れもんさわあ

難しいことはわからないけれど、いつだってワクワクしていたい。 会社員 / 26歳 / …

れもんさわあ

難しいことはわからないけれど、いつだってワクワクしていたい。 会社員 / 26歳 / 本と映画と、うたが好き

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まだ若いんだから、なんてほんとは誰も言いたくない

「まだ若いんだから」 先日の母との電話で言われた。正直またそれかと思った。 母だけでなく、これまで何人の大人に「まだ若いんだから」と言われたことか。 大抵はその後ろに「何でもできる」とか「何にでもなれる」が続く。 そう言われる度に、若いからなんだ!昔とは違うんだ!と言い返したくなる。 人生100年といわれる時代で、私は20代を折り返したところ。 確かにまだ若いと思う。 だけど、”若い” ことと ”何でもできる” ことはイコールではないとも思う。 高校生の頃、将来の夢は歌手だ

    • 私の日常ってラッキーとアンラッキーの割合が完璧なんだけど、ちょっと激しくない?

      私の毎日には、ちょっとした暇つぶしに使える程度の事件が度々起こる。 ちょっとした、というのは例えば…会社のエレベーターを待っている数分の間、聞いている人を飽きさせない程度。 だけどそれが毎週のように起こって、悲しいと嬉しいがちょうど半分ずつくらいでやってくるから驚きだ。 いつからこんな事件だらけになったのかは思い出せないけど、気付いたらこんな生活だった。 奇跡のチケットその1ディズニーのチケットがあっさり取れた。これはかなり嬉しい事件だった。 久しぶりにディズニーに行きたく

      • 人生の調子がいい時のアドバイスは、勢い余って暴力になることもある

        会議の時間が迫り、準備に追われて久しぶりにランチを食べ損ねた午後、スマホがメッセージの到着を知らせた。 通知にはここ数年連絡を取っていない大学時代の先輩の名前。 急に連絡してくるなんてどうしたのだろうとメッセージを開くと、外出自粛で暇してるから話したいという内容だった。 特別仲が良かったという訳でもないが、近況も気になったのでその日の夜電話することにした。 彼ときちんと話すのは卒業以来だと思う。 数年ぶりに聞いた声は相変わらず元気そうで、大学時代を思い出して懐かしくなった。

        • やりたいことを薄めないと決めた

          しばらく連絡を取っていなかった友達と久しぶりに電話をした。 お互いの近況を報告し合い、あっという間に2年程の距離を埋めた後は、自然と仕事や将来の話になった。ちょうどそういう年齢に差し掛かっているからだろうか、最近誰とでもそんな話をしている気がする。 友達の何人かは、社会人3年目の終わりを待たずに転職した。私も同じころに今の仕事に転職している。 社会人になる前は、まさか自分がそんな短期間で会社を辞めるなんて想像もしなかった。 就活生になって進路を考えた時、居心地の良い空間を作

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        まだ若いんだから、なんてほんとは誰も言いたくない

          映画を見た、窮鼠はチーズの夢を見る

          少し前の日曜の夜。公開を楽しみにしていた映画を見に行った。 想い続け、想われ続けた2人の話。幸せにも、悲しくも見えて、見る人によって少し違うエンディングになるのではと思った映画だった。 ※ネタバレにならないよう気を付けていますが、公開を楽しみにしていた方は鑑賞後に友達と感想を言い合うような気持ちで読んで頂ければ嬉しいです。 大学のサークル勧誘で一目惚れしてからずっと想い続けている先輩と再開し、少し強引に心に踏み込んでいく今ヶ瀬。 いつも何となく、流れに身を任せて恋愛をして

          映画を見た、窮鼠はチーズの夢を見る

          大人の余裕でリミッターを外す

          2週間前の土曜日、私はギターを購入した。 演奏どころかギターに触れたことすらなく、何が良くて何が悪いのかも分からないまま、とりあえずネットでポチっとした。 子どもの頃から歌うことが好きで、歌手になりたいと思ったこともあるほど音楽が好きだった。 小学生の頃、両親にピアノを習いたいとお願いした。その時は却下されてしまったが、音楽をやりたい衝動はその後も事あるごとに顔を出し、高校に入学してすぐに軽音楽部に見学に行ったりもした。ギラギラした青春真っ只中の先輩達に圧倒されて入部を諦め

