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五月祭とポニー、そして記憶の話

五月祭が三年ぶりに開催され、行って来ました。

しつこく続く?コロちゃん騒動のため人数制限があり、抽選で当たったので行くことができたのです。

入場できる門も決められ、私は農学部の門より
入りました。

身内が縁があって合格した大学なのですが、
受かる前から五月祭や駒場祭に毎年行っています。

初めて行った時、東大生有志団体のお笑いが
めちゃくちゃ面白くてはまってしまい、
毎年、春秋と楽しみに通ったのがその理由です。

コントという設計図に緻密に張られた伏瀬の回収、落ちへ向かう爆発力、ひねりの効いた落ち、表現力が溜め息が出るほど秀逸で、
彼らが卒業から解散となった時はショックを受けたほどです。

でも落研のお笑いも面白いので、今回は五月寄席のコントを楽しみました。

表題より話がそれました。

つまり五月祭には毎年通っていましたが、農学部の方へ足を運ぶことはありませんでした。

農学部は一番端にあり、他の学部のキャンパスへ行くには陸橋を渡らなければならないからです。

今年初めて農学部より入構。

入ってすぐのところにある上野英三郎博士と
ハチ公の銅像。

上野博士が長期出張に行ってしまった時、
ハチ公はずっと待っていて、
待っていることを知らなかった博士は驚いたそうです。
博士と再会したハチ公は大喜び♥️

とても可愛いです。

✨♥️♥️✨♥️✨♥️✨

馬術部によるポニーとの触れ合い

みたいな貼り紙がありました。

農学部グラウンドに行ってみます。

大人にも乗馬の声かけをしていたので、思い切って申し出ました。

馬術部の男女の方々はとても感じ良く対応してくださり、乗馬することに。

子供が小さい時にどこかで試乗させたことはありますが、

自分が乗るのは生まれて初めてです!

乗馬代2000円と餌やり代500円をお支払いします。

怪我をしたら保険が出るそうですが、
怪我をした人はいないそうです。

救命具に似たベストを着せられ、ヘルメットもかぶります。

ポニーをなでているのは私です。

とても可愛い♥️

ポニーは賢くて意志があり、単純に言うなりにはならないそうです。

でもこのポニーはおばあちゃんなので、穏やかということです。

実年齢は二十歳位だけど、馬の中ではおばあちゃんだそうです。

カットされたにんじんを手のひらに置くと、ペロッと食べてくれます。

生温かい舌の感触に、一頭のおばあちゃんポニーとの確かな触れ合いを感じました😀

一つ食べるたびに可愛くてなでてしまいました。

✨♥️✨♥️✨

いよいよ乗馬です。

本屋にある程度の脚立を置かれ、そこに乗ってからポニーにまたがるよう言われます。

私は脚立に乗った時、またがる前に

もしポニーが動いたら怖いな。

と意識してしまいました。

前回の記事「トートバッグを無くしそうだと思ったら無くした」でも書きましたが、

意識は現実をつくります。

ネガティブな意識がポニーに伝わったのでしょう。

ポニーがぐいっと動いたのてす。

またがる途中じゃなくて良かった😂

ポニーは嫌な顔をして振り返りました。
本気で嫌な顔だった。

私はポニーに微笑みました。

するとポニーの表情が変わったのです!

あーあなたなのね。
私に乗ろうとしているのは。
わかったわ。待っててあげる。
ゆっくりお乗りなさい。✨

そういう表情になりました。
いやマジで。

私は心より安心して、またがりました。

馬術部の方々が左右についてポニーを誘導して進みます。

想像したより、すごく揺れます。

めちゃくちゃ心地良くて楽しかった♥️

グラウンドの一角を2周したところで、
渡しておいたスマホで写真を撮ってくれました。

乗る前に聞いたのは2周か3周します、とのことなので、3周してくれないのね、とがっかりしました。

するとポニーがぐいっと動き出し、
もう一周乗せてもらうことができました♥️✨

降りる時は脚立無しで、両手をぐいっとポニーに押し付けて降りるように言われました。

私は写真を撮ってもらう時にマスクをはずし、
それを手に持っていたので、片手がほぼ使えません。
ヘルメットが邪魔でもう一度マスクをするのは無理でした。

マスクお持ちしましょうか?
と付き添いをしてくれた男子大学生が申し出てくれましたが、
他人のマスクなんて不潔でしょうから遠慮し、
片手の力で降りました。
マスクを持ったグーの手をポニーに強く押し付けたら可哀相なので。

上手く降りれて良かった♥️

大げさでなく本当におばあちゃんポニーとの心の交流を感じ、感動しました✨

♥️✨♥️✨♥️✨♥️

抽選にて入場者を絞った為、以前は人出が多くて歩くのも混雑していたのに、すっきりしすぎて寂しい気持ちになりました。

私はコロちゃん禍ではなくコロちゃん騒動で茶番と思っているから、世の中がまだこんなにも混乱して、
学生たちが窮屈そうにするのが悲しいのです。

気を取り直して、以前は子供たちが並んで出来なかったゲームにも挑戦してみました。

テニスサークルの出店では、テニスボールを打って的に当てるゲームをやっています。

テニスは久々です。

重りのついたペットボトルやカゴがあり、1等から5等まで書いてあります。
その前にはラケットが吊るしてあり、邪魔して動くのです。

何球か練習があり本番です。

ノーバウンドで球を打って的に当てます。

私はコツをつかみ、5等のペットボトルを倒し、4等のカゴにも入れました。 

どうせなら残り3球は1等を狙おうと思い、打ったところ当たったのです!

