響子

北九州市在住。趣味は読書、バードウオッチング、書道など。日本の文化や歴史が大好き。心が…

響子

北九州市在住。趣味は読書、バードウオッチング、書道など。日本の文化や歴史が大好き。心がけていることは、毎日丁寧に暮らすこと。

最近の記事

この本との出会い⑦『不要不急ー苦境と向き合う仏教の智慧』

「マスクがない!」 「消毒液がない!」 「トイレットペーパーがない!」 といった極度のパニック状態はあれっきりでしたけど、一向に終わりそうにない、新型コロナに振り回される生活は続いています。 一年前は、「来年にはある程度、以前の生活に戻れるんではないか」と思っていましたが、次々ウィルスは変異していってるし、ワクチン接種は思うように進んでいない状況からして、まだ当分落ち着く気配はありません。 繰り返し出される緊急事態宣言にも、ため息が。 そんな中、出版されたこの本の

    • セルフレジについて思うこと

      先日、久しぶりに無印良品で買い物をしました。 買ったものは、文具や化粧品などの小さなものばかり。 驚いたことに、店員さんが通してくれるレジは1台だけ。セルフレジが8台くらい設置されていて、その周辺には、お客さんに不都合がないかを見回っている店員さんが一人おられました。(今はそんなの常識なんでしょうが、なんせ久しぶりに行ったものですから) 買い物かごを持ってレジに向かっていると、「こちらでどうぞ」と言われて、セルフレジに案内されました。 「えっ?」と思いつつ、案内される

      • この本との出会い⑦ 『夜中の薔薇』

        向田邦子著 先日NHK BSの『アナザーストーリー』という番組で、40年前に台湾旅行中に飛行機墜落事故で亡くなった、向田邦子の生涯を追っていました。向田さんは脚本家からエッセイスト、小説家へと転身し、直木賞を受賞した翌年に亡くなりました。享年51歳。亡くなって以降も、彼女は私の最も好きな作家の一人です。 直木賞受賞の記者会見で彼女が見せた、人生を達観しているかのような風貌を見て思いました。今の私より数年若い歳で既に身につけている、成熟と言えるようなものを、今後私にも備える

        • クロネコのペンケースの横に、我が家の黒猫が座っていたので、思わず写真を撮りました。

        この本との出会い⑦『不要不急ー苦境と向き合う仏教の智慧』

        • セルフレジについて思うこと

        • この本との出会い⑦ 『夜中の薔薇』

        • クロネコのペンケースの横に、我が家の黒猫が座っていたので、思わず写真を撮りました。

          数年に一度あるかないかという寒波で、大変なことになっている地域があります。積雪のため休業せざるを得ない人達もいらっしゃいますが、病院や介護施設など、どうしても休めない職場で働かれる方達、大変ですね。どうぞ通勤路で怪我などされませんように。

          数年に一度あるかないかという寒波で、大変なことになっている地域があります。積雪のため休業せざるを得ない人達もいらっしゃいますが、病院や介護施設など、どうしても休めない職場で働かれる方達、大変ですね。どうぞ通勤路で怪我などされませんように。

          寒さは苦手ですが、この時期葉を全て落として、枝だけになった木を眺めるのが好きです。「これから必ず青々となってみせますから」と言ってるようで、希望を感じさせてくれるのです。

          寒さは苦手ですが、この時期葉を全て落として、枝だけになった木を眺めるのが好きです。「これから必ず青々となってみせますから」と言ってるようで、希望を感じさせてくれるのです。

          近所の神社に初詣に行ったら、手水舎の水面が花で埋め尽くされていました。美しい‼︎

          近所の神社に初詣に行ったら、手水舎の水面が花で埋め尽くされていました。美しい‼︎

          薄っすらと流れる雲

          薄っすらと流れる雲

          #note書き初め 一年の計は元旦にあり

          すでに1日オーバーしてしまいましたが、今年の目標を考えてみました。 ・毎朝の散歩を続ける。 ・昨年習った着付けの技術が衰えないよう、週1回は和服で外出をする。 ・しばらくお休みしていた書道のお稽古を再スタート。 ・10年以上前に中断していた、塩野七生の『ローマ人の物語』の14巻以降を完読する。 ・週に1回はnoteの投稿をする。 と、ここにきてあらためて気がついたのですが、全く新しいことを始める計画が一つもないこと。 元来好奇心が旺盛で、何かと新しいことに飛びつ