          大人の余裕でリミッターを外す

          写真を撮った、恋だと気づいた

          少し遠出をする時は、いつもカメラを持っていく。カメラが好きな父がプレゼントしてくれた小さめの扱いやすいカメラで、景色や友達を撮影するのが好きだ。プロみたいにカッコいい写真は撮れないけど、自然体な友達の姿を撮れた時はつい嬉しくなって何度も見返してしまう。 週末は久しぶりに魚釣りに行った。釣りと言っても本格的なものではなく、山奥の静かな渓流に作られた釣り堀での釣り体験。 前に勤めていた会社の同僚と、外出自粛で延期になっていた計画を満を持して実現した。 日程が決まってから1週間、

          写真を撮った、恋だと気づいた

          コンビニのコーヒーがいつも買えない

          シューっという蒸気の音とともに香ばしい香りが広がる。最近のコンビニコーヒーのクオリティはとても高い。私のお気に入りはカフェラテだ。 自粛期間中は外出の回数を減らすため、ミルクフォーマーまで買って家で再現しようと試みた。最初は泡がたっぷりのラテに興奮していたが、やっぱり同じようにはいかなくて今ではすっかり棚の奥に息をひそめている。毎朝コーヒーの香りに包まれながらゆっくりと身体が目覚める、なんて丁寧な暮らしは私には難しいようだ。(まだ諦めてはいない) 今日も仕事の合間に自宅近く

          コンビニのコーヒーがいつも買えない

          お酒の勢いってほんとに怖い

          お酒に失敗は付き物だと思う。 酔いつぶれて記憶を失くすほど乱れることは無くても、泣き上戸、笑い上戸、説教に自慢話、永遠に続く恋愛話など、思い出すと恥ずかしくなる経験に心当たりがある人は多いはず。 私もお酒を飲むのが好きだ。友達と外で飲むのも好きだし、家で一人晩酌するのも好き。 最近流行りのリモート飲みはそのハイブリッドみたいで気に入っている。 昨夜も地元の友達4人と仕事終わりにリモート飲みをしていた。 久しぶりに顔を見ながら近況を話していると自然とお酒も進む。自宅にいる居心

          お酒の勢いってほんとに怖い

          彼女はプラズマクラスター

          私の親友はプラズマクラスターだ。 私に友達がいないとか、機械が友達とかではなく、親友が私にとってそういう存在だという意味で。 「プラズマクラスターはシャープだけ♪」 とエアコンや空気清浄機のCMで流れてくるあの歌、一度は聞いたことがあるはず。 でも何者なのか、何がいいのか全然知らなかった。うちもあるのに。 シャープのHPによると、+と-のイオンを発生させて、そのイオンが空気中のウイルスと結合し、空気を綺麗にしてくれる。しかも静電気まで除去してくれて、浄化した後イオンは水になっ

          彼女はプラズマクラスター

          駐輪場のソファ

          いつものようにエレベーターに乗ろうとして、ふと来た道を振り返った。 絵が飾られているのとは反対側の壁にA4の紙が1枚貼られている。 駐輪場に放置されているソファですが、お心当たりの方はゴミシールを購入して捨てるようお願い致します。 翌日の夕方、ごみ出しのために1階に降りた時もその注意書きは貼られたままだった。 ごみ捨て場のすぐ近くの駐輪場には、貼り紙の通りにソファが置いてあった。 明るめの茶色、暗めのクリーム色とも言えるシンプルな二人掛けソファが、苦しそうな姿勢で壁にもた

          駐輪場のソファ

          曜日別、毎朝仕事に行きたくない私のなだめ方

          心理学やメンタルトレーニングは全く関係ない。 朝「会社行きたくなーい!!」と叫びながら、なんだかんだ仕事に向かう私の ”ご機嫌取り” の方法。 休む理由を探しながら、残りの有給の日数を思い出す、残念なモーニングルーティンのご紹介といったところだ。 月曜日:毎週訪れる地獄言うまでもなく月曜日は会社に行きたくない。まだまだ寝ていたい。 朝から上司の顔は見たくないし、会議でのプレゼンは果てしなく億劫だ。 よくわからない横文字だらけの会議は、聞いているだけで心が削られる。 …ああも

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          適当な好きも、それはそれでいい

          人の記憶は ”声” から忘れ、最後まで残るのは ”匂い” だと聞いたことがある。 まだ5月が始まって間もないというのに、夏のように暑い日が続いている。 23時、アイスを買いに近くのコンビニに向かった。 部屋にいる時も窓を開けていたのに、外に出ると部屋とは違う特有の匂いがする。 春と夏の間の、少し冷たくて植物や土の匂いが混ざったような、何とも言えない空気。 季節の変わり目のこんな空気の時は、いつもよりゆっくり、耳をすませながら歩くようにしている。 ちょっとした夜の散歩が、結構

          適当な好きも、それはそれでいい