「ちゃんとしよう」と思う
別に、誰かの定義で「ちゃんとする」ではない。
そもそもポンコツなので、みんなに合わせようと頑張っても、高が知れている。
私が周りを見ていると、蝶を追いかけてはぐれたり、空を見上げてぼんやりし始めたり、手元足元がお留守になり、肘や足の小指を強打して痛い目を見るだけだ。
殿(しんがり)を務めているパワフル存在に手を繋いでもらって、「置いて行かないで」とべそをかきながら歩いていくことにする。
敵に追い付かれたら追い付かれたで、そっと混ざって、またその群れの最後尾まで転がっていこう。