          #note書き初め 一年の計は元旦にあり

          年が明けたと思ったら、あっという間にもう今年も残すところ後1日。 コロナの影響も引き続き心配ですが、少しでも希望を見出していきたいものです。 来年も佳き歳でありますように⭐️

          年が明けたと思ったら、あっという間にもう今年も残すところ後1日。 コロナの影響も引き続き心配ですが、少しでも希望を見出していきたいものです。 来年も佳き歳でありますように⭐️

          この本との出会い⑥ 『ネガティブ・ケイパビリティ』 -答えの出ない事態に耐える力-

          帚木蓬生著 日常はモヤモヤっとしたことで満ちています。 ある物事を自分の望む状態にしようと思っても、そうなることもあればできないこともあります。というか、できないことの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。 私たちは常に、「正解を出さなければいけない」という思い込みに支配されていますし、そうすることを周囲から求められていることが多いように思います。 最たる例は、学校教育ですね。他国のことはよく分かりませんが、日本では受験勉強に主眼を置いた学習がなされているようですね。

          この本との出会い⑥ 『ネガティブ・ケイパビリティ』 -答えの出ない事態に耐える力-

          この本との出会い⑤ 『こねてのばして』

          ヨシタケシンスケ著 ときどき絵本を読みます。 単行本や文庫本をもう一度読み直すのにはちょっと時間がかかりますが、絵本であれば簡単に読み直せます。 ひたすら考え事が頭から離れなかったり、忙しくて余裕のないときのちょっとした気分転換の方法の一つが絵本を読むことです。といっても、持っている絵本のすべてのヨシタケシンスケさん作のものです。 かわいい絵と、ユーモアに溢れた文章で作られている彼の絵本は、こどもが楽しめるのはもちろんのこと、むしろ大人が共感できるような、ときおりブラ

          この本との出会い⑤ 『こねてのばして』

          この本との出会い ④ 『先に亡くなる親といい関係を築くためのアドラー心理学』

          岸見 一郎著 両親の介護をするようになって、10年以上が経ちます。 といっても、具体的に「いつから」ということなく、なんとなく介護が始まっていたというところでしょうか。 何か大きな病気や怪我をし、後遺症が残ったので介護が必要になったというわけではなく、二人とも徐々に今までできていたことができなくなってきたのです。 今までできていたことができなくなり、衰えていく姿に接する度に、戸惑いを感じ、困惑し、悲しい思いを抱いてきました。激しい喧嘩をしてきたし、決して仲の良い親子で

          この本との出会い ④ 『先に亡くなる親といい関係を築くためのアドラー心理学』

          この本との出会い③ 『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』

          鈴木 祐  鉄人社 数年前から更年期障害の影響で、心身の不調が現れてきました。それまで、更年期障害の辛さの話はいろいろなところで聞いていましたが、自分が体験するとは全く思っていませんでした。 「明日は我が身」とはこのこと。健康のことに限らず、突然見舞われるいわゆる不運などについても言えること。 すっきりしない気分、身体のだるさやあちこちで出てくる痛みなどにどんな解決方法があるのだろう?ネットでも書籍でも、これでもか、というくらいに情報はあります。が、どれが最適だっ

          この本との出会い③ 『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』

          この本との出会い② 『歴史をさわがせた女たち 日本編』

          永井路子 (文春文庫) 昔の女性たちは現在の女性たちより不幸だったのか?タイムマシンで過去の時代に戻って生きてみない限り、比較できませんよね。 とかく一般的なイメージとしては、男尊女卑の世界での弱々しい存在、政略結婚の道具、三歩下がって夫に従う、など、主体性の発揮を阻まれているという感じでしょうか。 現在のように職業選択などない時代に、自分たちの運命を嘆いた女性もたくさんいたのでしょうが、そんなもの無くてもよかったんじゃない?ということを教えてくれた本の一冊が、この本で

          この本との出会い② 『歴史をさわがせた女たち 日本編』

          この本との出会い① 『センス・オブ・ワンダー』

          レイチェル・カーソン著   最近、すっかりペースが落ちましたが、本を読むことがとても好きです。 今まで読んだものを思いついた順で一冊ずつ挙げて、あれこれと書いてみることにしました。 まずは、『センス・オブ・ワンダー』から。 分子生物学者である福岡伸一さんの本に紹介されていました。福岡さんの文章は科学者ものというよりは、文学的です。 その福岡さんに影響されてこの本を買い、読んでみました。 ある雑誌に掲載されたものを膨らませて単行本にする予定でしたが、完成される前に病で亡

          この本との出会い① 『センス・オブ・ワンダー』