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セルフレジについて思うこと

先日、久しぶりに無印良品で買い物をしました。

買ったものは、文具や化粧品などの小さなものばかり。

驚いたことに、店員さんが通してくれるレジは1台だけ。セルフレジが8台くらい設置されていて、その周辺には、お客さんに不都合がないかを見回っている店員さんが一人おられました。(今はそんなの常識なんでしょうが、なんせ久しぶりに行ったものですから)

買い物かごを持ってレジに向かっていると、「こちらでどうぞ」と言われて、セルフレジに案内されました。

「えっ?」と思いつつ、案内されるままにセルフレジで商品のバーコードをスキャンしていきました。読み取りの性能はとても良く、手間取ることはありませんでした。レジの隣には、大小様々なサイズの紙袋や、割れ物の梱包用のクッション材などが、綺麗に整理されて置かれていました。適当なサイズの袋に、商品を入れていきました。

周囲を見回すと、他のお客さんは皆様慣れていらっしゃるようで、スイスイとスキャンされ、袋詰めもスムーズにされていました。

店員さんが通してくれるレジのお客さんは一組だけ。

「ふ〜ん、無印までこうなったか」と思ってしまいました。

常に混雑するようなディスカウントストアや、食料品スーパーなどにあることは分かっていましたが、「無印でも?」という違和感とでも言える気持ちが湧いてきました。ネガティブな反応をする私はきっと、世の中の流れについていけないタイプの人間なのでしょうね。

無印良品の商品は、衣料品にしろ、食品にしろ、雑貨にしろ、クオリティがよく、スタイリッシュなものばかりです。ファーストフード店のスマイルサービスのようなものがなくても、商品自体で顧客を満足させる力は十分ありますので、ファンは多いと思います。社会的地位をすでに獲得しているブランドですから、ファンが離れることを考えにくいでしょう。

曜日や時間帯によっては、レジに並ぶお客さんが多く、待ち時間が長くなる、ということを考えて、セルフレジでの対応を考えられたのでしょう。

今の時代って、私たちは常に忙しくて、「待つ」ということに不寛容になってしまいましたからね。

しかし、私は思いました。

これから使うのを楽しみに買った商品を、自分でレジ通しをして、自分で袋詰めして持ち帰るって、なんか味気なくない?

洋服なんか買ったら、自分で畳んで袋に入れるの?それって私の仕事?

やっぱりお金払った後は、「お買い上げ、ありがとうございました。またお越しください」って言われたいよね、と。

今度の買い物の時は、ちょっと待ってもいいから、店員さんのいるレジカウンターに並ぼうと思います。



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