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お酒の勢いってほんとに怖い

お酒に失敗は付き物だと思う。
酔いつぶれて記憶を失くすほど乱れることは無くても、泣き上戸、笑い上戸、説教に自慢話、永遠に続く恋愛話など、思い出すと恥ずかしくなる経験に心当たりがある人は多いはず。
私もお酒を飲むのが好きだ。友達と外で飲むのも好きだし、家で一人晩酌するのも好き。
最近流行りのリモート飲みはそのハイブリッドみたいで気に入っている。

昨夜も地元の友達4人と仕事終わりにリモート飲みをしていた。
久しぶりに顔を見ながら近況を話していると自然とお酒も進む。自宅にいる居心地の良さで酔いが回るスピードもいつもより早いような気がした。
おしゃべり好きな私はいつも自分の話ばかりしてしまい、翌日思い出しては後悔するのだけど、今回も例によって誰よりも話していた。
そして酔ってくるとより一層調子に乗る。
最初は仕事や将来の真面目な話をしていたと思うが、上機嫌な私はnoteを始めたことや、日記やエッセイのようなものを投稿している話までしてしまった。
わざわざnote用にTwitterのアカウントを作り、友達や家族にバレないよう使う写真も慎重に選ぶほど警戒していたのに、お酒の力は本当に怖い。
投稿内容に興味を持ってくれたことに気を良くして、「え~?絶対教えないよ~?」とか言いながらあっさりアカウント名を言ってしまった。
典型的な酔っ払いだった。
すぐにその場で検索した友達がご丁寧にグループLINEにリンクを貼ってくれた。
その時は感想も聞いてみたいしまあいいかと思っていたが、今朝起きて改めて考えると猛烈に恥ずかしい。
すぐに過去の投稿内容を読み返してみたが、さらに叫びたくなった。
元カレとの思い出に浸りながら深夜のコンビニに行ったりマンションの駐輪場に放置されたソファから妄想を繰り広げたり、違う意味で完全に酔っている姿を今この瞬間も中学時代からの友人に晒しているかもしれない。
恥ずかしすぎて二度と地元に帰れなくなりそうだ。
匿名の良いところは、ドラマみたいな臭い台詞も理想だらけの痛い妄想も、読んでくれる人それぞれの好きなビジュアルで再生されることだ。
友人が私の投稿を読んだら、きっと登場人物は私で再生されるだろう。
そんなの恐ろしすぎる。けど今さら読まないでと言ったところで、フリにしかならない。ならせめて、どうせ読まれるならせめて、イケメン俳優や美人女優で脳内上映してほしい。自分や彼氏に置き換えてくれてもいい。
間違ってもSNSに投稿なんてことはしないで。(決してフリではない)

子供の頃は酔っぱらった大人達を見て、あんな大人にはなりたくないと偉そうに思っていた。
大学生のように騒がしくて楽しいだけの酔っ払いならまだ可愛いが、仕事のストレスや満たされない自己承認欲求が溢れ出て止まらない大人にはなりたくないと。今まさにその悲しい大人に近づいている気がする。
何事もほどほどに、上手く付き合える大人になりたい。
酔っぱらって調子に乗った昨夜の自分にバカ野郎と叫びながら、このまま彼女たちの記憶が薄れて、あのリンクが他のメッセージで埋もれてしまうことを祈るばかりだ。
もうこの投稿を見てしまっている友人達よ、頼む、墓場まで持って行ってくれ。

#エッセイ #日記 #日常 #れもんさわあ

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