました🙃

毎回、酔っぱらいの里穂子を見たいなあ♥

1話から5話もずっと感想を書いています。

次回もまた楽しみに見て感想を書きたいと思います。

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