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美術館・展示会感想

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美術館の企画展、写真展などの紹介・感想
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モネ -連作の情景- (上野の森美術館) | 感想

モネ -連作の情景- (上野の森美術館) | 感想

『モネ 連作の情景』東京展にいってきました。

モネの絵のみの企画展という非常に珍しく、貴重な本展。日時指定チケットで初日の閉館ギリギリに滑り込んだため、そこまでの混雑もなくゆっくりと見ることができました。

入って左に折れると展示が始まります。なんと、初手で鮮やかな睡蓮の情景が。こちら、実際に足を踏み入れると蓮の葉が動き、波紋が発生してこぽこぽと音が鳴ります。絵に入り込んだようで、楽しい…!

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テート美術館展(国立新美術館) | 感想

テート美術館展(国立新美術館) | 感想

テート美術館展に行ってきました!

英国を代表する国立美術館テートから「光」をテーマにした名品約120点が一堂に!とのことで、光とアートを巡る200年を体感してきました。

今回、一番びっくりしたのはほとんどの作品が撮影OKだったこと。ありがたいですね…!

1部屋目から、今回の目玉であるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの絵が続きます。
生涯を通して自然を描くことに熱中したターナーの、淡い

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物語は変わる🦌 | 写真展感想

物語は変わる🦌 | 写真展感想

トナカイさんこと松本慎一さんの写真展・「物語は変わる」に行ってきました。
会場は銀座のCO-CO PHOTO SALONさん。三連休最終日の午後ということもあり、大盛況でした。ビルから出てくる人がみなトナカイ柄の紙袋を持っていて、なんだか嬉しくなります。

トナカイさんは、私が大学生のころからひっそりと好きだった写真家の方です(私がフィルムカメラをはじめたきっかけの方でもあります)。

去年、私た

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和のあかり〜極彩色の百鬼夜行〜 / 目黒雅叙園・百段階段

和のあかり〜極彩色の百鬼夜行〜 / 目黒雅叙園・百段階段

今年最後だなぁと思いながら、浴衣を着て向かいました。

目黒にあるホテル雅叙園東京はもとは高級料亭。名だたる芸術家たちに描かせたという壁画や天井画などの館内の装飾は今も楽しむことができます。

さて、お目当ては百段階段。
現存する唯一の木造部分であるこの部分は、食事を楽しむための7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。2009年に東京都の有形文化財に登録されているそう。

毎年夏に開催されて

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