けれど倒れませんでした。

でも1等に当たった時は
うわっ!と驚かれたので、嬉しくなりました。
 
4等の商品群から、こんなに可愛い金魚のポストカードを貰いました。
マグネットで冷蔵庫に貼って、しばらく楽しむつもりです。

ちなみに1等はスタバの商品券でした。

♥️✨✨♥️✨♥️✨

調子に乗って射的にも挑戦。

私は射的は確か苦手だった記憶があります。

しかし、お祭りの射的より距離は近いので

これは狙えるな、と私の意識はポジティブになりました。

係のお兄さんにジャンケンで勝つと球が増えるのですが、負けました。

5球か6球渡されて、気持ちを的に集中させます。

まず当たりやすい10点を倒しました。

次は的の小さい50点を狙います。
2つ倒しました!

あれ?私はこういうのが得意な人間に変わったんだな、
人って幾つになっても進化するんだな、と思いました。

調子に乗って100点を狙ったけど、かすりもしませんでした。

しかし110点と合計点数を報告すると、ビックリされました。

前のカップルのめちゃくちゃ撃ち方が格好良かったお兄さんが110点で私と同点、
彼女さんの方は10点だと言っていました。

マスクケースを5枚も貰いました。

マスクケースか、と思ったけど、ゲームの成果として何かを得るのは素敵なエンドマークなのだとテンションをあげました😀✨

✨♥️✨♥️✨♥️✨

ストリートパフォーマンスで、マスクをしながら歌っているのを見た時、苦しそうだなと思ってしまい複雑でしたが、

ダンスミュージカルを見た時、パフォーマーの大学生たちは大勢でノーマスクのきらきらの素顔で踊りまくり、

陽キャがきらきらしてる!

眩しくて魅入ってしまいました。

自分自身の性格は陽キャだったことが無く、私の身内も陽キャはいません。

陽キャは住む世界が違うので、陽キャに対して心の距離を置き、感動するということはなかったのですが、

煩わしいマスクを取った陽キャたち。

彼ら彼女らが羊たちの日本に風穴を開けるのでは?

と閃いたのです。

迫力があり素敵なパフォーマンスでした。

私ももちろんノーマスクで見ていました。

♥️✨♥️✨♥️✨♥️✨

さてタイトルの記憶の話です。

♥️✨♥️✨♥️✨♥️

家に帰って夫にポニーに乗ったことを話します。

すると夫は予想通り「恥ずかしくなかった?」と聞いてきました。

「他にも大人が乗ったので恥ずかしくないよ」
と言うと、
予想通り納得していました。

その後、夫は予想外の事を言うのです。

「前にもポニーに乗ったよね」

「私が? 何言ってるの。乗ってないよ」

「子供が乗った後、ついでに乗っていた記憶があるよ」

「私は乗ってないって! 今日が初めてで感動したんだから」

強めに否定すると、夫は首をひねりながら話を終わらせました。

私は夫が引いたことで、あれ?もしかしたら私はポニーに乗ったのを忘れてる?と思い直しました。

子供が乗った時というと、10年位前でしょうか?
子供が小さい時は家族旅行もあちこち行ったし、遊園地にもよく行きました。

私の性格は好奇心が強く子供みたいなところがあるので、子供に便乗してポニーに乗る、という行為はいかにもやりそうです。

全く記憶に無いですが!

ポニーに乗るのを、ポニーという生き物との触れ合いを感じずに、遊園地のアトラクションみたいな気分で乗ったんなら、あっさり忘れちゃったのかもしれません。

自分の行動を、他人の方が覚えている。

こんなことは前にもありました。

✨♥️✨♥️✨♥️✨

社会人になって数年経った同窓会で、
目立たない真面目系の男子だった人が私に話しかけてきたのです。

学生時代、街でばったり会ってお茶を飲んだの覚えてる?
と。

私はその人と二人で何か話した記憶はあったのですが、お茶を飲んだ記憶はありませんでした。

その通り伝えると、その人は複雑そうな変な顔をしてさあーっと去ったのです。

あれだけ変な顔をしたのだから、お茶を飲んだのかもしれません。

けれど覚えてないからって、あからさまに立ち去るのも、なんなんかな?と。

自分が覚えていないことにも、相手の変わり身の早さにもびっくりしたのです。

覚えてないと言った後に普通に話していたら、
すっかり忘れていたんでしょうが、

覚えてない→さっと立ち去る

これが印象的で、かと言ってこれまで別に思い出すこともないエピソード記憶が、

夫の中の記憶で、私がポニーに乗ったことを言われたことで思い出されたわけです。

同級生の顔も名前も覚えてないけど、
変な顔をされたエピソード記憶だけが、紐づいて思い出されたんです。

記憶って不思議ですね。

♥️✨♥️✨♥️✨♥️✨

しかし!

今回、ボニーに乗ったことは忘れない自信があります✨♥️

ポニーとの触れ合いが心の風景に刻まれたからです。

このnoteに記したことも、忘れない記憶になる
一助となるでしょう。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます😀

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